2015年のRISING SUN ROCK FESTIVALの9mmのお話 | 徒然むかしばなし

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蝦夷地のほぼど真ん中に棲むクイズとロックバンド好きの主婦による、昔の思い出話をまとめたブログ

この投稿は、2015年に札幌市の手稲区に在住していた時のお話になります。

2008年位からわたしは9mm Parabellum Bulletのライブに通いつめており、

今回のライブのお話は相当通いつめた中でもかなり珍しい機会のお話として

後々読み返せるようにということで書いていたお話です。

Vo.&G.の菅原卓郎さんと、Ba.の中村和彦さんのアコースティックライブを

自宅からすぐ近くの小さい舞台でされるということで出向いたお話です。

当時はTwitlongerと、mixiでの公開でした。

 

ちょうど今年の日程も終わって、当時の日付も終わったくらいですので、

昔話のひとつとして投稿しました。お暇つぶしにお読みいただければ幸いです。

 

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<<20150814 菅原卓郎&中村和彦 @ RISING SUN ROCK FESTIVAL 2015 in EZO ライブレポ>>

 

今年は卓郎さんのソロ弾き語りツアーを年明けて最初のライブに見ていて、 
距離感ほぼ皆無で見入ってしまってた、眼と耳が幸せすぎた、とその時の感想を 
書いていたんですが、まさか、ライジングでその時以上の多幸感を味わうとは、でした。 
フェスでのライブのレポートにしたかったんですがすみません、あまりにも内容濃すぎて 
フェス全体の他のアーティストさんのお話を盛り込むと、10000字制限で足りませんでw 

なので今回のお話は、卓郎さんカズさんの出番のお話と、初めてのライジングへ行って 
感じたことや、来年以降のライジングの参加の仕方の提案みたいな内容になります。 
他のアーティストさんの舞台のお話は当日つぶやいてたので、そちらで失礼しました。 
書きたいことありすぎると字数制限ってほんとにつらい。 

で、たぶん長い付き合いのある方はもう察してくださってると思っていますけど、 
ほんとに私、卓郎さんばっかり見てきてます;ほんとにすみません。 
ご一緒だったのにカズさんの様子殆ど見れていません; 申し訳ないです; 
ほぼソロワーク並みの勢いで書いてしまってることだけ先にお詫びします。 
あと、今回酒の勢いの記憶力なのか、結構細々と見てきてますのでそれもすみません。 
いつもはもうちょいさらっと見てきてるはずなんだけどなあ、たぶんw 

では例によって長文ですが、何卒ご容赦をば・・・。 
今回はまず状況背景的なお話から。 


【ライジングとわたし】 
1999年からあるロックフェスなんですが、始まった当初はそんなにロックバンドに今ほど 
惹かれていたわけではなくて(当時はラルクと黒夢は相当好きでしたけどライブには 
殆ど行ったことがないくらいの、CDはガンガン聴いてたってくらいの向き合い方でした) 
単発のワンマンライブは行ってたけど、フェスでたくさん見て回りたいほど贔屓が居なく、 
そもそもそんなフェスっていうライブ形態も知らなかったですね、色んなバンドが集まって 
タイムテーブルを見ながら好きなところを選んで見に行くシステムっていうのも。 
そして何より「北海道に縁もゆかりもない」というのが大きかったです。 
現地に友達も居ないし、当時寒いところ苦手な体質の私は北海道に行くことというのも 
頭の片隅にもなかったという。そんな諸々で、存在を知ったのも9mmを知ってからでした。 
(それが16年経って現地在住してこれを書いてるってのも不思議な感じですね実にw) 

その後、友達がライジング行ってきた、良かった、って話をちらほら耳にするようになって、 
そして9mmが出演していた年はひとまず何を演奏されたか、ってのをレポで調べるように 
なったりしていたのですが、何がなんでも行こうと思ったのはやはり今年の9mmさんの 
出演形態が「いつもと違う、たぶんちっちゃい舞台の、アコースティック」というのが、 
よし思い切って1日休みとるか、というきっかけになった、というところだったのでした。 
恵比寿リキッドでだったかな、今年9mmが臨時即売ショップを開催されたイベントの中で 
卓郎さんとカズさんによるアコースティックセッションがあったというのも聞いていたので、 
そりゃ見たかったと思ったものでしたが、その気持ちを、まさか家のごくごく近所のフェスで 
解消できるとは想像もしてなかったです。出演の報が出て、そりゃ行かなきゃと思いました。 
いや、家のご近所になったってのはごくごく最近のお話ではあったのですけれども、 
たぶん、いつものバンド出演だと、また仕事休めないなーって諦めていた気がしてます。 
京都で見た卓郎さん弾き語りが凄く素敵だったのも要因としては大きかったですね。 

