酷暑の8月29日(土)は、近隣の公園をいくつか車ではしごして、樹木の果実の様子を見てまわりました。
大宮花の丘農林公苑です。
ここで見たかったのはトチノキです。
果実が確認できました。
直径3~5cmの球形の蒴果で、9月~10月に熟します。
熟すと3裂して光沢のある褐色の種子が現れます。
直径5cmほどの大きな果実が地面に落ちていました。すでに割れ目が入っています。
手で割ってみると、栗のような実が入っていました。
この種子の状態から、栃餅に加工するための工程の動画がYouTubeで公開されていたのを見ました。
虫取りやあく抜きのため、たいへんな手間と時間が必要なことがよく分かりました。
今度、栃餅を食べる機会がありましたら、有難みが違います。よく味わって食べようと思いました。
トチノキは、もう小さな冬芽も見られました。
今年5月に撮影したトチノキの記事へのリンクです。
クズの花も咲き始めました。
晩夏の花ですね。
エノキ
直径6mmほどの球形の核果で9月に黄色から赤褐色に熟します。
春に来たときは、この公苑にエノキの木があったのに気が付きませんてした。
冬に再訪したときには冬芽を観察しようと思います。
アメリカノウゼンカズラ
この濃いオレンジ色は夏の花ですね。
マンサク
マンサクの冬芽は夏に観察できます。
紡錘形の頂芽(葉芽)と卵球形の花芽
花芽は柄の先に2~4個つきます。
ミンミンゼミ
暑い中、よく鳴いていました。
シラカシの若いドングリ
今春咲いた花が秋に実ります。
殻斗の鱗片は同心円状に並ぶタイプです。
マテバシイ
前年の春に咲いた花が今年の秋に実ります。
殻斗の鱗片は瓦重ね状に並ぶタイプです。
ネムノキ
若い豆果をぶら下げていました。
次は、川島町の平成の森公園に向かいます。
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