風水とマンションの間取りの事実

このお仕事をしているとたまに風水を気にされる人と出会います。
なので風水視点の不動産アドバイスができると更にいいかもな～…と思い少しだけ調べたりしたことがあります。

中国の五行九星を使うので占い？とも思われがちですが、風水学という学問でもあります。
自然というか地球というか…地上地下に存在する「気（エネルギー）」を自然界の物の配置でコントロールするということですが、磁力（電流）、電磁波のエネルギーが人間の血流や脳に何らかの影響を与えることは物理学・医学的にも現実にあると思います。

ダ・ヴィンチなどをはじめ世界中の著名な建築家は昔から風水の知識を設計に生かしていたようです。

ところが今はいろんな風水協会があり、お金と講習で風水アドバイザーなる協会資格を取れちゃうんですよね。
本来は師範に弟子入りして修練した後にしか風水師に成れなかったようですが…

どの協会がいいのかすらわからなかったので、手始めに誰もが知る風水師で建築士のコパ先生の本を読んでみました。

すると驚愕の事実が！

マンションに風水の影響はない！

びっくりですね～…
もちろん一度でも自分で調べた人はご存知でしょうけどね。

元々、良くない向きや形でもいろいろ救済的な対策があるから大概なんとかなるじゃん、とは思っていたけどそれどころじゃありません！

基本的には風水エネルギーの影響が及ぶのは木造建築物で三階建て（高さ10ｍくらいまで）までだそうです。
なので旭化成や鉄筋コンクリートで建てない木造戸建やアパートは影響を受けます。

しかしそれも新築から10年くらいでピークを迎え、その後10年くらいで殆ど消えていくそうです。

良い「気」も悪い「気」もですって。

言い換えるとマンションは良い「気」も悪い「気」も残念ながら影響はされないということです。

そうなると圧倒的に立地部屋位置管理のバランスが良い方が、後の人生に幸運をもたらすと思います。

間取りは使いにくければリフォームで変えてしまえばいいのですから。
そして間取りも時代の生活スタイルに合った形がストレスが少ない健康的な生活を送れるでしょう。

後のことを考えるなら万人受けしそうなものがベストです。

（風水とは別に家相という家の手相のようなものがありますのでどうしても間取りと人生を関連させたい人はそちらを参考にするという方法はあるかもしれません）

ついでに戸建の方の話もしておくと、地価や物件数に制限のある都心部では母屋と離れを作れるくらいの土地を持てる激烈な富裕層でなければ、結局土地の道路付けや形、広さも限られるので、対処法で対応せざるを得ないようです。

成功者は占いを活用する、と言われていますが、風水も既に成功している激烈な富裕層の方が更にパワーアップするためのものかもしれません。

バラエティ番組で風水の人がよく間取り診断もされていますけど、あくまでもテレビのお仕事だから本来の効能よりも、一喜一憂して楽しめるようにとやってるんでしょうな…

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