2016年のGUCKKASTEN presents 「Squall × カオスの百年」のお話 | 徒然むかしばなし

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蝦夷地のほぼど真ん中に棲むクイズとロックバンド好きの主婦による、昔の思い出話をまとめたブログ

この投稿は、2016年に札幌市の手稲区に在住していた時のお話になります。
2015年のライジングのときのお話の冒頭でもさらっと書いていましたが、
2008年位からわたしは9mm Parabellum Bulletのライブに通いつめており、
今回のライブのお話も相当通いつめた中でもかなり珍しい機会のお話です。
当時はTwitlongerと、mixiでの公開でした。

今回は「カオスの百年」という9mmがずっとほぼ年1でされてた自主企画の
2016年2月に行われた企画のお話になります。
この時は、韓国のロックバンド・GUCKKASTENとの合同開催ということで
2月末がGUCKKASTENがホストで9mmがゲストという立場での開催、
そして3月に入ってゲストとホストが交代という試みがなされていました。
当初、土日でないと行けないということで、同行していたひよーんさん共々、
最初はこの1回のみで終わるつもりで行ってたのですが、思いもよらない
温かいもてなしを頂いたことから、この遠征は凄く思い出深くなりました。
というか最終的にはがっつりGUCKKASTENファンになって帰りましたね。
未だに、この時のライブ以上の思い出を超えるものが見つからないです。

というかそのGUCKKASTENのボーカルの方が、つい先日の五輪の開会式で
国を代表する歌手の一人として出てこられたというのも、この遠征の時には
全くもって想像の付かない未来の話でもありました。
わたしもこの2年で結婚したりとか、かなり激動の年月ではあったのですが、
GUCKKASTENのボーカルの方のこの2年でのご活躍は凄かったと思います。
当時の投稿はそのままにして掲載しますが、あとがきまえがきのあたりで
その2年間のご活躍に関する補足の内容も書いてみたいと思います。

今回はその当時からちょうど2年経ったということで投稿しました。
当時は2つのライブの間の葛藤の日々の話も含めて5部構成でしたが、
こちらでは1部と2部を2月27日、3部~5部を3月3日に分けて公開します。
お暇つぶしにお読みいただければ幸いです。



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<<20160227 GUCKKASTEN presents 「Squall × カオスの百年」@ソウル ロッテカードアートセンター ライブレポ 1/2>>


ようやくちょっと、現実の世界を受け入れてき始めたので、備忘録としてライブのことを書きます。
ちょっとですねえ、今回は気持ちを揺るがされることがあまりにも多かったので、4部構成です。 
韓国での9mm、韓国でのグッカステン、日本でのグッカステン、日本での9mmの順で、 
たぶん最低でも4日以上かけて書いていきます。おそっって言われそうだけどすいませんw 

今日はまず、韓国でのお話を書いていこうと思います。 
旅行記などはツイッターで随時上げてたので、そちらについてはツイッターではタイムラインで、 
あとツイッターのいいねログなどにもたくさん思い出を残してるので、よろしければご覧ください。
mixiには後日写真付きの旅行記を上げる予定にしてます。多分だいぶ後日になりますがw 
こちらはライブでの雑感まとめを残しておきます。 
あと、自分が9mmにハマった馴れ初めを語りだすとそれこそずっと話が終わらないので、 
そのあたりは省きますw 語るとほんと長くなりそうなのでw 


ではまず、韓国での9mmのアクトのお話から。 

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<20160227 GUCKKASTEN presents 「Squall × カオスの百年」 
- 9mm Parabellum Bullet セットリスト> 

01. Answer And Answer (『Greatest Hits』) 
02. 反逆のマーチ (『Waltz on Life Line』) 
03. The Revolutionary (『2007-2011』) 
04. Discommunication (『Greatest Hits』『2007-2011』) 

05. Lost!! (『Waltz on Life Line』) 
06. Black Market Blues (『Greatest Hits』『2007-2011』) 
07. The World (『Greatest Hits』『2007-2011』) 

