自分の人生に、ときどきご褒美をあたえるということ | タロットのささやき、こころの景色

タロットのささやき、こころの景色

大田区・東急沿線にあるプライベートスペースで、
マルセイユタロットリーディングをおこなうHARUです。
おやつとお茶を楽しみながら、じっくりゆっくりタロットを介してじぶんと向き合う時間。
月に数回、定期的にカフェ鑑定も行ってます。

職場の同僚とひさしぶりにランチ。
その子のたっての希望で、
お店は
青山の「ビストロ・ブノワ」に決定。
懐寂しき乙女だけれど、
せっかくの「ブノワ」だもの3500円のランチメニューに奮発する。

片側が全面ガラス張りの狭い吹き抜け階段、
そこを上がっていくと、
奥に長いフロアーが登場。

これだろう!
「広すぎず狭すぎず適度に落ち着くステキ空間」ってやつである!!!

渋谷駅からだと宮益坂を上り切った青山学院の向かい、
ビルの10階である。
階段側のガラス窓には視界を遮るものがまったくなくて、
遠く眼下に(おそらく)代官山やら中目黒やらが望め、
解放感がある。
けっして広いとはいえないのだけど、
アンティーク風の
(リアルアンティークかもしれない、様式もわからないもんで、とりあえずアンティーク風としとく)
重厚な家具がピンポイントで配置されていて、
落ち着くのである。

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(ケータイで横位置で撮影した写真をPCに取り込んで
回転させるところまではできたんだが、
そいつがどうしてもアメブロのほうに読み込めない。
もう何回も何回もやっているけどどうにもできない。
で、あきらめてそのまんま張り付けた)

スパークリングワインを飲みながら、
酸味の効いたソースであえた厚切りサーモンとジャガイモを、
そしてやわらかく脂身の甘いポークを、
ライ麦の自家製パンを食べ、
イチゴのシャーベットとゼリーを食べ、


ああ~~~~
もうっ、
しあわせだなあ~~~~~~~!!


経済的にも一家の大黒柱だった母が突然往ってしまい、
のんべんだらりんぬくぬくと甘え過ごしてきた私の生活は、
激変してしまった。

貯金通帳の残高と財布のなかみを考えるだけで、
いらいらして不安だった。
こなさなければならない家事やら手続きやらで、
いつもいつも忙しくて混乱していた。

将来のことを考えると、
ただただ漠然と怖くなった。

でも、
すこしだけ生活に慣れて、
ときどき、
友だちとすこしだけぜいたくをしてみることをおぼえた。
おいしいものを食べること。
そうすると、
手放しで幸福なきもちになってしまうのだ。
自分のことも周囲のことも許せるきもちになるのだ。

たとえ体重が増えても、ね。
たとえ給料日までの1週間を2000円ですごさなくちゃいけないとしても、ね。

それでも私は、
ポークにそえられたソースから立ち上るニンニクのかおりを、
いちごのゼリーに添えられたミルクアイスのなめらかさを、
食後のコーヒーのほろにがさを、
思い出せばやっぱりしあわせな気分になれるのだ。