ほんとに申し訳ないけど、ライジングへの気持ちって今までこんな感じだったのです。 
いくつか9mmさんが出演される中の1つのフェス、みたいな。 
でも、それは嬉しすぎる理由で大きく予想が外れました。その辺りはまた後ほど。 



【自転車で行ける大自然フェスのありがたさ】 
っていうことを知ったのもようやく行く気になって会場の石狩と自宅の手稲の距離感を 
Google Mapsさんで調べてからでした。というより去年の9月に車で石狩のホクレンまで 
連れて行ってもらっていたんですけど、その時は東区の在住だったので、手稲からの 
距離感を考える機会ってなかったのです。で、調べていくとどうやらその時に行ってた 
ホクレンだったり、回転ずしの和楽だったりが、今の家の近くの大きな通りをまっすぐ、 
車だと20分走らせたくらいの距離ってのを知って、そしてそのホクレンからもさらに 
車だと10分走らせたくらいでライジングの開催地までたどり着けるってのを知って、 
そりゃ富良野に美瑛の10キロよりは道も楽そうだしチャリで行くしかない、となりまして。 
走行時間は自宅から40分位でした。で、行きで爆走してるのを同僚に見られてましたw 
会場に着いてメールで「石狩手稲通走ってたでしょ」ってメールが届いたのでしたw 

で、実際自転車で現地に着いて見て知ったのは、車が圧倒的、バイクがそこそこで、 
自転車で来てる人はかなり少数だったってことで、ちょっとそれが意外だったなあと。 
というよりライジングってフェスというより大規模キャンプ場的な雰囲気ですね。 
フェスの1つって思ってた私にはそれが今まであまり判らなかったのでようやく実感。 
キャンプグッズを積むとなるとそりゃ車で人数集めてってなるんだろうなと思いました。 
私みたいな「今年たまたまめっちゃ好きなアーティストが近くで見れるからぼっちで」 
っていう参加の仕方って少なかったんじゃないでしょうか。いや、よく知りませんけどw 
でもでも、もし「一緒にライジングでテントで過ごす友達居ないから行けないなあ」って 
思ってる方がいらしたなら、全力で私が「全然ぼっちで行けるで」って保証しますw 

あとはライブ終わりに現地で一緒になった友だちから教えてもらったお話ですと、 
テントのスペース券の中に、複数人分の入場料も含まれているということだったので、 
もう一緒に行くパーティがあるんだったらテント付きで買うのがおトク、らしいです。 
ただ、私みたいに寝に帰るところがすぐ近くにあるので別に駐車場もテントもいい、と 
いう人は、単純にライブの入場料だけを出せばOK、ということのようでした。 
若干割高ではあるんですけど自由度の差みたいなものだと思えばいいと思います。 
それと現地で感じたのは椅子らしきものや日陰になるものが少ないてのがあったので、 
日除けの帽子だったり、もし持ってたら自立式ハンモックや簡易な椅子とかがあると、 
歩き疲れた時にちょっと広げて休めるなあということは思ったりしていました。 
自転車で運べるギリギリの荷物がそれくらいかなあと思います。 
8月の中頃でちょっと夜涼しいところで、自立式ハンモックで寝そべったりとかするの、 
かなり気持ちが良いだろうなあってちょっと思っていました。来年は持っていかなきゃ。 
あるいはハンモック吊るすスペースをライジングさんが用意してくださったら嬉しい。 
ボヘミアンの森の中で吊るせたらめっちゃ気持ちよさそうです。 

