最高傑作「ふしぎな庭〜少年たちの逆襲!〜」 | チェコチェコランドのイベント・商品情報ブログ

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チェコアニメのキャラクターたちを中心にチェコの絵本などを紹介しているチェコ・チェコランドのイベント・商品情報ブログです。

 

チェコアニメの不朽の名作

作 イジー・トルンカ

監督 ブジェチスラフ・ポヤル

「ふしぎな庭」シリーズ

舞台となる

”お庭”の

自然の瑞々しさと

少年たちと動物たちの

楽しいやりとり…

”芸術性”と”面白さ”が合わさった

”チェコアニメ最高傑作”とも言われています。

 

 

この「ふしぎな庭」は全部で5話ございます。

少しずつご紹介させていただいております。

 

前回から

第4話「銀紙に包まれたネズミの話」をご紹介しております。

 

↓前回のブログ↓

トラを捕まえろ〜ネコを釣るぞ!〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12853704175.html

 

 

”お庭”に遊びに来た少年たち…

いつも邪魔するネコを

なんとかしたいと

”魚の形”のチョコレートで

ネコを釣ることにしました!

 

でも、ネコは釣れません。

今日はネコはいないのでしょうか?

少年たちが”お庭”に入ると…

 

元気のないネコがいました…

一体、どうしたのでしょうか?

 

ここまでが前回のお話…

 

 

ネコは少年たちに気づきました…

「なんだ?お前たちか、遊びに来たのか?」

全く元気がありません。

 

少年たちも気になって

聞きました。

「どうしたのさ、ネコくん。

元気がないじゃないか?」

 

 

 

ネコは答えます。

「歯が痛いんだ。

お腹も変だし…」

 

聞く限り

虫歯と食べ過ぎみたいですが…

 

「あのいまいましい

ゾウたちが

お前たちと仲良くしろというんだ。」

 

ゾウというのは

いつも少年たちに親切な

お庭に住むゾウたちのことですね。

 

このゾウたちが

ネコに少年たちに親切にするよう

ネコに言ったようですね。

優しいゾウたちですね。

 

「それで

あのゾウたちが

”銀紙に包まれたネズミ”をくれたんだ。

それをお前たちと一緒にたべろ、というんだ。

 

”銀紙に包まれたネズミ”?

一体なんのことでしょう?

少年たちはわかったようです。

ネズミの形をしたチョコレートだな!

銀紙に包まれているんだ。

お父さんがお土産に買ってきてくれたことがあるよ。

とっても美味しかったなあ。

僕らにも頂戴!」

 

 

「もう全部食べたよ。」

 

あらら、たくさんの銀紙のゴミが…

 

せっかく、仲直りに

ゾウがくれたのに…

 

「なんだって?

独り占めするから、

虫歯になるんだよ。

よし、僕らが治療してやるよ。」

 

「よーし、”お医者さんごっこ”だ。」

 

子どもの悪ふざけほど

怖いものはありません(笑)。

 

「診察しまーす。

…すぐに手術だ。メス!」

 

 

「や、やめてくれー!」

ネコは騒ぎます。

 

「患者は静かにしてくださーい!」

 

少年たちの悪ふざけに

ネコは参ってしまいました。

 

「口を開けてくださーい。」

 

「ドクター、手術ですね。」

 

「うむ。」

 

「もう勘弁してくれ!

許してくれ!!」

ネコは悲鳴を上げました!

 

「これに懲りたら、

これからは

悪口は言わないようにね。」

 

「…わ、わかったよ…」

 

いろいろありましたが、

今日は少し、ネコくんと距離が縮まったかもしれませんね。

 

 

ゾウたちのおかげかもしれませんね(笑)

 

 

次回からは

いよいよ最終回の

「クジラのラジク」です。

 

 

【ふしぎな庭のお話】

1.動物が好きな男〜小魚がクジラに…?〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12850294562.html

2.動物が好きな男〜こいぬがゾウに…?〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12850440237.html

3.動物が好きな男〜ネコちゃんは…?〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12850695874.html

4.広がる霧〜時を超えてお庭が…〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12851347609.html

5.広がる霧〜まさか、あの可愛いネコちゃんが…?〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12851837394.html

6.広がる霧〜まさか、あの可愛いこいぬが…?〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12851909341.html

7.トラを捕まえろ〜まさか”トラ”では…?〜」

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12852189958.html

8.トラを捕まえろ〜激突!少年たちvs ネコ(トラ?)〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12852849362.html

9.トラを捕まえろ〜ネコを釣るぞ!〜

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12853704175.html

 

 

“人形アニメ最大の巨匠” ブジェチスラフ・ポヤル監督についても

以前投稿したブログで詳しくご紹介させていただいております!

