新入荷 | REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

REPTILES &AMPHIBIANS.REPTILICUS (真・冷凍凶獣の日常)

大阪の爬虫類両生類・特殊動植物専門店レプティリカスのブログです。旧ブログ・blog.goo. ne.jp / reptilicus3reptiles からアメブロに移行しました。最新の入荷や日常を書いていきます。
住所大阪府高槻市郡家新町17-32・電話番号0726911741です。


新入荷生体のご案内です。





ハイイロブキオトカゲ(Oplurus.flerinensis)↓英名でマダガスカルブルーイグアナとも呼ばれます。別名をアオブキオトカゲ。
WC.♂・意外にレア。
体長25~30㎝・マダガスカル固有種。
マダガスカル南西部に分布しています。



ハグルマブキオトカゲ(Oplurus.cyclurus)
マダガスカルトゲオイグアナの代表格。
WC・二匹とも♂残念!!
マダガスカル南部からマダガスカル南西部に分布しています。体長は25㎝前後です。
最近はレア!!一匹は再生尾デスー。
一匹はキュビエブキオトカゲ(Oplurus.cuvieri)で仕入れたのですが、送られて来たのは本種でしたァー(笑)
いや、最近はキュビエブキオトカゲばかり来てハグルマブキオトカゲの方が珍しかったから良かったんだけどf(^^;↓
伝説の大陸レムリアだったとも言われ・・・怪鳥ルフ(ロック鳥)のモデルとなった巨大鳥エピオルニスが闊歩していたという・・謎に満ちた島であるIsland of Madagascarに棲息するイグアナの仲間であるブキオトカゲが二種類入荷しています。
マダガスカル島は、アフリカ東海岸から400キロも離れた海に浮かぶ大きな島であり、島としての面積は世界4位で、日本の1.5倍もの広さを誇ります。(長さは1580キロ、最大幅570キロ)
そんなマダガスカル島は早くにゴンドワナ大陸から切り離された島で独特の生態系を持ち、この島固有の生物が数多く棲息していて(数千種にも及ぶ生物がいます)、この島の爬虫類・両生類の9割以上にも及ぶ種類は、この島とその周辺の固有です。
その中にマダガスカル島の生物相の中では異色なグループであるイグアナの仲間であるマラガシートカゲ一族がいます。
マラガシートカゲ一族の中でもブキオトカゲ(Oplurus)は和名通りに刺だらけの(武器尾)を持ちます。
今回入荷したブキオトカゲの二種類ともが南西部から南部の乾燥したブキオトカゲの尻尾と同様に刺だらけの多肉植物が優勢な地域に棲息していて、マダガスカル南西部はさながら北アメリカの乾燥地帯の様な光景が広がっています。
マダガスカルは島が大きな為に場所によっては気候が全く異なり、島の東側は湿潤な気候の熱帯雨林、島の西側は落葉樹が広がる温暖かつ豊かな落葉森林で・・島の中央には巨大な高原地帯がまたがっていて各地域を遮る事により・・地域によって気候が大きく異なり、生物相に多様性をもたらしています。
・・・んで、ブキオトカゲの何がマダガスカル島の生物相で異質かというと、イグアナの仲間は基本的に新世界(南北アメリカ大陸)を勢力圏とするグループで、旧世界であるアフリカやアジアはアガマ類の天領であり、旧世界に含まれるマダガスカルにイグアナ一族であるマラガシートカゲが棲息するのは特異な事なのです。
小難しい事は置いておくにしても、ブキオトカゲは基本的に非常に丈夫で、餌も昆虫以外に配合飼料や果物、野菜等も食べる雑食なので飼育も容易で初心者にもおすすめ出来ます。
欠点といえば・・流通する殆んどがWC個体なのと、バタなのでハンドリングには向かない事位ですかねぇ。
ブキオトカゲは古くから日本に輸入されていますが、 見栄えの良い外見を持つ割にマイナーに甘んじています。(マダガスカル便自体も僕が知る限りでも1980年代初頭には日本に輸入されています。・・その当時から様々なマダガスカルの爬虫類が入荷していました。)
近年はマダガスカル便が定期的に輸入されて来て、僕自身もまたマダ便(マダガスカル便の略)かぁ~とか有難みの無い事を言っていますが、不思議な生物の宝庫!マダガスカル島固有の爬虫類や両生類を遠い異国である日本で飼育できるっていうのは何気に凄い事なのですよ。
価格は二種類とも各10000円(税込み)





このブログ及び生体に関するお問い合わせは・・・・・店主携帯電話090ー3943ー6598・店電話兼FAX072ー691ー1741・メール・reptilcus@ezweb.ne.jpまでお問い合わせ下さい。