振り返って感謝感謝
ご無沙汰しておりますリウマチPT(並)です。
この数か月はカッコ内を(並以下)にしなきゃダメかと真剣に思うほど追い詰められて切羽詰まった状況でしたが、何とかなりそうです・・・
完全におわったわけではないのですが、とりあえず大丈夫なようなので書いてしまいます。
学位論文、通りそうです。バレてたかもしれませんが、医療系の大学院に行っていました。
まだ最後に1つ残った生活目標があるので気が早いですが、とりあえず学生生活を振りかえってみます。
多分リウマチ患者さんにとっては何の役にも立たない記事だと思います、すみません。
リウマチのリハビリ情報を知りたくて見に来られていらっしゃる方には、このシリーズは単なる自分語りですのでどうぞ読み飛ばしてください。院進学を考えている同業者のお役に立てばと思います。
このシリーズで予定している内容は
1.院生の実際の生活
2.院での目標の立て方
どちらもおまけに本当に余計な自分語り付き
あと、学生さんと話していて思い出した昔語りと、職業リハについて1本づつ記事を書こうかとおもいます。
下手すると(しなくても)どうでもいい話になりそうですが、お許しを。
(註H23.3.31でこの後を消してます。すみません)
本当に苦しい日々でした。中間発表やら予備審査やらの度に、締切を1週間過ぎても教授(PTではなくてMD)のお許しが頂けず、教務課からその都度何回も呼び出された時には、今度こそ留年か退学かと何度も思いました。(教授もそう思っていらしたそうです・・・)
特に11月の予備審査の書類提出以降は、正月も土日も関係なく教授からのメールや電話で、論文やパワポの修正をしてました。つまり指導する教授にも正月も土日もないってことですが、わたくし本人には更に日付変更線も関係ない、つまり連日の徹夜で、この前いつ布団で寝たのか思いだせない日々でした。
そして、たぶん、学生生活の半分ぐらいは罵倒されてました。
残りの1/4が論文含めたPC作業、残り1/4が実験とその準備です。
初めのうちは、教授から言われたことを旦那くんに報告していたら、結構ビビられ
「それってアカハラとかパワハラにならないの?」
などと文系の彼は甘っちょろいこと言ってましたが、
教授のおっしゃったことは、まぎれもなく事実でありハラスメントではなかったと思います。
事実だったら何を言っても良いってわけではありませんが、そもそも院は勉強させてもらうようお願いに行くところなので、怒られるのが嫌ならやめればいいだけの話。
ということが分かっているし、仕事ができない奴はこっぴどく怒られても已む無しな業界で生きていたので覚悟はできていたのですが、それでも毎日罵倒されるのはやっぱりキツかったです。わたくしと同じ外部入学の同期も、一時は学校に来ると心臓が痛くなったとか(笑)
そんなこんなで現役大学生時代には浪人も勉強もしなかったスイーツ私立文系のわたくしが、今さら
・朝5時台に家を出て毎日実験をする
・ラボに泊まり込んで論文書く
・学部生の共同研究者になる
など理系学生にはなくてはいらないならない青春を送ることができました。
大学院は、バカを治すために勉強しに行くところでなく、勉強が好きな頭のいい人が高度に学ぶために行くところなのですね・・・。わたくしのような筋金入りの頭弱にお付き合いくださった教授には心より感謝申し上げます。
って、落としてたら絶対言えませんでした。今だから言えます、本当にありがとうございました。
あとは、同じラボの若い研究者の皆様が、頭がいい上に性格がいいので本当に助かりました。
統計解析をしようと思ってこの時間ならラボのPCが空いてるかなー、と夜の11時ちょっと前に顔を出してみると、(SPSSは高いのでさすがに個人では買おうと思わない)その時間であっても、たくさんの同志が残っていたことには、「戦っているのはわたくしだけではない」と連帯感を感じられました。
そして、今日まで頑張れたのは、なんといっても夫のお蔭です。
家がぐちゃぐちゃでも、罵倒されてしょんぼりしてても、明け方に寝るから朝起きられなくてぐったりしててもいつも明るく接してくれて、ご飯に洗濯、ごみ出しなど家事を一手に引き受けてくれて、あなたがいなければここまでやり遂げられなかったでしょう。わたくしには過ぎた夫です。ありがとう。
自分の戦いは、自分だけで戦い抜くしかない。
しかし、戦っているのは自分だけではない。
そして、そんな戦友にしかわからない素敵な連帯感と、見守ってくれる人生の同士を持てたことのありがたさをしみじみ感じる今日この頃です。
あ、ちなみにわたくしは修士ですが、わたくしと同時にハイパーリウマチPTはわたくしと同じラボで博士課程を修了されます。医学博士です。やっはりハイパーだなあ。