おそらく私そのへんよくわかってなかったから尚更ライジングに行く気が今まであまり 
起こらなかったんだろうなとちょっとお話を聞きながら思っていたのでした。 
予想していたよりはめっちゃ自由度が高いシステムだったようでした。 
しっかしライジングの開催スペースの広さと、それ以上に湿気の少なさが良かった! 
あいにくお天気良すぎてこの地域にしては暑すぎるくらいの熱気ではありましたが、 
ひたちなかの灼熱やモンバスの灼熱と比べると相当過ごしやすいほうではないかなと。 
それもうちからチャリで1時間以内でこんな空間があるとか嬉しすぎるじゃないですか。 
ちょっとお腹すいたらフェス価格ではなく街中価格のフードもいっぱいありましたしね。 
あと不思議だったのはちょっとナチュラルな感じの古着のお店がたくさん出ていたり、 
メイクアップや足マッサージのスペースが有るのも印象的でした。至れり尽くせりだ。 
これは普通に美味しいごはん食べてちょっとライブ見て疲れたらマッサージ行って、 
なんていう過ごし方も出来そう。やっとライジングの楽しみ方をちょっと知れたかも。 



【過去最大の悲劇のかぶりを越えて】 
ということでようやく9mmさんの舞台のお話になるのですが。 
いやもう、つぶやきでも散々言ってたんですけど、まー近かったですよ、ほんとにw 
それこそ普段Zeppだったりあるいはフェスだといちばんおっきなステージでの演奏が 
もうここ数年当たり前になりつつある方々が、自宅のリビング並みの近さで見れるって、 
アコースティック形態ならではだけど、でも滅多にあることじゃないなあと思いました。 
私の場合は9mmのメンバーさんの中でもとりわけ、一番最初にお話出来た機会が 
今回いらした卓郎さんとカズさんだったので、尚更このセッティングが嬉しかったです。 
滝さんもちひろさんも素敵な方々で、お話した機会も何度かあったんですけども、 
原点を辿れば9mmの音楽性に加えて卓郎さんの優しい声質に惹かれてハマったんで 
そりゃこれ逃しちゃいけないわ、しかもこんな開催地も、客席からも近いところでって 
いう風に思っていたのです。ええ、タイムテーブルをしっかり見るまでは。 

そう、すっかり行く気になってタイムテーブルを確認したら、過去のフェスでもこんだけ 
どうしようって思ったことがないくらいのご贔屓さんのかぶり方をしていました・・・。 
9mmさんの出番とほぼ同時刻に、KANA-BOONと米津玄師というこれまたご贔屓さんが 
20分のズレでかぶっていて、移動距離的にどれか行ったらどれか見れないくらいで。 
故郷・堺の出身KANA-BOONはいちばん大きいステージで、しかもデビューきっかけの 
アジカンと同じ舞台に立ってという機会だし、何よりまだ一度も見たことなかったですし 
見に行きたいなあと思ったのがあり、はたまた9mmさんの出番の場所の近くの舞台では 
これまたボカロPの時から度々聞いていた米津玄師さんが出演されるっていうので、 
ツイキャスでの配信も結構な出席率で見ていたりしたし、札幌GARDENでのライブの 
チケットが全く取れなくて凄く凄く見たかったんですよね。 
「今日だけからだ3つに分かれて全部の記憶を共有できるようにしてくれんか」なんていう 
ちょっとオカルトな考えもよぎってしまうくらい、このかぶり方が悲しゅうございました・・・。 

ただ、やっぱりなんやかやで「貴重な機会」「自分の中での思い出」のことを思うと、 
9mm行かなきゃ後悔すると思い、今回は9mmさんのステージを最大限近くでということで 
楽しもうと思ったのでした。自分で言うのも烏滸がましい話ではあるんですが、もう既に 
9mmの活動年数のうち半分くらいご贔屓にしているから、一番乗りで見てもおそらくは 
咎められないくらいの気持ちを持っているし、いいよね、と。 
KANA-BOON・米津さんは言ってもまだ最近気になっているくらいだから、私なんかより 
ずっとずっと前から好きでいる人も居るだろうし、・・・て無理やり言い聞かせてねw 

