US FJクルーザー ATF圧送交換 その2 | 河内長野・富田林・大阪狭山 車の車検・修理・カスタム Auto car lounge A.R.I

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大阪の河内長野で小さな車屋を営んでおります。
毎日の出来事を綴っていきたいと思いますので
みなさんどうぞ覗いてってください。お願いします。

ATF交換をご依頼いただいたUS FJクルーザーですがAT内部の洗浄とストレーナー交換が終わったので次は組み付けを行ってから抜いた分のATFを補充します
ここからやっとこさATFの交換作業を行なっていきます。
ATFはオイルパン内部のATFを抜いても実はAT内部のトルコン内にATFが残っています。。
それをトルコン太郎というマシンを使ってATに直接トルコン太郎を接続してATFをろ過し、ATFを循環させながら交換していきます

こちらのFJクルーザーには約全10リッターちょっとATFがはいっております。
オイルパンから抜けたATFは約4リッターでしたので抜けた分の新油4リッター入れてから圧送交換していきます。

圧送交換を行いましたがトルコン内には古いATFが約6リッター残っておったのでこのように完全には綺麗になりません。
こっから数リットル新しいATFを使って洗いと言う作業をしていきます

当店はアイシン製のATFを使ってオートマ内の洗いを行ってからWAKOS製のATFを最後に投入します
別にアイシン製のATFも悪いわけではないです!笑
メインに使ってあげても全然いいATFかと!

洗いが終わったら最後にメインのWAKOSセーフティSを使って10リッターほど圧送交換を行います
とっても綺麗になりました!


こちら真ん中が、最初に採取したオートマ内のATFです
左側が新油で右端が今のオートマ内を循環しているATFです

最初に比べるとほぼ新油に近い状態です。
これで一旦ATF交換は終了ですがこの後完全にオートマを冷やしてから今度は油量の調整を行います

ここからは診断機を車両に繋いで油量の調整を行っていきます
一旦完全に冷やしてからエンジンを始動して油温を人肌の温度ぐらいまで油温を上げていきます。
ATFは油温があがると膨張して油量が増えていきます。

この車の油量の調整はオーバーフロータイプといって
油温があがっていくと油量が増えていく仕組みを使って一定の油温になると増えてしまった余計なATFを排出して油量を調整すると言う仕組みです。
だいたい油温が40度くらいでうちは油量調整を行います


これで油量調整は完了です。

作業が終わって試乗に出ましたがトルクも向上し、変速ショックが低減され気持ちよく走ってくれました!

ATF交換は車の走りをかえてくれます。
燃費も向上するのでオススメのメンテナンス作業かと思います。。