こんにちは!

 

心理カウンセラー/セラピストのあずあずですクローバー

 

 

おさるのジョージに続いて、アニメネタですウインク

 

 

今回は、「アルプスの少女ハイジ」について語ってみたいと思います!

 

 

このアニメ、子どもの頃にハマったという方も多いのではないでしょうか?

 

私も大好きで、干し草のベッドで星を見ながら眠るというシチュエーションにめちゃくちゃ憧れましたキラキラキラキラ

 

そして、フランクフルトに連れていかれたハイジが、執事のロッテンマイヤーさんに毎日叱られて、元気がなくなっていく様子がかわいそうで、ハラハラしながら見守っていました。

 

子どもからすると、ロッテンマイヤーさんはとにかく口うるさくて厳しくて怖い大人。

 

でも、そんなロッテンマイヤーさんを怖がっていた子供たちが、いまではお母さんの世代になり、

 

「ロッテンマイヤーさんに共感する!」

 

という方が増えているらしいのですね。

 

「アルプスの少女ハイジ」の“悪役”ロッテンマイヤーさんが子育て世代から共感されるワケ

 

↑こちらの記事では、

 

「あんなに嫌いだったロッテンマイヤーさんの気持ちが今は分かる」

「そりゃ、子どもが食事中にコップを叩いたらやめさせるでしょ」

 

みたいな声がたくさん紹介されています。

 

 

なぜロッテンマイヤーさん、そして世のお母さん達は、子どもに口うるさく注意したり叱ったりするのか?

 

それは、子どもをきちんとした人間に育てなければ、という責任感があるからですよね。

 

愛するわが子が、社会に出て困ったり恥をかかないように、他の人たちとうまくやっていけるように。

 

そんな風に願って、一生懸命ルールを教える。

 

 

大人になってアニメを見直すと分かりますが、ロッテンマイヤーさんは、クララのことを本当に愛していたんですよね。

 

 

ロッテンマイヤーさんの願いは、クララが「ゼーゼマン家のお嬢様としてふさわしい品格と教養を身につけること」

 

なぜならば、それがクララにとっての幸せな人生だと信じていたからです。

 

 

動機は、

 

 

 

しつけでは、「愛」以外のことが動機になることもあります。

 

たとえば、

 

「子どもが騒いだことで、他の人に怒られたくない」

「しつけのできないダメな母親と思われたくない」

 

という「恐れ」が動機になる場合はとても多いです。

 

いまは電車やバスで子供が泣いたら怒鳴られてしまうようなご時世ですからね。。

そんな中で子育てしているお母さんたちは本当に大変だと思います。

 

*

 

人はみんな、様々な観念(ビリーフ)を持っています。

 

「物事はこうあるべき」とその人が信じているルールですね。

 

ロッテンマイヤーさんもたくさんの観念を持っていました。

 

・立派な婦人として、常にお行儀よくしなければいけない

・生活は規律正しく送らなければいけない

・お勉強せずに遊び呆けてはいけない

・はしたないことをしてはいけない

 

こういう、「~ねばならない」というルールが強いと、それを守っていない人を見たときに腹が立ったりするんです。

 

それが自分の子供だったりすると、一生懸命ルールに従わせようとします。

 

 

でも、それらのルールは自分の観念(思い込み)によってできているので、それが相手に合っているかどうかは分からないんですよね。

 

ロッテンマイヤーさんの持っていた観念は、ハイジにはほとんど合わなかったんです。

それを強制的に押し付けられたために、病気になってしまった。

 

 

そしてさらに言えば、それらの観念は自分に合っているかどうかも、本当は疑わしいのです。

 

なぜならば、観念の多くは育った家庭のルールや、親の言動に影響されているからです。

 

先日の記事で紹介したクライアントNさまの例でいうと、

 

「お金はなるべく節約するべきだ」

「お金は気前よく使うべきだ」

 

という夫婦の観念が対立していたわけですが、それは、お互い自分の育った家庭の方針がそうだったから。

 

お二人ともお金に関して、親が持っていた観念をコピーして受け継いでいるんですよね。

 

 