まあそんなことを思いながら、お昼前くらいに9mmさんのところに行ったら誰もおらず、 
ああ、一番乗り取れた、とホッとしたのでありました。そしてホッとして思わず酒を調達w 
舞台すぐ近くに飲食できるところがあるのも嬉しかったですね。 
足元が藁敷きで、寝そべっていいような作りだったので、9mmバスタオル敷いて座って 
靴も足から外して靴下も脱いで完全に畳でくつろいでる並みの過ごし方をしてました。 
もうここにいますって呟いたおかげで友達も来てくれて、お話出来て楽しかったです。 
そしていつぞやのペニーレーンで壁ドン並みの距離でサッポロクラシック(謎な表現)を 
一緒に体感した久しぶりにお会いする友達とも合流出来て、一緒に最前列で見れて。 
ほんとこれは早くから来て待てて良かったと思いました、もう既に。 
でもそれ以上に来て良かった出来事がまだまだこのあとにありましたわけで・・・。 



【ファスナー越しの準備風景にて】 
舞台の最前列どまんなか、舞台まで1mない近さでまったりと裸足でくつろぎながら 
開場の2時間くらい前で、ライジングの色んな思い出の話を聞かせてもらっていたり、 
私は私でフェスでの思い出を話していたり、2009年は色んな方が亡くなりすぎてとかで 
「志村さんがご存命のうちにフジファブリックを見たかった」とかも話してたんですが、 
1時間半くらい前からでしょうか、舞台にセッティングをする様子がファスナー付きの 
厚手のカーテンらしき向こうから何かやっていそうな気配を感じられまして。 
あれ、これひょっとして結構近い位置にご本人座ってリハしてる?というような感じで。 

そしたら卓郎さんが長渕剛さんの『とんぼ』を口ずさんでいる様子が聞こえてきて、 
おお、珍しいの聞けたーって喜んでいたら、その後もカモメ、(teenage)disaster、 
The Revolutionaryとリハーサルをされている様子が布一枚向こうで聞こえていて、 
うわーこの距離でこの雰囲気でこのくつろぎ方でこれ聴けるって贅沢!だなんて 
一緒に居た友達と盛り上がっていましたら、その布のファスナーがちょっと上がって。 
「ん、スタッフさんが上げてるのかな」と思って1mもない近さのそれをじっと見ていたら、 
ひょこっと顔を出したのは卓郎さんで、まじでびっくりしましたw 
思わず目丸くして口抑えて「わ、びっくりしたー!」って言ってしまいましたものw 
そして、近くに居た我々に、「宣伝しといて下さい」とにこやかに声をかけていかれてw 
ちょっとその感じが、ちょっとした雑用を頼んでくる我が社の社長のようでしたw 
サングラスをされていてリラックスモードの卓郎社長っていうw 
てか卓郎さんが社長の会社だったらわたし絶対辞めずにずっとついてく気がするよw 
まあそんなまさかの宣伝部隊任命がありまして、ツイッターで宣伝をしていました。 
私と友達の宣伝つぶやきでどのくらい集客数が上がったのかわからないですけど、 
ちょっと見て「そんな近いんだったら行ってみよう」って思って下さったなら嬉しいな。 

んでその後も東北ライブハウス大作戦のブースから舞台後ろに戻られるとこで 
またちょっとお客さんに声をかけて行かれて。「暑いんで、気をつけて」って。 
おお、やっぱり優しいぞ卓郎社長!(もう社長扱いになってる) 
そして赤い壁に一回引っ込んで、もっぺんチラッと出てきてサッと去って行かれてw 
|彡サッ → |(・・)チラッ → |彡サッ 
みたいな感じでした。これで伝わるか非常に怪しいんですがそんな感じですw 
よくご存知でない方もいらっしゃると思うんですけど、結構お茶目な方ですよほんとw 
とまあこんなことがあったんで既に本番前からテンション上がりすぎました。。。 
ギリギリで来てたらこういうのまったく体感しないところだったものなあ。 



【本家超えのカバー】 
とまあそんなことがあったもので、その後の出番ももう至近距離を噛み締めていて、 
ああこれは3時間待った甲斐があったと思いましたねえ、炎天下で焼けましたけどw 
出番尺30分なのに、ワンマンの時間並みの時間を過ごしていたんで充足感があって。 
それもワンマンの舞台では見られないようなリラックスモードの準備風景も見れたし、 
まさかフェスで話ができるとも思っていなかったんでもうびっくりもびっくりでした。 
ほんと初ライジングを今年にして、待ってて良かったと思いました。 

