アーツ・コミュニケーション・ラボでは
アーツセラピーの社会への普及をめざし
・必要とされる方たちへの提供
・セラピストの養成
・セラピストが活動しやすい環境の提供とスキルアップ
・海外のアーツセラピー情報やアーツセラピストを招いたワークショップ
などを提供していきます。
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アーツ・コミュニケーション・ラボ
理事長の北尾真理子です。
いつもブログをお読みくださり
どうもありがとうございます。
お盆休みはいかがお過ごしでしたか?
私はというと、遠出の予定もなく
近場で友人とランチをしたり
たまっていたアイロンがけをしたり…。
ウエストのゴムが伸びきった
パンツの修理までこなしながら
静かに過ごしていました
そしてもちろん
気になっていた
部屋の片づけにも着手。
…したはずなのですが。
空き箱、空き缶、空き瓶🥫
「いつか使えるかも」と
取っておいた雑誌の山。
コラージュ素材
ワークショップ用の端材
参加者が残していった
“味のある”紙切れたち
気づけば、部屋の一角は
“創造の予備軍”で
埋め尽くされ
片づけようとするたびに
「これはまだ手放せない…」
の声が聞こえてくる始末。
そう、これぞ
アートセラピストあるある。
片づけようとすると
創作の可能性が邪魔をする
現象です。(涙)
さて、当法人では
音やアート、リズムが
トラウマの治療にどのように役立つのか?
なぜ、
多様なクライアントに
アプローチできるのか
ワークや
医学的な根拠
海外最先端の事例
表現アーツセラピスト
ミッチェル・コザック博士の
研究結果に基づく
事例などから学べる
表現アーツセラピーにおけるアチューンメント
オンライン講座を開講しております。
表現アーツセラピー教育の分野では
その規模や歴史と共に
世界最大級ともいえる
マサチューセッツ州
ケンブリッジにある
レスリー大学において
表現アーツセラピーの
前ディレクターであり
教授
医療カウンセラーの資格を有し
表現アーツセラピストとしても
認定されている
ミッチェル・コザック博士から
オンライン上で
直接学ぶことができる
体験貴重な講座です
講師のミッチェル・コザック博士
講座には通訳がつきますので
日本語で学ぶことができ
資料は全て翻訳付き!
翻訳付きの資料は
受講しないと手に入らないんです。
そして
この講座には
講座サポーターとして
トラウマ療法の専門家
表現アーツセラピスト
ジョーンズ・美香博士が
グループコンサルティングを
ご提供してくださいます
講座サポーターのジョーンズ・美香博士
表現アーツセラピーにおけるアチューンメント
オンライン講座は
アートセラピスト
ソーシャルワーカー
カウンセラー
教師・講師、介護士、
音楽療法士、臨床心理士など
対人援助職の方が
なぜ、音やアート、リズムが
トラウマの治療や
多様なクライアントに
効果があるのか?
