原題:The Bourne Identity (2002) 米国版4K UHD BD
アメリカ映画 119分(アメリカ劇場公開:2002.6.14)
邦題:ボーン・アイデンティティ(日本劇場公開:2003.1.15)
ジャンル:アクション・ミステリー・サスペンス
ボーン・アイデンティティを4K UHD BDで見てました。
本ブログでは2回目の登場なので、映画の感想については
https://ameblo.jp/916wbk/entry-12206134338.html
を見てください。
何度見ても面白く、スパイものの傑作。特に原作に近い本作が一番好きです。
画質に関しては期待を裏切られます。
解像度はBDと比べて若干ましかなというところですが、とにかく色がくすんでおり鮮やかさに欠けます。BDを見ると鮮やかな色なので、どうしてこの色にしたのかと疑問になります。
この発色はフレンチ・コネクション (1970)のBD版を思い出させます。2009年に20世紀フォックスから発売されたフレンチ・コネクションのBlu-rayは、くすんだ発色で解像度もイマイチで、Blu-rayの鮮やかな色を期待したファンをがっかりさせました。BD化に関しては、ウィリアム・フリードキン監督が直々に監修しており、冬のシカゴとニューヨークが舞台なので、渋い発色というのはそのためだと思います。
結局のところ2012年に再度リマスターされたBDがアメリカで発売になり、このバージョンでは発色、解像度とも大分改善されています。(日本で最初に発売されたものは、2009年版なのですが、今発売中のものがどちらかは知りません。)
ボーン・アイデンティティは主にフランスが舞台なので、4K版の発色は監督の意図とは考えにくく、現にBD版は鮮やかな色です。
DTS:Xの音は素晴らしいだけに、再度の4Kリマスターを期待したい。
[ソフト]
The Bourne Ultimate Collection
ボーン・アイデンティティ (2002)、ボーン・スプレマシー (2004)、ボーン・アルティメイタム (2007)、ボーン・レガシー (2012)、ジェイソン・ボーン (2016) のBDと4K UHD BDのセット+ ボーナス・ディスク(DVD)のセットで11枚組です。
音声:英語、スペイン語、フランス語
字幕:英語、フランス語、スペイン語