ざっとしちゅう -4ページ目

ケイ君

大学2年の春、僕はひとつ年上のケイ君と知り合いました。


きっかけはテレクラで、待ち合わせ場所に来たケイ君は、小沢健二似のこざっぱりとした男の子でした。

お互い、地方出身者の大学生で一人暮らし。ゲイの世界での経験も浅く、同世代の人とSEXをしたこともないという共通点もあり、試し(?)にSEXをしてみようと話はまとまりました。


古いラブホテルで、ケイ君は以前知り合ったおじさんからもらったという、裏ゲイビデオを見せてくれました。


服を脱ぐ段になると、ケイ君は
「オレの小さいけど、いい?」
と尋ねてきました。

ビデオの男優のチンコを『大きい』と僕が評したので、巨根好きと思われたのかもしれません。


先にシャワーを浴びたケイ君は、バスタオルを巻いたままシーツに潜り込み、僕もシャワーに続きました。


布団の中で、お互いがぎこちなく絡み合い、唇を重ね合わせ、興奮した僕はケイ君のバスタオルを剥ぎ取りました。

現われたケイ君のチンコは、本人が宣言していた通り、フル勃起しているにも関わらず亀頭がわずかに覗く小さめの包茎チンコでした。

僕が、マジマジと凝視するので、ケイ君は恥ずかしかったらしく、自分で皮を剥き、根元でたぐり寄せた皮を手で固定し、剥けた状態をキープしていましたが、執拗な僕の皮イジリに、半ばあきらめたかのように身をまかせてきました。

上になったり、下になったり、さっき見たビデオを真似るように絡み合い、69の態勢では、ケイ君の薄く毛に覆われた穴を見ることもできました。


ケイ君は僕のチンコを見て、
「亀頭がデカイ!」
と言ってくれましたが、それはサオと亀頭の差があまりない、ストンとした小振りなケイ君のチンコと擦り合わせるとより顕著になり、奇妙な興奮を覚えました。


僕はケイ君の勃起したチンコを口に含み、舌で皮を剥いたり戻したりと、ねっとりと愛撫し続けました。

フェラチオはあまり好きではない行為のはずなのに、同世代の若いチンコを舐めることに抵抗がない自分に驚きました。


コンパクトで凹凸のないチンコは舐め易く、ズッポリと根元近くまで吸い付いたり、舌で敏感なピンクの亀頭を刺激するうちに、ケイ君は絶頂に達したらしく、「イクッ、アッ、イクッ!」
といううめき声をあげながら、僕の口中へ発射しました。


初めて味わう精液は生臭く、すぐにティッシュに吐き出せたのに、少しの後悔と罪悪感は、いつまでも僕の心にまとわりつきました。

19歳の別れ

ケンジさんにとって、僕は何番目にランク付けされたセフレかは分かりませんでしたが、馴染みのゲイバーに何度か僕を連れて行ってくれました。

ゲイバーには、ケンジさんは何故かアクセサリーを身に付けて行っていました。金色のチェーンのネックレスやブレスレットの留め金を留めるのを手伝わされたりもしましたが、夏祭りの露天で売っているような、明らかに偽物と分かる喜平ネックレスを、何故に嬉しげに付けるのか、僕にはさっぱり理解できませんでした。


初めて行くゲイバーは、もの珍しく、緊張もしましたが、値踏みされるような視線をあびたり、毒舌オネエキャラのスタッフに辟易させられたりと、あまり居心地の良さは感じられませんでした。

ただ、ケンジさんのゲイ仲間には、いつも穏やかにニコニコ優しくしてくれる人や、お洒落な美容師の人もいて、その人達の輪の中では‘若くて可愛らしい男の子’として扱ってもらえ、まんざらでもありませんでした。



ある時、SEXの後、タバコの煙をくゆらせながら、
『俺、29って言ってたけど、本当は36なんだよね。』と、ケンジさんは告白してきました。


僕は、そう驚きもしませんでしたし、
『嫌いになった?』
との問い掛けにも、首を横に振りました。



でも、この時に僕は気付いてしまいました。
29歳でも36歳でも関係ないと思うのは、ケンジさんを好きだからという訳ではなく、単に関心がなくなっているということに。



僕は、まだ若く、ゲイの世界に染まりきってない初々しさを武器に、これからじっくりと吟味して、ステディな彼を見つけて行けばいい。
同世代の友達だって欲しい。


僕は、ケンジさんが年齢詐称を負い目にしているうちに、フェードアウトし、付き合いを清算することにしました。



ケンジさんからの連絡を2~3回無視したところで、ケンジさんは、僕を追い回すことなく、関係は自然消滅となりました。


当時は、すぐに別の人と出会えるだろうとタカをくくってましたが、ケンジさんのように優しく、周りの仲間からも慕われている仮性包茎の人は、僕の前にはなかなか現れませんでした。

サンドイッチ

ケンジさんと定期的に会いながら、別の人との出会いも求めていました。


主にテレクラで知り合い、待ち合わせをして会うものの、深い関係になる人がいなかったのは、若いということを高みに置いて、相手を値踏みするような、僕の傲慢さが原因だったような気がします。



それでも、ごくたまに性欲に負け、一度だけの関係になった人もいます。


自称ホテルマンの人とは、PARCO前の大通りで待ち合わせをしました。
車で拾われ、カジュアルなイタリアンレストランでご馳走になりました。

決してタイプの人ではありませんでしたが、ご馳走になったし、マンションに一人暮らしというので、軽い気持ちで部屋について行きました。


その人の部屋は会社の事務所をむりやりに住居にしたような感じで、あまり家具もなく殺伐としていました。

ソファに二人で座り、テレビドラマを見ていると、その人は僕の体を触ってきました。

僕はされるがままに身をまかせていましたが、いざ服を脱がされる段になると、先に裸になるのは恥ずかしく、先に脱いでもらいました。

ビキニブリーフ一枚のその股間は、まさしく三角のテントを張ったように隆起していて、その形状が独特であることに驚きました。


最後のその一枚を剥ぎ取り現われたモノは、今まで見たことのない、下反りの包茎チンコでした。

当時、僕はアダルトビデオの類をほとんど見たことがなく、男性経験も乏しかったので、チンコというものは勃起すれば上向きに反るものだとと、勝手に思っていました。

最初こそ驚いたものの、次第に好奇心が勝り、僕はその下反りチンコをイジリまわしました。
扱き方のコツがなかなか掴めず、あまり気持ち良くさせることは出来ていなかったように思いますが、その人は最後は唸りに似た声を出しながら、ボトッ、ボトッと精液を滴り落としました。



その後、僕はその人の手で発射に導かれたのか、思い出せませんが、その夜はその人のマンションに泊り、翌日の朝、喫茶店でモーニングをごちそうになったことは、しっかりと覚えています。

その喫茶店のモーニングのサンドイッチはかなり美味しく、僕はその味を真似て、自宅でサンドイッチを作ってみたりもしました。


僕の中で、下反りチンコと美味しいサンドイッチは、奇妙な組み合わせで記憶されています。