【 MgH2 】 | 知恵の実を食べたサル

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古き善き新しい日本の在り方と生き方を探ります。


大変申し訳ありません
アメンバー承認は、お互いにある程度コミュニケート出来た上でとさせて頂きますことをご了承くださいませ。
m(__)m





水素化マグネシウム
MgH2


の再エネ転換社会に向けた
水素軸インフラ

綺麗事と言われるかも知れませんが、現在の再エネ政策は結果として悪利権政治的支配戦略に利用されてしまい迷走させられている!

また、1つの概念やシステムで全てを賄う体制はリスク分散の観点に於いてあまりにも危険である。


そういった観点で、
水素を主幹とし、
様々なエネルギー生成・供給システムを枝とした複合的なエネルギーシステム

エネルギーシステム樹





枝である供給システムのどれがダウンしても他のシステムが補完する事で、樹全体は枯れること無く機能する!

その概念は数年前から分かっていた!

しかし、
ネックとなっていたのが、その中核となる
水素取扱い運搬・貯蔵であった。

物質としての水素が実用的で最もエネルギー密度の高い状態は液体水素である。

しかし液体水素は-253℃以下に冷やし続けなければ気化してしまう。

その為今までは、
 ① 真空断熱容器 貯蔵・運搬
 ② 高圧タンク 貯蔵・運搬
 ③ 他の金属との反応(合金) 貯蔵・運搬

などの特殊かつ高度な取扱い方法が必要となっていました!




それが水素マグネシウムでは

・常温
・常圧
・超軽量
・自由成形
・科学的安定

極端に言えば、その辺に転がして置いても平気な物質なのです!
✳️実際は水(H2O)と反応して水素を発生するので保管や取扱い時には『水濡れ禁止』となります。

✳️万が一濡れて水素が発生しても、密閉空間で大量に水没して濃度が4%~75%になり、温度が527℃以上にならない限り爆発の危険は無い!(ガソリンより発火し難い)

 水素は揮発性が非常に高く(空気の1/14の比重)、開放空間であり拡散速度を上回る大量発生をしなければ、通常上記濃度に達する事は少ない。

↓ 水素化マグネシウム

写真は固形ですが、
フレーク・ペレット・顆粒・粉末・ジェル・液体(ジェル・液体は水を使用しない媒体)
など、様々な形態で貯蔵・運搬・再反応させる事が可能で有るため、その応用範囲の裾野の広さは広大であります!


商業化のクリアしなければならない課題は未だ有ります。

 製造
 ✳️水素化炉を使い高温・高圧の条件下で水素とマグネシウムを反応させて生成させる。
 その為、高温高圧状態を如何に省エネで維持し、効率よく大量生産する装置やシステムの開発が望まれる。

② 加水分解
 ✳️水素Mgを使用する際、水と反応(加水分解)させて水素を取り出すのですが、その水素を如何にコンパクトで自在に取り出せるシステムの開発が重要となります。

③ リサイクル
 ✳️水素を取り出した後に発生する、
水酸化マグネシウムMg(OH)2は環境対策触媒等、工業用素材としてとても有用な物質で有るためリサイクルが望まれる!

MgH2 + 2H2O

 ↓ 

2H2  Mg(OH)2


以上のように商業化の課題が有るとは言え、その課題は前向きな課題である為、研究開発は非常に有意義であると確信します!



この水素Mgをエネルギー転換媒体の中核・主軸として水素インフラシステム樹が実現すれば、地下資源の乏しい国や地域でもエネルギーの時給自足が可能となり、エネルギー問題で政治的・経済的な不条理から開放され、エネルギー由来の紛争支配・搾取から独立する事が可能となる!


クリーンなエネルギーが安価で容易に確保出来れば施設栽培などを駆使することで食糧自給率も大幅にUPする事が可能。


但し、安価で安定的なエネルギーと食糧の自給が可能となった場合、人口の爆発的増加とそれに伴う別の環境破壊に繋がらぬ様、十分な国際的検討及び調整・工夫が必要となる側面は考慮しなければならない!



人間が住み続けられる地球環境を守る為には、再エネ転換社会は待った無しの状況である!


それを実現する為の最大のネックは
技術的問題よりも

既得権益勢力の様々な

妨害
である!