08. 新しい光 (『Greatest Hits』) 
09. ハートに火をつけて (『Greatest Hits』) 
10. Cold Edge (『Greatest Hits』『2007-2011』) 
11. Talking Machine (『Gjallarhorn』『The World e.p.』) 
12. 生命のワルツ (『Waltz on Life Line』) 


~今回用の仕様補足~ 
※曲名の後ろは収録音源です。 
他にも候補があるものに関しては、なるべく少ない枚数で揃うアルバムを選んでいます。 
シングルとかが対象です。 
※今回、9mmを初めて聴いた方向けで、普段略称を使っているところを正式なタイトルで 
書いています。 
※MCがあった位置で開けて改行をしています 

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<雑感などなど> 
・セトリ全体としては昔に出された韓国と台湾限定のベスト盤『2007-2011』、 
ベスト盤『Greatest Hits』、4月にリリースされる『Waltz on Life Line』で大方が揃うという 
構成でした。ゲスト側の時によく見る選出。 
Talking Machineだけが音源としては入手しにくいのですが、ライブでは定番の曲ですので、 
Youtubeとかニコニコ動画に比較的落ちているライブ音源があります。 
なので調べたら出ると思いますのでぜひ検索してみてください。 
日本の場合は現場で撮影が禁止されているので、ケーブルテレビ配信などの録画が 
上がっていますが、割と日本のアーティストではこれは珍しく、9mmはあまり上がった動画を 
消さないんだなあというのが前からの印象です。 
ありがたいのですが公式さんいいのかいって思うこともしばしばあります^^; 
と言いながら私も最初はこういうところで上がっている動画で9mmを深く知っていき、 
その後に全音源を大人買いして揃えました。どの曲を聴いてもほんとに良いと思ったので。 
初期デモ以外は全部持っています。 

・今回のライブでの仕様としては、DiscommunicationでGUCKKASTEN(以下、グッカステンと 
書きます、カタカナのほうが書きやすいので)の『Mirror』のイントロをジャジャッジャッジャッ、と 
鳴らされて、イントロの部分を演奏されていました。 
この瞬間、場内から物凄い大歓声!そりゃそうだよなーw 
私も思わずうわあああって叫んでましたw 
そして事前に予習はYoutubeでしていたのですが、グッカステンのライブでは目一杯の合唱が 
楽しんでいる意思表示として浸透しているんだなあと感じました。イントロまで歌うとか。 
特にMirrorは印象的すぎるイントロなのでもう大合唱も大合唱!凄かったですよ! 
その後アウトロで締められて、Discommunicationの演奏へ入られたのですが、正直なところ、 
卓郎さんがそのままMirrorを歌うのかなあって期待していた自分がいましたw 聴きたかったw 
この辺りはグッカステンのヒョヌさんに遠慮されたのかどうなのかの配慮なのかなあ。 
こういう演奏をやるよーという事前告知もなかったので、ほんとにサプライズでしたねえ。 
いやあ、でも、かえすがえすも卓郎さんバージョンのが聞きたかったw 
東京でやるのかなあ、うーん、仕事で行けないしな、うわー、やられたら後悔しそうだなあw 

・私が初めて演奏を見た新曲としては5曲目のLost!!でした。4月リリースのアルバム収録曲です。 
ちょっとジャジーな雰囲気のメロディなのにメタルという雰囲気で9mmらしいなあと唸りましたw 
この曲シングルとかで出るのかなあ後々。卓郎さんの歌いまわしも艶っぽくて良かったですよ! 

・あと、台湾でもやっていらしたサビを現地語のサプライズ、今回もありました! 
Discommunicationと、新しい光がそうでした。 
Discommunicationはこのあと演奏されるグッカステンが事前にツイッターで「フルでカバーやり 
ます」という告知をされていて、もうこれだけでも十分くらい嬉しい試みだったのですが、 
Discommunicationは韓国語版の音源とかもないので、初めて聴けて、ここまで来てよかったって 
思いましたねえ。 
そしてさらに新しい光のほうでも韓国語の歌詞が! 
こちらは台湾でも中国語版のサビを見て来られて、しかも2回行って1回めは一番最初の歌い 
出しが、2回めは一番最初の歌い出しが再び&最後のサビでもう一度、というバリエーションを 
見てきたので、ここにさらに韓国語版の歌いまわしを聴けて、めちゃくちゃ嬉しかったです! 
いやあ、これはまじで異国ならではだなあ… 
毎回覚えて歌うのも大変だと思うのだけど、こういう気遣いがほんとに素敵だなあと思いました。
絶対これ現地のファンの人は嬉しいはずだもんなあ。 

