次期ブラジル大統領選は来る10月4日に行われるが、国民がこれまでの大物候補二人(現ルラ大統領と前大統領の長男F.ボルソナロ)の長年の対立に疲れた中、突然政治経験ゼロの候補者が現れ、大きな関心を集め、最近の世論調査でも急伸してる。

 

『生きている、ただそれだけで美しい』など多数のベストセラーがある精神科医のアウグスト・クリーで、彼の著書は日本語にも多数訳されている。

(上記の他『「加速思考」症候群 心をバグらせる現代病』、『素晴らしい親、魅力的な教師』など)

 
ルラは次期も勝利すれば大統領3選目になり、そうなれば大したことだが、私は昔彼がサンパウロ州知事選に立候補した時のエピソードを思い出す。

 

選挙前、夫人とサンパウロ州知事公邸(ネオクラシックの優雅な建物)の前を通りかかった際、ルラが「将来僕たちはここに住むことになるかも知れないよ」と言ったら夫人は「まあ、こんなに沢山の窓を拭くのは大変だわ」と言ったというのだ。

 

ただし、これは対立候補(富豪)がルラ夫妻を馬鹿にして流布させた言葉。

ルラは若いころ貧しい東北地方から「出稼ぎトラック」でサンパウロに移住、

夫人(先年死去)も、青い目の金髪でそうは見えないが、家事使用人、子守などを経験している。

2025年11月〜2026年4月まで、中南米縦断〜南極旅行をしていたまるちゃんさんが、数日前からブラジルに!

私が行ったことのない北部で色々貴重な経験をしている様子が生き生きと綴られています。近々、私の故郷(?!)リオに向かうとか!

ぜひご覧を! ↓

 

まるちゃん頑張れ!

 

 

いや~残念ながらサッカーW杯の順位ではない!

2032年までに原油生産高で世界5に躍り出るのだ。 海底油田の増産で現在の3割増える見通しなので。

 

かつてブラジルは原油輸入国だったが2010年代半ばからは純輸出国に転じ24の生産高は世界8位に

因みに、海底油田の増産には。日本企業が浮体式石油生産・貯蔵・出荷設備事業への投融資で貢献している。

輸出先は長い間中国とアメリカだったが、中東情勢の緊迫化中国インドやアジア諸国への輸出が増えている。地政学的にブラジルはほぼ安定しているからだろう。

ここでも日本は出遅れているようだが。

 

ブラジルはオイルショック時、石油輸入抑制のためバイオエタノールを開発、そのずっと前には外貨節約のためパン製造にトウモロコシ粉を混ぜる、更にその前には、コーヒーを7ランクに分けて高級品を輸出し、最低の2ランクを国内流通に回す、など涙ぐましい努力をしてきた。

(そういえば今のブラジルのフランスパンは何と美味しいことか!日本でプレイしているブラジル出身のサッカー選手が「ブラジルのパンは美味し~い。バターをつけてあとはコーヒーだけで朝食は十分!」(同感!同感!)と遠い目をして話していたことを思い出す。)

 

ブラジルすごいぞ! 

ブラジル頑張れ!

 

 

ブラジルはサッカーワールドカップ第1戦(6/14)でモロッコと対戦。

ブラジルは史上最多で5度の優勝を誇るが、前回アフリカ勢で初めて4強入りしたモロッコは譲らず、―1で引き分けた。

 

モロッコの主将アクラフ・ハキミは前々からモロッコはアフリカのブラジル』と言われている」と自信満々だった。

ブラジル!

頑張れ!!

ブラジルのルーカス・ピニェイロブローテンは、14日の冬季オリンピック男子大回転でブラジル選手として、いや、南米選手として初めて金メダルを獲得。

ブラジルばかりかノルウェイの報道界はこのニュースで持ち切り。

でもなぜノルウェイ?

