チャペックのこいぬとこねこのお話〜どんな結末であってもハッパーなお話です！〜

ヨゼフ・チャペック（１８８７〜１９４５）の描いた

こいぬとこねこのお話のシリーズ。

「こいぬとこねこのシリーズ」は

チェコでは約１００年も人気で

いまだにチェコの書店では

平台（基本、人気書籍が置かれます。）に置かれている

ずっと愛されているお話です。

前回から

「おいしいケーキを焼いたお話」を紹介させていただいております。

↓前回のお話…

「チャペックのこいぬとこねこのお話〜ケーキ作りはヤミ鍋ではありません〜」

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12853900181.html

今日はこいぬの誕生日、

そして、

こねこの”名前の日”でもあるのです。

チェコでは

”名前の日”というものがあり、

毎日が誰かの”名前の日”なのです。

だから、チェコの人は

誕生日の他にもう１回

お祝いする機会があるのです。

羨ましいですね。

二人はお祝いにケーキを

作ることにしました。

自分の好きな食べ物を

なんでも入れれば

おいしいケーキが出来上がると思っている

こいぬとこねこ…

何か違うような気がしますが、

二人とも張り切っています！

いろいろなものを入れて…

どんなケーキができるのでしょうか？（苦笑）

ここまでが前回までのお話…

さあ、材料は入れ終わったみたいです…

”闇鍋”みたいな感じになっていますが…

さあ、焼きます。

大きな鍋に入れ替えます。

二人ともワクワクドキドキです！

コンロにケーキを乗せ…

焼き始めます…

十分、焼いた後、

外に出して

冷まします。

それを見ていた

隣に住むクロイヌ…

お腹が空いていた

クロイヌは

熱々のケーキに飛びつきました！

ガツガツ食べます！

余程、お腹が空いていたのでしょう。

一気に平らげてしまいました…

喉が熱々なので

水をお花の水やり用のじょうろに入っていた

水を飲み干しました。

そして、どこかへ行ってしまいました…

ケーキが冷めたかな？

…と思って、

外に出てきたこいぬとこねこ…

でも、どこにも

お鍋はありません。

その代わり、どこからか

唸り声が…

「うーん、うーん…」

見ると、

隣りのクロイヌが

お腹を抑えて

呻いていました…

クロイヌがケーキを食べたことを

理解したこいぬとこねこ…

「こら、僕たちのケーキだぞ！

どうしてくれるんだ？」

こいぬが怒ります！

でも、こねこが

たしなめます。

「もう、いいじゃないの。

隣りの家に行って

御馳走してもらいましょうよ。」

「それもそうだね。」と

言って、

隣りの家に昼食をご馳走になりました。

あまり怒りが持続しない

こいぬとこねこでした（笑）

なにはともあれ

素敵な昼食になったようです。

こいぬとこねこの

「おいしいケーキを焼いたお話」の絵本ございます！

「こいぬとこねこはいつも一緒

おいしいケーキを焼いたお話」

税込1000円で販売！

世界中で愛される
ヨゼフ・チャペックのこいぬとこねこのお話。

チェコの本屋さんに行けば、
必ず目にする絵本です。
チェコの人たちは誰もが
チャペックのこいぬとこねこを
通り過ぎます。
元気でのんびりやのこいぬと
優しくておしゃれなこねこが
繰り広げるお話。
好奇心いっぱい、
チャレンジ精神旺盛の二人は
ドジで見当違いの失敗ばかりですが、
めげることなく
いつだって底抜けの明るさでいっぱいです！
そんな姿に微笑ましくなります！

そんなこいぬとこねこが

ケーキ作りに挑戦します！