・MCでは韓国は5年前の慈山ロックフェス以来というお話や、グッカステンとの馴れ初めが。 
あと、韓国語はちょこっと(卓郎さんが親指と人差指でちょっと、というジェスチャーをされていて、 
ちょっとという意味の韓国語をお話されていました。 
わたくしこの単語が全くわからず、たぶんこれは今韓国語でそう言ってるんだよなー、と 
なんとなく雰囲気を感じつつで見ていました。 
それとやっぱり、グッカステンと友達になって韓国に来やすくなったというお話が嬉しかったです。 
わたしも1回家族旅行で来たっきりから15年かかったので、凄く印象に残った言葉で。 
それでなくても、ここ数年の国のトップ同士の色々で、凄く勝手な話ではあるんだけど韓国という 
国から若干距離を置いていたりしたので、9mmがそういった国籍とか関係なく、グッカステンを 
心から友達だ、と紹介してくれたことになんか「この人が言うから間違いない」という気持ちが。 
卓郎さんとはわたしもイベント終わりとかで何度かお話をさせていただいたこともあるのですが、
もの凄く真っ直ぐ相手の目を見て、優しくお話をされる、まあ、あの、お顔が割と怖いと言われる 
ことが多いそうな(酷い例えですが事実なんですものw)お方が、こんな優しい喋り方をされる 
んだなあっていうのが第一印象だったなあってのを今でもよく覚えています。 
音楽性もこういったハードな方面なので、凄くギャップがあって素敵だなあって思っているのです
が、そんな感じで穏やかで優しくて紳士的な方なので、人を見る目も間違いないだろうし、信じて
間違いないな、と、これからまだ音楽とかライブの雰囲気を初めて見るグッカステンへの印象を 
強くしたMCでした。きっと良い人達なんだろうなって。 
そして、前は友達がこちらに居なくて、また来るのに5年かかっちゃったけど、またすぐ韓国に 
来られるようになった、必ずまた来ますっていうコメントをしていかれて、きっと韓国のファンは 
嬉しいお話だろうなって、聞いていて凄く心が暖かくなりました。 
旅行も大好きで、それ以上に9mmが大好きでここに来て、このMCを聞けたことが嬉しかった。 
9mm頼ってまた韓国に来ようと思いましたもの。 
そして、思っていた以上に韓国語での割合が多くて、ああ、良いお気遣いだなあって思いました。 
「ちょこっとだけ喋れる」とおっしゃっていた割には結構いっぱい話されていましたよ! 

・それにしても、韓国という異国の地で、というか、昔に見に行った台湾でもされていたのですが、 
The Worldという選曲はめちゃくちゃぐっと来ますね。明日も僕らが生きてく世界、という歌詞の 
重みが日本で聞くときよりも数段違って聞こえました。 
日本でもぐっと惹き込まれる歌詞なんですけど余計にね。 
そして、最後の最後にきた生命のワルツは、それ以上に心を掴まれる選曲でした。 
「行き着く場所は同じさ 生き方が違うとしても 
 いつかのどこかじゃなくて 聞いてくれここで命の声を」 
というサビの歌詞なのですが、この曲こそ異国の地で、普段聞いている音源とは全然重みが 
違って、曲調こそバリバリのメタルで泣くような曲ではないのですが、自然と涙腺がやられて 
しまっていました。だって、ここでしか見られない景色と、ここでしか聴けない命を吹き込んだ声を
自分の眼と耳でちゃんと感じようと思って聞きに来たんだから。 
ちょうどこの曲のリリース直後、実家の母親が大病にかかって治療の選択肢を迫られてたりした
ので、Aメロの歌詞の「でたらめな時代に立ち向かえ 正しさを間違えてしまう前に」という歌詞の
ところも、個人的背景がたくさんあって、何度も聴く度に泣かされてきた曲だったので、最後の 
最後に来て、そして異国での9mmのアクトを見たくて飛んできて、ほんとに良かったです。 
これはやっぱり、国内のライブでは絶対に見られない光景だもの。 
フロアが遠慮がちなのも含めて。 
てかBlack Market Bluesがライブでほぼほぼクリアに聞けるなんて、日本のライブではあんまり 
見られることが無いですよw だいぶ暴れる子が多くてぐっちゃぐちゃになるんでw 
ほんとに来てよかったなー、選曲も粋でしたし、ゲスト側だけど、めちゃくちゃいいアクトでした! 
韓国の方にもそれは感じられたのか、ゲスト側なのに、このあとホスト側のグッカステンがまだ 
出られるはずなのに、場内からはアンコールの掛け声が凄く大きく響いていました。 
結果、出て来られなくて、凄く残念そうにされてたなあ。 
こういう光景も、日本では見られないから、雰囲気を感じられて嬉しかったなあ。 
いやあ、こんな良いアクトされたら海外公演何が何でも行くよねw ほんと来てよかったです! 

