他のポルトガル語諸国で使っているか、あるいは他の言語でも同じような言い方があるか分からないが、ブラジルでよく使われる面白い表現をちょっと集めてみた。

 

Oi

発音は「オイ」。

親しい友人仲間などに会った時の「やぁ」(男性言葉だが、女性はどのように言うのだろう)という感じ。英語でのハーイに当たるかも。

リオ滞在時、出張で来ていた人と昼食に出た際、狭い道路の反対側に偶然親しい人が見えたので「Oi」と言ったら、この出張者に「あなたは女性でしょ。それなのに Oi なんて!」とあきれられた。

 

Comer o pão que o diabo amassou

直訳は「悪魔がこねたパンを食べる」。苦労や困難を経験するという意味。

あなたはこのようなパンをいくつ食べましたか? 私はずっと食べ続けているのですが・・・・・・・・・

 

Quem não arrisca, não petisca

「リスクを取らない人は、何も得られない」という意味。~risca、 ~tisca と韻を踏んでいる。

 

Ter dor de cotovelo

直訳は「肘が痛む」という意味。「嫉妬する」や「羨ましがる」という意味で使われ、主に恋愛で相手に嫉妬するような時にによく用いられる。

dor de coração とはいいません!( coraçãoは「心」)

 

Engolir sapos

直訳は「カエルを飲み込む」で、「不快なことを我慢する」や「嫌なことを受け入れる」という意味で使われる。職場でカエルを飲み込むことはよくありますよね~。家でもですか?

 

Chorar sobre leite derramado

「こぼれたミルクについて泣く」という意味。どうにもならないことについて嘆いても意味がないといったニュアンスで、「取り返しのつかないことを嘆く」や「起きてしまったことを後悔する」ような場合に使う。

 

Chover canivetes

直訳すると「ナイフが降る」だが、「非常に激しく雨が降る」という意味で使用される。