表現アーツセラピーにおける
アチューンメントを
実体験、理論的に理解し
クライアントに提供できるように
なるための講座です
先日本講座の第3回目を
開催しました
*受講生のみなさま
この日のテーマは
「体現化された共感と創造的知性」
です。
人の気持ちや考えは
心の中に留めているだけでは
周りの人や自分には
見えませんよね。
考えていることや気持ちを
アーツを用いて
目に見える形に表現することで
周りの人に伝わったり
自分でも気持ちに気づけたり
みんなでわかり合うことが
できるようになります
このように
体現化された共感をもつことは
他の人の経験を
理解するために必要なことです。
アーツを目にしたり
耳にしたりすることで
「感動」したことを
体現化するわけですが
そうするためには
アーツに関わる時
素材、音、色や形と
あるいは
自分が存在している
空間と親密な関係を
築く必要があります
その結果
体現化された共感とつながり
フロー状態を導けるようになります。
フロー状態とは
深い感情の状態を
共有する能力とも
呼ばれています。
この日は
8月6日、広島
8月9日、長崎への
原爆投下から80年
ということで
最初に、
それにちなんだ儀式的な
ワークが行われました。
ワークを通して
身体やマインドに
どのような影響があるのか
を感じていきました。
当日は
・表現アーツセラピーの理論
・伝統的なドラムと儀式
・インド音楽の伝統的なラーガ
・クリエイティビティーとは
・多重知能理論
・体現化された知性とは
・アクティブイマジネーションの研究
・思いやり(体現化された共感)
などといったことをはじめとして
体現化された知性と
新しいアイデアを考えたり
工夫したりすることで
課題の解決や状態を改善する力
として必要な
創造的知性
受講された方からは
このような
ご質問をいただきました。
『以前、子どもが
暴力的な絵を描いたりしたら
危険な兆候なので
止めなければいけない
と別の講師から言われた
ことがあります
もし、
こちらが止めなければ
いけない状況があるとしたら
どういう場面なのか
また、その場合
どのように対応したらいいのか?』
もしかしたら
あなたも同じように
悩んだことが
おありかもしれませんね。
ミッチェル博士は
この受講生のご質問に対して
『どんなものでも
子どもが
それを表現している時は
絶対に止めるべきでは
ありません。
子どもたちが内側に
閉じ込めているものを
表現することは
素晴らしいことだと
私は信じています
そこで表現されている
エネルギーを
遊びに変える方法があるので
それを実践していきます』
とおっしゃり
現代社会の状況や
なぜ、
表現を途中で止めてはいけない
のかといった
詳しい理由と
止める必要がある場合、
それはどういう時なのか
アートワークを提供する上で
専門家として
必要不可欠な心構え
また
表現されたエネルギーを
遊びに変えるための
体験ワークのアイデアも
教えてくださいました💡
実は、
広島に原爆が投下された
8月6日の3日前
ミッチェル博士から
2015年7月に広島で開催された
表現アーツセラピーの
パフォーマンスに関する記事が
送られてきました。
受講生の皆さんにシェアして
ほしいということで
遠く離れたアメリカにお住いの
ミッチェル博士が
日本の人たちに対して
想いを馳せてくださった
思いやりにとても感動しました🥲
そして
講座の冒頭で
行われた祈りの儀式ともとれる
ムーブメント、描画、言葉を書く
というワークを通して
参加していた受講生全員が
被爆者の方々に対して
共感し、思いやりを持つことが
出来たと思います。
受講生の中にも
ご親戚の方が広島や長崎で
原爆の体験をされたという方も
おられました。
人によって、感じることや
思いの馳せ方、つまり
思いやりの気持ちの
持ち方は異なりますが
大切なことは
相手に対して、どれだけ
共感できるかということ
なのだと学びました
たとえ、いかに
相手が持つエネルギーが
暴力的ものや
ネガティブなものであったとしても
自分自身が同じような
エネルギーを感じた体験がある
ということはとても大切だとも
ミッチェル博士はおっしゃいました。
アートセラピスト
ソーシャルワーカー
カウンセラー
教師・講師、介護士、
音楽療法士、臨床心理士など
対人援助職として
活動していると
クライアントが抱える
暴力的な感情や
深いネガティブなエネルギーに
触れる場面は少なくありません。
ミッチェル博士が
語っていたように
そうしたエネルギーに対して
「自分にも似たような感覚を抱いたことがある」
と認めることは
実はとても大切なことなのです。
けれども
それは簡単なことではありません。
自分の中にある
“負のエネルギー”を怖がらず
嫌悪せず、否定せずに受け入れること。
それは
頭ではわかっていても
実際にはなかなか
できるようでできないことですよね…
それでも
私たちがまず
自分自身の内側にある
その感覚に向き合い
受け入れることができたとき
初めて他者の苦しみに対して
深い共感が生まれるのだと思います
それは
表現アーツセラピーという場において
単なる技術や知識以上に
大切な“在り方”であり
セラピストとしての
根幹を支えるものなのかもしれません
表現アーツセラピーにおけるアチューンメント
オンライン講座の
募集は終了いたしましたが
当法人では
世界最先端の
アーツセラピー関連の情報を
「アーツセラピーについて
さらに知ってみたい!」
と思われている方々に発信し
普及啓発を続けることをお約束します。
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