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・・・ということで、まずは韓国での先攻、9mmの出番のお話でした。 
えー、多分初めて見られる方も多いと思うのですが、文章めっちゃ長くてすいません。 
この調子でまだあと3つあるので覚悟して下さいw 思いが溢れすぎてます、今回はマジで。 

では、続きまして、韓国でのグッカステンのお話をば。 


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<<20160227 GUCKKASTEN presents 「Squall × カオスの百年」@ソウル ロッテカードアートセンター ライブレポ 2/2>>

現実に戻って2日目、元々あったお仕事(2つやっていて、土日のデザイン仕事の方です)の
休みと出勤日をチェンジしてもらったので、ゆっくり怒涛の1週間のことを書きたいと思います。
書きながら、この時の自分のグッカステンに対する印象はどの程度だったかというのを辿り、
たった7日間でここまでぐっと惹かれたアーティストもつくづく初めてだと思ってる次第です。
徐々にその辺りの経過はレポートの中に書いていけたらと思います。
何度もいいますが、ほんとに今回のレポートはめっちゃ長いので覚悟だけしといて下さいw

さて、今日は韓国でのグッカステンのお話を書いていこうと思います。
旅行記などはツイッターで随時上げてたので、そちらについてはツイッターではタイムラインで、
あとツイッターのいいねログなどにもたくさん思い出を残してるので、よろしければご覧ください。
写真付きの旅行記ですが、mixiだとどうも全世界配信にならないようですので、なんかしらの
SNSとかシェアできるストレージとかにアップするかもしれません。写真も多いし文章も多いし、
ましてや今回は日本語でもハングルでも書き残したい文章があるので、自作のhtmlデータが
おそらく一番気持ちが伝わる気がしています。画像でテキストを残すなどで考えてます。
時間は相当かかるかもしれませんが、気長にお待ち頂けると幸いです。

あと、自分がグッカステンにハマった理由を最初に語りだすとライブの話が始まらないので、
その話はセットリストのあとに雑感をまとめてます。さっくりセトリと動画だけ見たい方には
このあたりはスルーして頂いていい、ということで後ろに載せています。
日本での出来事でまたこの辺りは大きく印象を変えるのですが、あくまで今日は韓国の時に
感じたことをまとめておきます。そのくらいまじで激変したのでね、日本で。

ではそろそろ、韓国でのグッカステンのアクトのお話を。
9mmのレポを書いてる時とはかなり仕様を変えてみてます。

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<20160227 GUCKKASTEN presents 「Squall × カオスの百年」
- GUCKKASTEN セットリスト>

1.スクラッチ/스크래치 (『FRAME』)
2.噂/소문 (『FRAME』)
3.変身/변신 (『FRAME』)

MC(멘트)

4.FAUST/파우스트 (『GUCKKASTEN』)
5.アレルギー/알레르기 (『도둑』)
6.かかり/미늘 (『FRAME』)
7.早く言って(カバー)/어서 말을 해