★今日のリハビリ: 60-70Wにて自転車エルゴ40分。この2か月はほぼジムに行けてないのでこれからリハ頻度を上げていきます。
あけましておめでとうございます。
今年初ブログのPTですこんばんは。
もう、少しでどうやら生活は落ち着きそうです。長い年末でした。
というか、年末もありませんでした。昨年の11月からずっと自分の無能と作業量と時間との闘いでした。つまるところ、11月末から完徹含めて平均睡眠時間は3時間ぐらいだったと思います。
とりあえず今年もよろしくお願いします。
リウマチの方は、徹夜の日々でも、なんとなく左手MPが中から燃えているような痛みと違う妙な感覚がある気がしないでもないですが、熱感発赤はなく、無事です。
わたくしという個体に関しては、精神的な負荷と寝不足程度のフィジカルな負荷に、エンブレルが有効だということは言えそうです。主治医と話しているのは、あとは関節への重量負荷をかけてどうなるかというところです。
とりあえずまだあまり書けることがないので、年末に撮影した、リウマチOT の手画像と、ハイパーリウマチPT の手画像を。
リウマチOT
リウマチ歴、既に10年近く。現在オレンシアで一人暮らしできるレベルの寛解を得ています。効くまでには結構時間がかかったようです。(彼女のリウマチは数値的に結構きつい)
ハイパーリウマチPT
彼女も リウマチ10年選手です。大掃除の後だったそうで、左手(向かって右)の第二指(人差し指)MP(第三関節)が発赤していますが、変形ありません。リマチルから現在プログラフとリウマトレックスの併用に変わったそうです。
ちょっとピンぼけなので、先生、また撮らせてくださいね。
おまけにわたくしリウマチPTです。
右手第三指(中指)と左手第四指(薬指)のPIP(第二関節)が長いこと腫れていました。
特に右手中指PIPは、昨年の3月末に
こんなでしたが、二度のステロイド注射と、肥厚したPIP腱のモビライゼーション(はじかない。潰して中枢に流すように行う)で、今はほとんどわからないぐらいになっています。
・・・今この画像をみると、腫れた中指より既に拇指屈筋群が短縮していそうなのが気になる。
ちなみに、PIPの注射に関しては、昨年9月に今の病院で若くてイケメンでものすごく感じのいい整形ドクターにお願いしたのですが、やっぱり注射後に腫れました。
「腫れると思いますが、後でじわじわと効いてきますからねー」
と、良い整形のドクターの条件の1つである「魔法の呪文」を唱えてくれまして、実際その通りにはなったのですが、前の主治医の神っぷりが際立つ出来事でした。PIPの注射であっても腫れるどころか痛かったことすらなかったよ・・・
元主治医は全然マスコミ等に出たりしませんが、残念ながら今では新規予約がほとんど出来ないぐらいの超絶人気ドクターです。
患者さんからすると、予約が取れないなんて意味ないでしょうし、通いの利便性を考えられると思いますが、やはりすごいドクターにはかかってみると違いがわかるもので、PTの学生時代にも学科を教えにくるドクターから、
「いい病院なだけでなくて、いい病院の、いいドクターにかかってください」
と教わりました。日本はフリーアクセスですからね。いい、という言葉の意味がなかなか難しいですが、全部においていいドクターは、どこに出なくてもみんな知っているんだなあ、と思います。
最近の彼は、植皮オペやってたり、もはや何を目指しているのかわかりませんが、元気で長く働いてください。いや、本当に。
ところで、上の画像で、言いたいことは何かと言いますと、われわれの共通点は、リハビリ職であるということと、一切変形をしていない、ということです。わたくしはまだ3年足らずですし、ハイパーリウマチPTは10年選手ですが疾患コントロールは悪くはありませんでした。しかしリウマチOTは、薬が効かない時期が長く結構厳しい時期を過ごしています。
変形をしないためには、薬剤による疾患コントロールも大事だとは思いますが、初期から正しい動き方とケアを身につけておけば、リウマチの程度や年数に関わらず、変形しないということがわかっていただけると思います。
★今日のリハビリ
早朝早起き訓練。
拘縮は改善できるか(ちょっと追記あり)
10月の血液データは、RF(リウマトイド因子=基準値:25U/ml以下)は160U/mlオーバー、MMP-3(マトリックスメタロプロテアーゼ=女性:17.3~59.7 ng/ml)も130台、おまけにAST、ALTも3ケタのせのPTですこんばんは。
経過を振り返ってみます。
昨年12月あたりから、状態は徐々に悪化してはいましたが、この日の評価 では機能は保てていました。
8月中旬のある日、一日中PC作業をした次の日に右手関節が強く腫れたため、転医先にて関節変形予防目的で装具を作成。