そしてセトリがねえ、ほんとに素晴らしかったです。。こんな感じでした。 

01. Heart(福山雅治カバー) 
02. 飾りじゃないのよ涙は(井上陽水カバー) 
03. Four Seasons(イエモンカバー) 
04. The Revolutionary 
05. Black Market Blues 

という感じです。カバーのチョイスがもう嬉しすぎましたねえ・・・。 

Heartは「僕らの曲に『ハートに火をつけて』ってのがあるんですが」って前置きをしての 
卓郎さんのお話からの演奏。Heartって曲いっぱいあるなあと思ってお話を聞いてたら、 
福山さんのHeartと聞いて、そりゃもうめっちゃ素敵過ぎるラブソングじゃないですかとw 
いや、9mmさんストレートに分かりやすいラブソングってご自身の曲で作られないので、 
卓郎さんの声と生演奏でこの曲の、特にこの歌詞を聴けるってのが凄く嬉しかったです。 
で、申し訳ないんだけど福山さんの重い声が若干苦手だったりしたので(すいません;) 
それはもう私にとっては完全に本家超えのカバーという気持ちで堪能しておりました。 
卓郎さんの声はこういう曲だと優しくって、素朴な爽やかさがあって耳障りが凄く良い。 
歌詞も凄く素敵で(福山さんの歌詞ですけど)こういう事言われたいと思うくらいのものを 
ずっと素敵なお声だなと思っていた卓郎さんの歌声で聴けるってのが幸せでしたねえ。 
それも、家のリビングでくつろいでるくらいの近さと姿勢のまったり具合で聴けるって。 
これはこれ以上ない幸せな空間だと犇々と感じたのでありました。まじで贅沢だこれは。 

飾りじゃないのよは京都でもやってらしたんですが、今日はアコベでカズさんもいて、 
弾き語りの時の軽やかな音とは少しまた違った趣を感じたのでありました。 
ベースが入って少し音が厚くなったような、そんな感じ。 
あとそう、福山さんの曲でした、って一曲目が終わったあとのお話で、「福山兄貴」って 
おっしゃってて、次も兄貴の曲です、井上陽水兄貴の曲ですっておっしゃって、 
「そりゃあまた随分兄貴だなあ」と思わずふふっと笑ってしまいましたw 
兄貴どころか世代的にはおふたりのお父さんくらいなんじゃなかろうかw 

そしてFour Seasonsはもうタイトルを言われた時のゾクッとしたことったらなくって。 
こちらもイエモン兄貴、ってお話されて、ああ・・・こないだ結婚されたねえ・・・って 
ちょっとばかり麒麟川島さんの長年のファンである私は複雑だったんですけどもw、 
イエモンの何が来るのかなって思ったらFour Seasonsで、直前に友達と話していた 
「志村さんがご存命のうちにフジファブリックを見たかった」という話を思い出しました。 
この曲、イエモンのトリビュートアルバムで、フジファブリックがカバーしてるんです。 
そして私もあんまりフジファブリックのその後の活動などを思ってあんまり表立って 
志村さんがご存命のうちにって話もしてこなかったんで、たまたまその話をした後に 
セトリで昔志村さんがご存命の時にカバーしたイエモンの曲が来たとか、もう。。。 
これはもう、卓郎さんの歌いっぷりもお見事だったのも相まって、最前列で号泣は 
さすがに恥ずかしいから駄目だって思って、必死に泣くのをこらえて聴いてました。 
こんなことってあるんだなあ。これはほんとにただただ偶然にびっくりでした、もう。 

そんな感じでカバー3曲を素敵な歌詞のラブソング・艶やかな女性言葉の曲・ 
偶然すぎる思い出のカバーのカバー、という感じで聴けてほんとに嬉しかったです。 
そして9mmの曲やります、と卓郎さんが行ったあとに場内のわーっという声で 
ようやく後ろの集客の数を見て、驚いたのでした。 
私が卓郎さんがぴょこっと現れてびっくりやらドキドキやらしていた時にはまだ 
私の後ろに3列くらいしかお客さんがいらっしゃってなかったんだけど、ふと見たら 
結構な数の立ち見の方がざーっと壁のようになっていてびっくりしました。 
いつの間に!って思った。いや私が夢中になりすぎて後ろ見てなかったせいですw 
「40人くらいで終わると思ったー」ってぼそっと卓郎さんおっしゃってたっけなあw 
最終的には800人ほどいらしていたそうと公式アカで卓郎さんがつぶやかれてました。 
宣伝部隊を任命された側としてはこの結果報告ほんとに嬉しかったですw 