MC(멘트)

8.泥棒/도둑 (『도둑』)
9.ジャグリング/저글링 (『FRAME』)
10.鏡/거울 (『GUCKKASTEN』)
11.Discommunication(9mmカバー(커버))
12.Sink Hole/싱크홀 (『GUCKKASTEN』)
13.尻尾/꼬리 (『GUCKKASTEN』)

アンコールMC(앵콜멘트)

14.Toddle/토들 (『GUCKKASTEN』)
15.Mandrake/만드레이크 (『GUCKKASTEN』)


~今回用の仕様を補足~
※曲名の後ろは収録音源です。
※曲名は「邦題/ハングル(英語タイトルの場合は英語のみ)」という仕様です。
※セットリストは、グッカステンのマネージャー・モモさんよりお送りいただきました。
 これ、本当に嬉しかったです!「セトリ半分くらいわかんない」っていうつぶやきを、
 なんとあちらからサーチで拾ってくださって知りました!
※MCがあった位置で「MC(멘트)」と記しています(送ってくださったものを使いました)


<Youtube Playlist>
https://www.youtube.com/playlist?list=PLJokRciYTqcFenhpTRN3RsYbAkmQ0vaNx

※今回、韓国の方が日本語で書かれてもわからないかもと思いましたので、補足として
 実際の演奏順に、Youtubeに上げられた動画をリストとしてまとめています。
 (リストには最初に9mmの公式動画を入れています。今回の企画の紹介動画です。
 公開設定は「限定表示」にしています。リストリンクを知っている人だけが見れる仕様です)
 韓国ではYoutubeにライブ映像が上がっている文化らしく、さらにグッカステンの場合は
 公式の方もツイートでシェアをしているというローカルルールがあるようでしたので、
 今回、サーチして拾い、実際に演奏されたセットリスト順に並べてます。
 ライブの動画は途中で切れたりとかもありますがそのへんは速報ということでご容赦を。
 また、どうしても当日のライブ動画がなかったものだけ音源動画を入れています。


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<雑感などなど>
・セトリ全体としては、1stアルバム『GUCKKASTEN』と、2ndアルバム『FRAME』と、
最近出されたシングル『도둑』(泥棒、の意味だそうです。2つの手のジャケ写のです)の
2曲両方、カバーが2曲という構成でした。こういう企画物のセットリストがどんな感じか
あまり分からないまま観に行ってたのですが、凄く多彩な曲の構成に驚いていました。

・韓国はライブ動画も音源の動画も結構上がっており、また事前に『FRAME』といくつか
公式の無料配信音源がありましたので、入手できうる限りの情報は調べていました。
あとはメンバーさんのパーソナリティとかも、公式ページとwikipediaとかも見ていまして。
企画名の『Squall』はひょっとしてボーカルのヒョヌさんの漢字表記のお名前からかなあ。
雨という字が入っていたので、ひょっとしたらそうかなあと思っていました。
で、結構ギリギリで渡航を決めたので探せばあったのだと思うのですが、ライブ中の
MCの様子だったりコール・アンド・レスポンスの類のところは調べきれませんでして、
そのへんは現場で感じてノリを見てこうと、ライブに行くまでの予習をしてきていました。
たぶんグッカステンも初期デモ以外は全部持ってるということにゆくゆくなる気がしてる。

・あとですね、ちょっとメンバーさんの雰囲気も9mmと似てるんですよね、グッカステン。
パワーバランスと年齢差が若干違うくらいしか違いがないんじゃないかなとw
ドラムのギルさんが9mmのドラム担当のちひろさん的ないじられキャラとか、あるいは
ベースのギボムさんが9mmのベース担当のカズさん的な末っ子キャラだったりとかw
特にギター担当のギュホさんなんて、9mmの滝さんと雰囲気もそっくりなんですよね。
なんというか、職人っぽいなと。少し不器用な感じで、お話の仕方もおとなしい雰囲気で。
パワーバランスとしてはボーカルギターのヒョヌさんが作詞作曲もされているというのと、
んで歌ったらとんでもない歌唱力だっていうね。完璧超人だなあという印象でしたね。
(歌唱力については「I Am A Singer」あたりで検索してみて下さい。いろいろあります)
あと事前の動画で見てて驚いたのは、エフェクターで怪音を出すというところでした。
これどう聞いてもバイオリンじゃん!っていう音とかもギターとエフェクターとかあって、
ただのハードロックだと思ってたらえらい目に遭いそうな、そんな気持ちさえありました。

