都心中心部(港区・渋谷区ちょっと新宿区)の2016年不動産価格動向と掘り出し物? | 渋谷区・港区 資産性重視の賢い不動産買い方セミナー

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都心中心部の中古マンションの賢い購入法の秘訣をご紹介。金融資産でもある不動産を、住まいとしての使用価値だけでなく長期スパンでの資産価値としても重点を置いて、巷やメディアで語られない特殊エリアでの不動産探しに不可欠な情報を発信してますよ。

2016年も終わりが迫ってきました。
港区、渋谷区など都心中心部の不動産動向はどうなったのでしょうか。
 
僕の予想は半分当たって半分は残念ながら外れてしまいました。
力及ばず・・・
早ければ夏前後、遅くても年内には崩れ始めるのではないかと思っていましたが、今のところはピークのまま粘っています。
 
海外投資家が吐き出している不動産を国内の相続税生前対策のマネーが吸収し続けているような印象があります。
そこへきて急激な円安で処分をやめる海外勢が出てくれば売り物が減少し、そのまま価格維持がされてしまうかもしれません。
 
ですが結構危ういサインはいっぱい出ています。

麻布十番のタワーマンション群は相変わらず売り物が多いですし、完成済みの新築なのに売れ残りが目立つものがあったり…
そして実需の方々も動いていますけど活発という印象は相変わらずありません。
買うメリットとしてはぎりぎりの価格ですからね。
 
そして予想した通り、資産流動性の二極化は進んできています。

人気エリアでは立地・部屋位置・管理・プレミアム条件が揃っているとやや割高でも高すぎなければ早いと1~2日で無くなります。
逆に大きなウィークポイントを抱えたものは価格を下げてもびくともしません。
人気のバランスがいいものとそうでないもので、すぐ近くにあっても(マンションの場合同じ棟内でも…)動きも価格帯も全然変わってきています。
まるで人気物件、不人気物件で相場が二つあるようです。
このエリアでは後の資産流動性を重視する人が多いので、必然的に不人気物件は価格も動きも非常に悪くなっていきます。
 
しかし、たまにいい意味でアンバランスなものも出てきます。
こういうのを掘り出し物件というのでしょうか?
 
おそらく売時を逃してしまったのですが、商品なので早く売るしかなく、価格で訴求するしかなくなってしまっている不動産です。
それがこちらです。
 
 

お部屋はスケルトンリフォーム済みなのですが、施工は2年前くらいです。
一度売れたのですが購入者の予定が変わり不要になって今の売主から販売されています。
でも未使用なので実質は新規のフルリフォーム物件です。
 
半年前くらいにたしか5380でスタートしています。
高くはなかったのですが、安くもない、部屋位置も悪くはないけど2階、とか使いにくくはないけど変形などでビシッとはまる人がいなかったのでしょう。
しかも大手さんが専任で暫く抱えていたので案内がめんどくさいなどでお客さんに紹介する業者の方が飽きてしまったのかもしれません。

そうこうしているうちに価格が調整されていきました。
4980~5180辺りが諸々の条件を考慮しても相場の適正価格なんですが、どういうわけか売れずに来てしまって今は4380です。
最初に色気を出さずに5080くらいでスタートしてればもうとっくにないような気がします。

圧倒的に、ぶっちぎりに安いです!
単に低価格なのではなく明らかに安いです。爆安です。

リフォームして無ければ3780とか3880位ということですから、3年かそれ以上前位のいまではあり得ない価格です。
中目黒4分、代官山も5分くらいの立地を考えると、相当な世界的不況でも来ないとこのレベルの価格はなかなか出てこないと思います。

もちろん既に大赤字だそうです。
普段物件紹介なんかしないブログですが、今のところまだあるのでご興味ある方は是非どうぞ。
 
*年が明け、1月半ばには早々に売約されました。