 

▼ブジェチスラフ・ポヤルのストーリー①

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12732240288.html

 

▼ブジェチスラフ・ポヤルのストーリー②

 

川崎市多摩区の

「チェコのアニメと絵本の店」では

「ふしぎな庭」のDVDや

フィルムブック、ポヤルについての書籍を

販売しております!

 

 

 

≪2024年6月の営業日≫

6/8(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 受付終了

6/15(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 予約受付中!)

6/22(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 予約受付中!)

6/29(土)15時〜19時

(※19時〜「チェコチェコ講座 予約受付中!)

https://ameblo.jp/a-a-agallery/entry-12853336120.html

 

 

 

 

DVD「ふしぎな庭」シリーズほか(計80分)

 

税込2500円で販売しております!

 

トルンカの築き上げた詩的でファンタジックなテーストに

ポヤルがエンターテイメントの要素を付け加え、

芸術性とエンターテイメント性が融合した「ふしぎな庭」シリーズは

”人形アニメの完成形”と言われています。

 

第1話の「動物が好きな男」(1974年/15分)は

シリーズのプロローグ的なお話で物語の舞台となる

”お庭”が出来るまでが描かれています。

この話だけ2Dアニメで雰囲気たっぷりに素敵な世界に誘い込まれます。

第2話からは人形アニメで、忘れ去られた”お庭”を

4人の少年たちが発見するところからスタートします。

チェコアニメが最も充実していたと言われる

1970年代の最大最高傑作「ふしぎな庭シリーズ」全5話と

「ふしぎな庭」シリーズの美術を担当した

ミロスラフ・シュチェパーネクの唯一の監督作品

「シューティング・ギャラリー」を収録。

 

【収録作品】

〜「ふしぎな庭」シリーズ〜

監督ブジェチスラフ・ポヤル 美術ミロスラフ・シュチェパーネク

1.「動物がすきな男」(1974年/15分)

2.「広がる霧」(1975年/14分)

3.「トラを捕まえろ」(1976年/17分)

4.「銀紙に包まれたねずみの話」(1977年/15分)

5.「クジラのラジク」(1977年/14分)

〜シュチェパーネク監督作品〜

「シューティング・ギャラリー」(1969年/5分)

監督・美術ミロスラフ・シュチェパーネク

 

 

「ふしぎな庭」のアニメの画面を利用したフィルム絵本もございます!

 

人形アニメ史上、最高傑作の

「ふしぎな庭」シリーズのアニメの画像を使った絵本の上巻と下巻。

各税込1000円

「ふしぎな庭」の楽しさが絵本になって再現!

寝る前に読んで

ワクワクしながら夢を見たいです!

 


 

 

 

↑こちらは、下巻です!

上下巻、2冊あわせて

2千円!

コンパクトなサイズなので

持ち運びにも便利です!

 


 

 

そして、ブジェチスラフ・ポヤル監督についての書籍も販売!

 

”チェコのアニメの歴史そのもの”と呼ばれる

ブジェチスラフ・ポヤルの作品と人生について書かれた

唯一の書籍

「ブジェチスラフ・ポヤル~チェコアニメ芸術を高めた手仕事~」

これも税込1000円

 

 

チェコで出版されていたものを

弊社が出版権を買い

販売しております。

 

ポヤル作品のみならず

チェコアニメ全体の解説本のような

書籍です。

 

ポヤルの作品・人物について書かれた

唯一の書籍。

 

 

チェコアニメに興味のある方はもちろん、

クリエーターの方には

是非ご覧頂きたい書籍です。

 

特にアニメを志されている方は

必ず心を動かされることが

あると思います。