・というくらい、めちゃくちゃ予習して行ってたので、はじめて9mmを見れた時に思わず
「うわあ、本物だ!」とつぶやいてしまったのと、同じことを今回もしていましたw
自分の中で物凄い勢いでどの曲も好きだって思って聴きこんだバンドがここにいる、と。
で、その本物のグッカステンですが、まぁー、上手いっすなあ、ほんとにw
9mmの紹介動画からぽちっとMontage(そういえばやってない!聴きたかった!)を
最後まで流している動画を探して、空撮はソウルのシェラトンかとか思ってたんですが、
演奏も物凄く上手ですし、9mmっていう迫力のある演奏の後に演奏をしても遜色が無い!
音圧も安定感も抜群ですし、こりゃあとんでもないバンドだったわ、と思ったものでした。
何よりもやっぱりヒョヌさんのポテンシャルの高さにはびっくりしっぱなしで。
『FAUST』から『アレルギー』あたりのエフェクターとご自身の声や声帯模写で作られた
いろんな音が聞けたのはめちゃくちゃ衝撃的でしたね。特に車のエンジン音とか!

・でも、それよりも更に驚いたのは、こんな先鋭的なサウンドを鳴らすバンドのライブで、
声掛けも合唱も起こるわ、しまいにはガチ惚れしてるっぽいファンの奇声まであってw
えー、そんな親しみやすい雰囲気のバンドなのかグッカステンって!って思いまして、
いわゆる「ギャップ萌え」が大好きなワタクシ、このほのぼの感にハマりましたw
あとねえー、ヒョヌさんよう喋るわw もう、思いついたこと全部喋ってるんじゃないかと
思ったくらい、MCがかなり長かったのが印象的でした。頭の回転早そうだな、ほんと。
そりゃーこんだけなんでも出来る人だとなんでも浮かんじゃってとかなんだろうなあw
けど、ハングルでずっと話されてたんで、雰囲気は分かってもどんな言葉が判らなくて、
うわーこれ真剣にハングル勉強してたら良かった、話してる内容全部わかりたいって、
9mmでもMCを結構聞きこむタイプのわたしは、ついつい思いましたねえ。
たぶん、きっと感動的な内容も、面白おかしいことも話してたんだろうけどなあ…。
ほんとに、この時ほど言葉がわからないっていうことを歯痒く思ったのも初めてでした。
アンコールのファンとのやり取りが中でも特に印象的で、何やらちょっとリクエストを
聞いて、ワンフレーズくらい演奏されてるということがありまして、素敵すぎるなあと。
尊敬しているアーティストとお話もできて、自分の中のお気に入りの曲も聞けるし、
何より絶対思い出になるよこんなのって。こんな贅沢な試みないですよほんと!
うわー、ここで日本から来たんですよー、Montageやってほしいって言いたかったw
って9mmを追って見に来た立場なのに、本気でそう思ってしまっていました。
うん、完全にこれグッカステンのファンになってしまってますなw