そして9mmの曲からは、RISING SUNということで「朝日が染めたのさ」という歌詞の 
The Revolutionaryが。1番の2回めの「染めたのさ」を「染めるのさ」と歌うという 
ちょっとしたアレンジもあったりしました。ああ、そう歌われると朝日の時間まで 
ここの場所に居たくなるなあ…。2日目のトリで9mmと一緒に朝日を見てみたい。 
少しそんなことも将来の目標として思ったのでした。 
(今思い出したけどHeartにも「この街に登る朝日のように」って歌詞がありますね。 
 これもやっぱりRISING SUNにひっかけた選曲だったのかなあ) 

ラストはBMB。やっぱりこの曲がアコースティックでも一番盛り上がるものねえ。 
で、京都でもあったちょっとしたBMBの音楽の授業みたいな時間もありました。 
ギターリフを歌わせるというところなんですけど、今日のMCのお話としては、 
「今日は二人だけど、いつもは千手観音みたいなドラムと、爆裂ギタリストが」って 
ちひろさんと滝さんのことを話しておられましたですよw 
んでこの2人でやってみると…って少し演奏されて、えーと、ちょっとわざと寂しげな 
演奏をされてるよねこれはw、って思いながらニヤニヤして聴いておりましたら、 
場内もちょっと察したのか次第に笑っている様子が聞こえてきてましてw 
で、ひと通り終わって卓郎さんが「・・・さびしい・・・」とぼそっとおっしゃったら 
場内も察して「ですよねー」的な苦笑いをされたり、って場面がありましたw 
うん、やっぱり卓郎さん決してMC残念じゃないですよw ちゃんと笑い取ってるものw 
そんでお客さんとみんなでギターリフのところ練習して、演奏して、今日は1番の 
Aメロのところのギターリフでとちるお客さんが結構居て「違う違うw」って笑ってる 
卓郎さんってお姿も見られたりしましたよw いやーもう、ほんとに楽しかったです! 

そんな感じでほんとに30分尺はあっという間に過ぎてしまいました。 
最後に、ほんとに近い舞台をすっと降りて来られて、クラシックの入っているカップを 
お客さんに向けてかんぱーいってやってる卓郎さんが私の斜め右前で激近すぎて、 
いつぞやの壁ドン並みの距離のサッポロクラシック(謎な表現)を思い出しましたw 
いやもう、自分はこういう距離感皆無な出来事にかなり遭っているほうなのかもと 
ちょっと思ってしまいました。それこそこんな感じの出来事、卓郎さんからわりかし 
結構な頻度でもらっている方かもしれないって。ほんとに自分は幸せものです。 


そんなところで、初ライジングでの、卓郎さんカズさんのライブのお話でした。 
次はバンドで出たい、って卓郎さんおっしゃってたけど、いやーそれ以上にまた 
今回のアコースティックの舞台で出てほしいと思いました。 
バンドではサンステで、アコースティックではレッドスターカフェかボヘミアンとか 
そういう2つ出番みたいなのも出来たりしないかなあ・・・練習大変そうだけど; 
でもちょっと、ここまで幸せな舞台見ちゃったらさらに夢を見たくなりますって。 
前回の、SOLEのライブレポで、「出来れば近いうちにまたツアーして欲しい」 
「出来れば今度は札幌の小箱で」ってお話を書いてたのですが、まさしく今日は 
フェスという場所ではあるけど、札幌のどこよりも近い小箱でした。 
同じくらいの近さで見たいというのも、こんなに早く叶えられるなんて。 

本当に、初ライジングを今年にしてよかった。 
ずっと探してた、って歌詞の曲もあったけど、ほんとにいちばん幸せを感じられる 
機会を探し続けてて、ようやく今年実現できたような、そんな気持ちでした。 
たぶん、こんな距離でこんな思いすること、もうそうそうないと思います。 
あったらあったできっとめちゃくちゃ嬉しいんですけどw 
最初3択で迷っていたことを申し訳なく思ったくらい、今回は嬉しすぎたので 
声高に「また絶対やって下さい」って言っちゃいます、宣伝部隊としてねw 

またいつか、このくらいの距離でゆったり見られる日が来ますように。