一時落ち着いたが、9月中旬にますます激しくなる生活環境と装具の不適合により、右手首の疼痛が増悪して可動域とADLの制限が強くなる。9月の診察で、ステロイド静注するが著効なし。(この病院はリウマチ内科で注射を依頼すると、関節注射はしないようです)
しかし、CRPは0.02以下で単関節の痛みであることから、リウマチ性の痛みより、右手の使い方と、不良肢位と使い方による2次的原因によるものと考え、リハビリを開始した。
Problem#1 右手関節全方向の痛み #2. 右遠位橈尺関節癒着による可動性低下 #3. 握力低下 #4. ADL障害。
PT program#1. 右拇指伸展筋群トレーニング #2.右橈尺関節と手根骨のモビライゼーション #3. ROM-ex(背屈と前腕回外を重点的に) #4. アイシングと圧迫
結果、右手掌屈30°→60°と改善。
しかし関節の腫脹は残存したため、整外にて右手橈尺関節腔内注射を依頼。痛みが減少したところで、更にリハビリを強化、したところ、実は痛みがぶり返しました(苦笑)。 しかし難しいモビなどよりも、簡単に橈尺関節のアライメント(骨の並び)を改善する方法がありました。
それが、これ↓
後ろ手に前腕をおいて、体重をかけるだけ。
これは床上で行いましたが、肩関節に制限がある方は難しいと思いますので、椅子の背もたれに手を置いて体重をかけてもいいと思います。
普通の人にはなんてことはないでしょうが、前腕のアライメントが狂ったリウマチ患者にとっては、割と痛いです。少し我慢してリリース、それを何度か繰り返します。
いつも同じ角度で行うのではなく、肘の曲げる角度を変えたり、手のひらの向きも両方行うのがいいです。
で、現在の可動域は
標準可動域より狭いですが、初期目標にしていた「痛みのないブラ着脱動作の獲得」はクリアしました。
(追記:同業者には絶対に「何が一番よかったんですか?」と聞かれるはずなので、追加で書いておきます。
拇指MP,CM関節の不安定性は残存していますが、痛みはほぼなくなっていることを考えると、橈骨・尺骨のリアライメントと橈尺関節のスタビリティ、モビリティ両方の改善が一番の要因だと思います。手技としてはモビライゼーションするより、上記のように体重をかけてリアライメントを図るのが一番良かったようです。(セルフモビでは効きませんでした)ただ、これだけでも結構痛いので、関節腔内注射を予めしておいたのがかなり効いていると思います。
そして、後出しですみませんが、まだリハを始めた時点では始まっていませんでしたが、9月より生物製剤を使ったことも全く影響がないとは言えません。ただ、1か月経った10月時点での血液データでは、RF,MMP-3とも今までの倍ぐらいに悪化してはいますので、この時点では生物製剤の効果は出ていないと思います。)
ところで、「RAのリハビリ研究会」の難渋例の報告で、レントゲン画像上では関節狭小化、上腕骨頭変形、軟骨下骨が硬化して拘縮を起こした肩関節にリハビリを行った例がありました。
CRPは2.0~3.5、赤沈値50~60代の中程度の活動性で、発症10年、肩関節の屈曲70°(垂直まで行かない)、外転30°と、かなり厳しい拘縮でしたが、1年4か月で屈曲120°、外転90°まで回復して、「タオルで背中を拭く動作」を獲得しています。但し、それ以上の改善は難しかったようです。
著名なリウマチ専門病院のベテランPTも、リハでは変形の完全な回復はしない、と述べられていました。確かに骨同士が癒着する「強直」になるとリハでは改善できません。
わたくしの手関節は、軟部組織の拘縮と、骨のアライメント異常でした。期間も発症2年少々、腫れてから2か月という短い期間ではあります。
しかし、2か月もあれば拘縮が出来上がってしまうのは、PTや・OTなら頻繁に見ていると思います。
ちなみに、前述のリハ専門病院のPT(リウマチだけで多分年間何百例を20年以上みていらっしゃると思います)が、患者さんの「動くようにと言われますが、腫れて痛い時は動いてもいいのですか?」という問いに、「痛い時こそ動いた方がいいです」と答えていました。
理由は不動により発痛物質が余計に溜まってしまう、廃用で更に動けなくなってしまい、そのことにより余計に動いた時が痛くなるからだと言っていました。
もちろん動くといっても激しい運動をしろ、という意味ではないそうですが、痛い関節を保護しながら動かした方が、実は痛みを減らすためにも有効とのことです。
図らずも、それを実践していたわたくしリウマチPTです。今日現在では、長拇指屈筋が原因の痛みが時々あるぐらいで、日常生活には支障のない程度の痛みと可動域になっています。
次の生活目標は、なによりも今の仕事のコンプリートです。嗚呼。
★今日のリハビリ
・・・明日やります。




