こんにちは。会長の3110です。
前回の記事で、来月から東京に住むと言っていたのですが……なにこれやべーんじゃねーの?
なんで行く直前に何十人も増えていくんだ……。
封鎖するならするで早く情報がほしい。
―=ΞΣ((( / ・ω・)/
えー、外出を自粛しろと言われているにも関わらず、友達と一緒に町へ繰り出す若者が多いとのことですので、今回は暇な時、家でだらだら観るのにおすすめな作品をいくつか紹介したいと思います。
『ロープ』(第26回)
1948年 80分 監督:アルフレッド・ヒッチコック
前編ノーカットっぽく撮った、ヒッチコック初のカラー作品です。このブログでは何度も紹介していますね。
擬似ノーカットということで、作中の時間も視聴者と同じスピードで進んでいきます。
登場人物をカメラが追い回し、それぞれの性格や、人物同士の関係性を自然に描いています。
短尺ですが、作中の人物と同じ80分間を共有するので、なかなか濃い作品だと思います。
『十二人の怒れる男』(第13回)
1957年 97分 監督:シドニー・ルメット
これも何度も紹介していますね。私が一番好きな作品のうちのひとつです。
アメリカの陪審員制度をテーマにした作品で、十二人の陪審員による有罪か無罪かの討論が描かれます。
上の『ロープ』と同じく、本作も視聴者と同じスピードで作中の時間が進みます。
約1時間半にわたり、男たちが裁判の内容を討論するだけの話なのですが、これがめちゃくちゃ面白い。終始飽きないし、何度も観たくなる。
周りに流されやすいおどおどした奴、野球の試合が見たくてさっさと終わらせたい奴、年の功が冴える老人、差別主義者など、陪審員一人ひとりのキャラも個性的です。
『狼たちの午後』(第174回)
1975年 125分 監督:シドニー・ルメット
『十二人の怒れる男』と同じシドニー・ルメットの作品です。
やはり、ルメットは狭い狭い舞台での人間ドラマを描くのがうまいなぁと思います。『十二人の~』以前はテレビドラマを撮っていたそうですよ。
犯罪を題材にした映画ではありますが、陰鬱かというとそうでもなく、適度にユーモアが見られるバランスのいい作品です。
主犯のソニーと相棒のサルはもちろん、人質や刑事もみんなキャラが立っていて、好感が持てます。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』(第25回)
1994年 142分 監督:ロバート・ゼメキス
アメリカの時事ネタを挟みつつ、少年フォレスト・ガンプの半生を描いた作品。
高校卒業後、別々の道を歩むことになるフォレストとジェニーの姿を交互に見せながら物語が進むのですが、フォレストに対してジェニーの人生が悲惨かつ生々しいです。
人との出会いが自分の人生を左右するということが、本作を観ればよくわかるはずです。
いい出会いに恵まれたいなら、自分から行動しましょう。
『クローバーフィールド HAKAISHA』
2008年 85分 監督:マット・リーヴス
「突然正体不明の巨大生物に襲われるニューヨークを、市民が撮ったビデオカメラの視点から見た一部始終」という設定の映画。手ぶれがものすごいので、酔いやすい人は注意しましょう。
そこそこ前の映画なので、CGとかいろいろ粗い部分もありますが、誤魔化し方がうまいのであまり気にならないと思います。
作中で起こった騒動は解決せず、巨大生物の正体も一切明らかにされないので、すっきりしないのが嫌いな方にはあまりおすすめしません。逆に、得体の知れないホラーが好きな人にはおすすめです。
『パラノーマル・アクティビティ』(第122回)
2007年 86分 監督:オーレン・ペリ
「夜な夜な奇怪な音に悩まされるカップルが寝室に置いた監視カメラの映像」という設定の作品です。
これも『クローバーフィールド』と同じで、作中で起こる謎は一切解決しません。
何か起きそうで起こらない。何かわかりそうでわからない。
終始そんな感じで、物語に大きな動きはありませんが、こういう雰囲気浮名人にはたまらない作品ではないでしょうか。
『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
2013年 127分 監督:アン・リー
沈没した船から生き残った少年と、同じ船に乗っていたトラの漂流生活描いた作品。
とにかく映像がきれい。現実離れした海や島の様子が、美しくもあり、どこか危険を秘めていそうな独特の映像美で表現されています。
あとトラがかわいい。
パイとトラの近過ぎない距離感が観ていて和みます。
―=ΞΣ((( / ・ω・)/
以上です。
展開の緩急が小さい作品をピックアップしてみました。
気に入った作品が見つかれば幸いです。
この記事を書いている時に志村さんが亡くなったという訃報がありました。
まだまだ現役だと思っていたのにこんな形で亡くなるとは……