なので、自分が「こうあるべき」と信じて疑っていなかったことでも、一度、「本当にそうなのか?」と疑ってみると良いかもしれません。

 

「お風呂には毎日入るべきだ」

「食事は毎日3食きちんととるべきだ」

「規則正しい生活を送るべきだ」

「会社(学校)には毎日休まずに行くべきだ」

「友達には親切にするべきだ」

「食事の時はお行儀よくするべきだ」

 

 

たとえば、お風呂に毎日入ることが苦にならず、自分が気持ちよく過ごせるのであれば、その観念は自分に合っているといえます。

 

でも、本当はめんどくさいし他にやりたいこともあるけど仕方なく入っている、という場合は、その観念(ルール)は捨ててしまって良いんです。

 

 

「その観念は自分を幸せにしているか?」

 

という視点でチェックしてみると良いですね。

 

その観念があることで苦しかったり、やりにくさを感じているのであれば、それはあなたが幸せになることを阻んでいる心のブロックです。

 

たとえば、

 

「お金を稼ぐためには、苦労しなければならない」

 

という観念のために、ハードワークから抜けられなかったり、ブラック企業にハマってしまう人もいます。

 

自分を幸せにしない観念は思い切って捨ててしまいましょう!

 

*

 

さて、クララがやっとアルムの山に来れることになったとき、ロッテンマイヤーさんもついてくると分かって、

 

「なんでセバスチャンじゃないのーー!!?」

 

とハイジと一緒に絶望的な気持ちになった人は私だけではないはず。

 

 

実は、これは原作には無い設定なんですよね。

 

なぜ、ロッテンマイヤーさんをアルムの山へ行かせることにしたのか?

 

私はここに、アニメ製作者のメッセージがあるような気がしてなりません。

 

 

都会の住み慣れた豪邸を離れたロッテンマイヤーさんは、アルムの山のふもとのボロボロの家に住まなくてはならないことになります。

 

それまで家事はほとんど召使がやってくれていましたが、身の回りのことは全て自分でしなくてはならない。

 

大の苦手であるケダモノ(動物)達にヒィヒィ言いながらも、愛するクララを守るためにロッテンマイヤーさんは奮闘します。

 

それまでではあり得なかったズボン姿にもなるし、崖にも上ります。

 

 

それまでロッテンマイヤーさんが頑なに守ってきた観念が、強制的にどんどん覆されていくことになるのです。

 

 

そうすると、それまで鉄仮面のようだった彼女が、どんどん人間的に見えてくる。

 

そしてロッテンマイヤーさんは、激しく抵抗していた山での生活にもだんだん理解を示すようになり、最終的には、クララが再びアルムの山に行けるよう応援してくれるようになるんです!

 

 

ロッテンマイヤーさんは四苦八苦しながらも、自分とは全く違う観念を受け入れ、認められるようになった

 

この成長物語は、我々にいろいろなメッセージを伝えてくれているのかもしれません。

 

*

 

ハイジで私がいちばん好きなシーンは、第一話にあります。

 

 

厳しいおばさんにしつけられ(彼女もまたハイジを愛しているのですが)、アルムの山に連れていかれるハイジは、手荷物を少なくするために洋服を山ほど着せられ、浮かない顔をしています。

 

 

 

しかし、初めての山で、ペーターとヤギ達が駆け上がっていくのを見て嬉しくなったハイジ。

自分もついて行こうとするけど、体が重くて走れません。

 

そこでハイジは、自ら靴と洋服をすべて脱ぎ去って、駆け出すのです。

 

私は大人になってからは、このシーンを見るたびに涙がボロボロこぼれました。

 

ハイジが脱ぎ去ったのは、大人が大人の都合で彼女に押し付けたもの。

 

「あなたはこうすべき」

 

という、大人の観念だとか、社会のルールだとかを象徴しているのではないでしょうか。

 

 

それらの重い荷物を捨て去って、いきいきと駆け出したハイジに、私の中のインナーチャイルドが

 

私もハイジみたいに自由になりたい!!

 

と憧れて、涙が出ていたのです。

 

インナーチャイルドは、ずっと自由を求めていたんですね。

 

 

*

 

あなたもインナーチャイルドを癒して自由になりませんか?

 

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