ブローテンは名前が示す通り、父親がノルウェイ人、母親がブラジル人。22年の北京大会ではノルウェイ代表として出場していた。

ルックスが良いのでモデルをしていたこともあり、24年からはモンクレールのアンバサダー。

 

冬季オリンピックにブラジルは過去10回参加しているが、メダルを勝ち取ったのは今回が初めて。

今年のカーニバル(Carnaval)は16日が初日だが、14日には同じような騒ぎが始まった。

 

 

 

 

前項「TACO」で、MAGA(アメリカを再び偉大な国へ)をもじって「ブラジルを再び偉大な国へ」との文言をプリントしたTシャツを掲げた。

無知な私は「”再び”というには、過去に偉大であったことがあったのだろうな」と思った。本当です。

 

ここで、昔、日本が尊敬されていた時期(冴えない今ではなく、日本経済が光輝いていた時代だからそれほど昔ではない。80年代最後の頃か?)に耳にした小話を思い出した。

 

長らく「未来の国」ともてはやされてきたブラジルだが一向にその未来が現れないブラジル。

歴代政府はどうしたものかと頭を痛めていたが、ある閣議で切れ者の大臣が素晴らしい発言をした。

「日本を手本にしよう!大国と戦い、敗戦で廃墟となったが今ではどうだろう!アメリカという超大国に負けてもすぐに回復し世界一流の経済国になりこんなに繁栄している!我が国もアメリカと戦争をしよう!」

他の閣僚たちは驚き喜び、「そうだそうだ!!!さすが当代最高の頭脳だ!すぐに始めよう!」と一斉に叫んだ。

 

興奮さめやらない中、後ろの後ろに控えていた技官が小さな声で「でも、もしブラジルが勝ったら?」とつぶやいた。

 

お粗末でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

トランプ大統領にまつわる造語 TACO (Trump Always Chickens Out) が広まってから数か月経つが、今日のプーチン会談はどうなるだろう!

また、MAGAの別の意味 Make America Go Away 3月のバンス副大統領のグリーンランド訪問時に広まった。

 

 

さて、ブラジル政治には昔からこんな言葉がある。

「右派は右手で取り(盗り?)左派は左手で取る(盗る?)」

 

お粗末さまでございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

私は何十年ブラジルに住んでいてもサッカーに全く興味がわかず、ルールも知らない。

カズや、ブラジルの有名選手やチーム名位は知っているが(知りたくなくても毎日すさまじい量のサッカーニュースに囲まれいやでも自然と覚える)。

 

ところで、ある新聞のスポーツ欄(いつも全く見ない)にある日、カズの顔写真が載っているコラムを見つけて思わず読んでみた。

勿論何が何だか分からない箇所も多いが、ブラジルが大好きで、観察が深く、それ以上に、すごい名文であることに感銘を受け、虜になってしまい、カズの写真があると必ず読むようになった。サッカーそのものには興味がわかず、ルールも知らないことにその後も全く変わりはないが。

 

7月4日のコラムはここ

あなたもどうか一度読んでみて下さい。

 

P.S.

ブラジルではサッカーをフッチボルと呼ぶ。

ブラジルにはイギリス人が持ち込んだ(教えた)と言われ、そのためブラジル人は英語のfootballをブラジルなまりでフッチボル(futebolと表記)と発音したためと言われる。

 

ブラジルが誇る写真家セバスチャン・サルガド(Sebastiao Salgado)が先月末亡くなった。

 

 

 

パリで。

 

パリは昔から芸術家はもとより、亡命者や反政府人など多くの外国人を受け入れてきた。

ブラジルからも、1964年の革命から20年続いた軍事政権下では多くの追放者が出たが、反政府のインテリ、芸術家、政治家達も自主亡命してパリに住んだ。

 

その中の一人フェルナンド・エンリケ・カルドーゾFernando Henrique Cardoso1994選挙で大統領に。

”亡命”以前にパリ大学に留学したが、自主亡命先にもパリを選択。夫人のルッチ・カルドーゾ(Ruth Cardosoも学者(人類学者)で、パリでは夫より先に大学教授になり、財政的にも夫を支えた。

帰国後、サンパウロ大学、ケンブリッジ大学教授などを歴任後政治家に。

 

ルッチはサンパウロ生まれの全くのブラジル人であるが、興味深いことに学位論文のタイトルは「家族構成と社会移動性・・・サンパウロ州に在住する日本人に関する研究」(*)(Estrutura Familiar e Mobilidade Social・・・Estudo dos Jeponeses no Estado de Sao Paulo) というもの!

更には、大統領就任式に着用したドレスが日本人デザイナー イッセイ・ミヤケのプリーツドレス。価格が僅か500ドルということで、マスコミは大いに盛り上がった。前任者の夫人はパリまで買いに行ったし、軍政時代の夫人達の着用したドレスはみな豪華できらめく美しさだったことは本当に記憶に新しいことだったのだから。

 

(*)日本語版は、日伯修好通商航海条約締結100周年を記念して翻訳されたもの