ミズキの根元の幼木は何? | nemophy photo-blog

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花などを記して残す雑記帳

4月19日(日)の北本自然観察公園です。

 

この日はまだミズキの花はつぼみでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

このミズキの木の根元で枝の陰になっているところから幼木が出ていました。

はじめは、ミズキのひこばえかなと思って見てみるとどうも違うようです。

まだ冬芽と葉痕が観察できました。

 

 

 

若葉が芽吹いたばかりです。

葉痕はV字形~三日月形で維管束痕は複数が並んでいます。

また托葉痕が枝を一周する特徴があります。

 

 

 

 

 

ミズキの冬芽と葉痕については、2月11日(水)に高尾山で観察していましたので(下の写真2枚)、上のものとは全く違うということが分かります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月11日(月)、北本自然観察公園を再訪しましたので、このミズキの木の下の幼木をもう一度詳しく見ました。

 

葉は互生し、倒卵形で葉縁には鋸歯がなく全縁。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉柄の茎の付け根が枝を一周しています。これが、托葉痕として残ります。

 

 

以上、観察できた特徴から幼木はコブシだと分かりました。

ミズキは枝が横に伸びますので、その木陰から高木となるコブシが十分育つことができるのかわかりません。

それより前に、公園整備の一環で剪定されてしまうかもしれません。

 

 

以下は、4月29日(水)に近所のゴルフ場脇に立つミズキの花を撮影しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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