投資のいろは(日中の続き)
本日前場の早いうちに日経先物を売り建てました。
あの記事を書いた時にはスマホからでした。このエントリーの最後に書きますが、スウィングトレードの損益が昨日より悪化しています。あの分は完全にカバーできています。本当はもう一段オプションを使っても良いのですが、そこは今回やっていません。ここに書かないだけで裏でやっているということでもありません。
現物株のヘッジとして使おうと思っていたので複雑なポジションを取って利益を取りに行くほどでも無いという判断です。それとMSQの近くで市場が振られる展開になりやすい。少し情勢を確かめてそこで入っていくので十分だろうと思います。
ここ最近のエントリーをご覧になっている方々はお気づきかと思いますが、先月下旬から日経平均の先行きについてのトピックスが多かったはずです。それだけ動きを読みにくく、ここ数日の強い上昇も中国やアメリカが不調で東証だけ独歩高という不可思議な状況で、どこかで崩れる可能性を考えていました。
本日の動きをどう捉えるのかという点です。しかし今回、私自身が中々行動を起こさなかったことをこうして振り返ると、まだまだ未熟も未熟、ド素人の域を出ませんけれど、まずまず合理的な行動も出来るようになってきたのかと僅かに思いました。
リーマンショックの時にも似たように市場が崩れることには気が付いていました。念のために言っておきますけれどリーマンショックの時には個人投資家でも日本以外に世界中で多くの人がいつかいつかと手ぐすねを引いていたのです。
あの時はグローバルに危機が波及していく流れがあり、完全に外野にいても不気味な流れは容易に観測できていました。私の場合、今よりもさらに未熟でほとんど何も知らない状況でしたが投資家のグループに参加していて、しばしばオフ会などもして情報は入ってきていました。それにリーマンショックの深刻さは分析能力が全くない私でも何となく気が付いていたので、日経平均先物を売ったら儲かるだろうな、というような、昔のことで内容を簡潔に記述するためにこう書いているのではなく、正真正銘この程度の理解で市場に参加していたのです。
けれども下がると思っていても、ただそう思っているだけですから適当に日経平均先物を売り建てていくわけです。無定見に。当然ロスカットとなります。ひとつ褒められる点があるとすれば、先物やオプションを手掛けた最初の頃から相場が自分の予想と逆に動いた時には損切りをすることだけは癖のようにやっていました。
だから危機が本格的に市場を直撃するまではロスカットを何度もしたわけです。何しろ本当の意味で世界の情勢を分析していたわけではないし、テクニカルも何も知らずにやっていましたから。後はリーマンショック前からアメリカ株は持っていて、そういう銘柄を売って金利の高かったアメリカ国債をいくらか持ってもいました。最小限出来ることはしていたのです。
そして幸いなことにリーマンショックの直撃を市場が受けて暴落が始まった時には売り玉を持ってたのです。運が良かっただけですけど。それでそれまでの数回分のロスカットをして確定させた損失を取り返して、現物の損失が膨らんだ分をカバーして十分おつりがくるほどのリターンは得られたのですが、それは結局効率の悪い手法だし運に左右されやすいトレードだったと思います。今これを書いていても、それほど前世で良いことをしたわけでもないだろうに、良くもまぁ、あそこでひと財産築けたものだと不思議にしか思えません。
そこからずいぶん経ちましたが、今回は8月下旬から、というか実際には8月中旬の夏休みを満喫している時から胸騒ぎはしていました。そしてそのころからぽつぽつタイトルに日経平均を入れたエントリーを書き始めたのですが、実際に行動を起こしたのは9月6日になったばかりの深夜でした。しかもそこでも予行練習でminiを1枚売り建てているだけです。
そして本日前場で急騰後に上値が抑えられたのを見て初めて本格的に日経平均を売り建てました。今度はminiじゃありません。枚数はまだ1枚ですが、以前のエントリーで書いた通りここで調整が始まると1日では終わらないと思います。
そこで市場のトレンドが変わったことを様々な指標からもう少し確信をもって感じられるようになったら売り乗せしていこうと思います。
これが日経平均の1ヶ月日足チャートです。見事です。本日の陰線が。これが本日前日終値より低いところから始まって一気に急騰したのです。
これが本日日中の日経平均1日5分足チャートです。寄り付きから40分程度で本日高値まで行きました。そこからじわじわ下げ始めます。
私が売り建てたのは午前11時ごろでした。午前10時半前の急落で安値を付けるところまで行きました。そこから戻るのですが、この戻りを観察して、間違いないだろうと思って日経平均先物を売り建てたわけです。ちなみに売り建てているのは10月限月のものなので、この時の売り建てた金額は33000円をいくらか下回るところです。最初は切りよく33000円で注文を出していましたが、そこまで届く可能性がかなり低いのに気が付いて、指値を下げました。
ただこれ、明日続落するということでは無いかもしれません。MSQを超えた来週が波乱含みなのではなかろうかと思っています。もしかすると本日のNY時間と明日の市場が開く直前の指標(米:失業保険申請件数、日:実質国内総生産)で何かあるかもしれませんけれど、それは予想から相当外れた値で無いと無風だと思います。
いずれにせよ、これは現物株のヘッジ+あわよくば少し余禄をということで考えていて、目を三角にして利益をガツガツ取っていこうというものでもないので、のんびり構えていこうと思います。
さて本日までの成績です。
セイファート(9213)
1000株@1000円 → 1030円 +30000円(確定)
すららネット(3998)
800株@655円 → 675円 +16000円(確定)
1000株@615円 +5000円
メルディアDC(1739)
400株@775円 → 786円 +4400円(確定)
400株@770円 → 786円 +6400円(確定)
サンコール(5985)
400株@525円 → 475円 -20000円(確定)
400株@520円 → 475円 -18000円(確定)
パーク24(4666)
200株@1831.5円 → 2125円 +58700円(確定)
KPPGHD(9274)
1000株@610円 → 654円 +44000円(確定)
パーソルグループ(2181)
300株@2550円 +4500円
まずは本日すららネットを615円で仕込めました。これ、ザラ場や歩み値をご覧になっていた方(まずいないでしょうけれど)は気づかれたかと思いますが、日経先物を売り建てる判断をする前に、高値を付けてから下げ始めるのを見て、来たか、と思ってまずは現物株の注文を訂正して指値を下げたのです。もちろん市場全体が下落基調にある上に、チャートを見て見ると、すららネットが615円まで下がってしまうと雲まで遠ざかるので、保有できなかったら先物だけのトレードで済まそうと考えていたので気楽に下げました。そうしたら見事に約定していた。ラッキーと言えばラッキーですが、チャートを見ると結構悪い位置で約定していて、この銘柄、安く買えたけれど安くしか売れないんじゃないの、って懸念があります。
パーソルグループの含み益が15000円減少しました。もっともこれは全体の地合いというのとは関係なく、昨日夕方のエントリーで書いた通り昨日上昇した分を戻しただけですから、それをヘッジしたんだよ、と言われても見当違いということになります。長期で保有している分の本日分のロスはカバーできています。
とりあえず週明けの動向を観察するのが次のポイントです。