・事前に公式さんから予告があった9mmのディスコミのフルカバーは、おそらくですが
グッカステンのライブで一番盛り上がる『鏡』の直後にという粋な計らいが!
うわあ、グッカステンもセトリの妙で見せるタイプのバンドかあ!って思いまして、
こういうところがグッカステンにも、9mmにも共感があったから今回の企画も実現が
なされたのかなーって思ったりなどもしていました。いやー、ほんとに嬉しい!
またねえ、ヒョヌさんが卓郎さんの独特のハンドクラップも真似してらしてねえww
ちょっとしなやかな動きのハンドクラップなんですよね、卓郎さんのって。
これ自分の目でがっつり見れたのも嬉しかったなー。わざわざ来て大正解だった!
んで、演奏も歌もまたうまいんだ、このカバーw 演奏完璧じゃないっすか!
と思ってたら、1番のBメロラスト(「予定が壊れて 直してる暇もない」のところです)で
ヒョヌさんが2番の歌い回しで歌ってしまって、1拍ずれたことで1番のサビがヒョヌさんと
他のメンバーさんの伴奏とでずれるという場面が。要するに伴奏の皆さんは合って
いるんだけど、「ない」の「い」で伸ばしてる途中でサビの伴奏が入ってきたという。
カラオケとかで歌いまわし間違えた時に発生するあの感じです。
なので進めていくに連れてヒョヌさんが「あれ?」というお顔をされている、という、
たぶん相当珍しい表情を見られましたw その後、間奏のバッキングで調整してって
リカバリーされたので2番は完璧になったんだけど、いやあ、こんな完璧になんでも
できる超人のような方からこんなお茶目な一面を見られるとはで、ちょっとこの表情を
生で見られただけでもわざわざ来た甲斐があったと思ってしまいましたw
しかしそれにしても、ヒョヌさんは歌があんまりにも上手すぎて、9mmを歌うとちょっと
ボーカロイドに聞こえたりしたなあ。上手いんだけど、上手すぎての違和感ね。
音程もビブラートも素晴らしいんだけど、まだ日本語の意味が把握できてなさ気で、
歌詞に合わせた歌いまわしが薄く感じたせいだったんだけど、このへんもカバーしたら
いよいよ「卓郎さん涙目」状態になっちゃう気がしましたよw
って長年見に行ってるからってことに乗じて結構失礼な発言だなw ごめん卓郎さんw

・とまあ、ほんとにとにかく何もかも凄すぎて、これ、日本ではさらに小箱だよなあ、と、
あと日本でしかやらない曲あるよなあ、ということを思って、ライブが終わった時には
「どうにか恵比寿の日に休んでいけないか」ってことを考えていました。
そのくらい、めちゃくちゃいいライブでした。そうでなかったら今日で完結してたし。
また近いうちに見たい、って、近いうちにやるじゃないか、うわー、って気持ちでした。
でも、やっぱり何より、9mmきっかけでないとグッカステンっていうバンドをここまで
知っていくことも、凄いバンドだって思うこともなかったなあって思うと、国境を超えて
「友達だ」って紹介してくれた9mmにはただただ感謝の気持ちしかなかったです。
あなた達が教えてくれなかったら、こんなに素晴らしい音楽も知れなかったって。
ほんとに、めちゃくちゃいいライブでした。

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・・・ということで、韓国でのグッカステンのライブのセトリと、雑感をお届けしました。
でですね、この翌日に日本に帰国する間に、ほんとに嬉しすぎる出来事がありまして、
恵比寿への遠征を決めたわけなのです。ほんとに、急に休みになってもOKをしてくれた
会社に感謝するしかありませんでしたし、あまりにも急に決めたんで親友に呆れられたり
などということもあったりしたものでした。ごめんとしか言えなくてもどかしかった。
そのあたりだけ、後悔の気持ちはありました。ツイッターにも書いた、ちょっとの後悔が。
けど、急遽駆けつけた場所には、それ以上にとんでもない優しさがありました。
次回はその辺りを書きたいと思います。

あとは、この旅を通じて、韓国ですごく現地の方が親切だったなあっていうことを思って、
勝手に韓国という国だけで若干壁を作ってしまっていた自分の中の狭い考え方にもう、
ただただ申し訳ない気持ちに苛まれたりなどしていました。何してたんだ自分、って。
もう、帰国して部屋の中でどれだけ泣いたか。嬉しくて、申し訳なくてで。
そういった感情も含めて、かなり振り幅のでかい数日間を恵比寿までに経ていました。
もうとにかく、グッカステン、特にマネージャーさん、スタッフさんに感謝するしかなかった。
こんな、めんどくさいファンの相手させて申し訳ない気持ちもあったりしてるのですが、
自分の人生の中でも初めての事だらけで、びっくりする数日間でした。

では、またのちほど、急遽遠征を決めた恵比寿での出来事をば。