前回の続きです。

フィアンセを突然亡くした女性が交霊会に参加し、シルバーバーチと会話を続けています。

シルバーバーチ
「あなたの方でも心を平静に保つ努力をしなくてはいけません。
それができるようになれば彼があなたに与えたいと望そしてあなたが彼から得たいと望まれる援助や指導が確かに届いていることを得心なさるでしょう。

よく知っておいていただきたいのは、そうした交信を伝えるバイブレーションは極めて微妙なもので、感情によってすぐに乱されると言うことです。
不安ショック悲しみといった念を出すとたちまちあなたの周囲に重々しい雰囲気、交信の妨げとなる壁をこしらえます。
心の静寂を得ることができれば、平静な雰囲気を発散することができるようになれば、内的な安らぎを得ることができれば、それが私たちの世界から必要なものをお授けする最高の条件を用意することになります。

感情が錯乱している状態では私たちは何の手出しもできません。
受容性、受け身の姿勢、これが私たちがあなたに近づくための必須の条件です。」

前回の続きです。
婚約者を突然の飛行機事故で亡くした傷心のオベロンは交霊会に参加しています。


オベロン
「今どうしているのでしょう。
どういうところにいるのでしょう。
平気なのでしょうか」

この質問にシルバーバーチは司会のスワッハーの方を向いて、しみじみとした口調で、
「このたびの事故はそちらとこちらの2人の人間にとってよほどショックだったようですが、まだ今のところ霊的な調整ができておりません。
あれだけの事故であれば無理もないでしょう」

と述べてから再びオベロンに向かって言った

「私としては若いフィアンセがあなたの身近にいらっしゃることをお聞かせすることが、精一杯あなたの力になってあげることです。
彼は今のところ何もなさっておりません。
ただおそばに立っておられるだけです。
これから交信の要領を勉強しなくてはなりません。
霊媒を通じてだけではありません。

普段の生活において考えや欲求や望みをあなたに伝えることもそうです。
それは大変な技術を要することです。
それがマスターできるまでずっとおそばから離れないでしょう」
前回の続き。
婚約者を飛行機事故で亡くし悲しみの中にいるオベロンがシルバーバーチが現れる交霊会に参加していた時の会話。

オベロン
「私のフィアンセは今ここに来ておりますでしょうか?」

シルバーバーチ
「来ておられます。
先週もこられて霊媒を通じてあなたに話しかけようとなさったのですが、これはそう簡単にいくものでは無いのです。
ちゃんと話せるようになるには大変な訓練がいるのです。

でも諦めずに続けて出席なさっておれば、そのうち話せるようになるでしょう。
ご想像がつくと思いますが、彼は今のところ非常に感情的になっておられます。
まさかと思った最期でしたから、感情的になるなと言う方が無理です。
とても無理な話です」

シルバーバーチの霊訓6
第六章「婚約者を不慮の事故で失って」
前半略、


「私が訪れると霊はそれまでに身に付けたもの全てあなたを他と異なる存在たらしめている所の個性的所有物の全てを携えて霊界へ行きます。
意識、能力、特質、習性、性癖さらには愛する力、愛情と友情と同胞精神を発揮する力、こうしたもの全て霊的属性であり、霊的であるからこそ存続するのです。

真にあなたのものは失われません。
神にあなたの特性となっているものは失われません。
そのことをあなたが理解できるできないにかかわらず、そして確かにその心その全てを理解する事は容易ではありませんが、あなたが愛する人、そしてあなたを愛する人は今なお生き続けております。」


質問者
「最低界である地上へ降りてくるまでに体験した地上以外での複数の前世で蓄積した個性や特質が今度は死後、向上進化していく過程を促進も渋滞もさせると言うことになるのでしょうか?」

シルバーバーチ
「こうした存在の深奥に触れた問題をわずかな言葉でお答えするのは容易なことではありませんが、ただし再生するのは同じ個体の別の側面です。
同じ人物とは申しておりません。
一個の人間は氷山のようなものだと思ってください。

海面上に顔を出しているのは全体のほんの1部です。
大部分は海中にあります。

地上で意識的生活を送っているのはその海面上の部分だけです。
死後、再び生まれてきた時は、別の部分が海面上に顔を出します。
潜在的自我の別の側面です。
2人の人物となりますが、実際は1つの個体の2つの側面と言うことです。
霊界で向上進化を続けると、潜在的自我が常時発揮されるようになっていきます。
再生問題を物質の目で理解しようとしたり、判断しようとなさってはいけません。
霊的知識の理解から生まれる叡智の目で洞察してください。

そうすれば得心がいきます。
シルバーバーチ
「私たちがいつも直面させられる問題が2つあります。
1つは惰眠を貪っている魂に目を覚まさせ、地上でなすべき仕事は地上で済ませるように指導すること。
もう一つは目覚めてくれたのは良いとして、まずは自分自身の修養を始めなければならないのに、それを忘れて心霊的な活動に夢中になる人間を抑えることです。
神は決してお急ぎになりません、
宇宙は決して消滅してしまう事はありません。」

大切なのは次のことです。
ジョン君は地上の身近な人たちによる愛情で包まれているだけではなく、私たち霊の世界のものからの大きな愛情によっても包まれていると言うことです。

目には見えなくてもちゃんと存在しています。

触ってみることができなくてもちゃんと存在しています。

何か困ったことがあったら静かにして私がお父さんが妹か誰でもいいですから心に念じてください。
きっとその念が通じて援助に参ります。

ジョン
「スピリチュアリズムについて知るとと言う得をするのでしょうか?」

シルバーバーチ
「知識は全て大切です。
何かを知れば知らないでいる時よりその分だけ得をします。
知らないでいる事は暗闇の中を歩くことです。
ジョン君はどっちの道を歩きたいですか?」

ジョン
「光の中です」

シルバーバーチ
「でしたら少しでも多くを知らなくてはいけません 。
知識は大切な財産です。
なぜならば知識から、生まれ生きるための知恵が生まれるからです。
判断力が生まれるからです。
知識が少ないと言う事は、持ち物が少ないと言うことです。
わかりますね。

ジョン君は今地球と言う世界に住んでいます。
自分では地球と言う世界は広いと思っていても、宇宙全体から見れば、ほんのひとかけらほどの小さな世界です。
その地球上に生まれたと言う事はその地球上の知識をできるだけ多く知りなさいと言うことです。
それは次の世界での生活に備えるためです。

さてスピリチュアリズムの事ですが、人生の目的は何かを知る事はとても大切なことなのです。
なぜなら人生の目的を知らないと言う事は、何のために生きているかを知らずに生きていることになるからです。
そうでしょ?
ジョンくんのお母さんは前よりずっと幸せです。
なぜなら亡くなったお父さんや妹の事について正しい知識を得たからです。
そう思いませんか?」
シルバーバーチ
「ジョン君が何か考えるたびに、小さな光が出るのです。」

ジョン
「どんな光ですか?地上の光と同じですか?僕たちの目には見えないのでしょうけど、マッチを擦ったときに出るフラッシュのようなものですか?」

シルバーバーチ
「いえいえそんなんじゃなくて小さな色がついたフラッシュです。ロウソクに似ています。
でもいろんな色があるのですが、考えの中身によって皆色が違うのです。

地上の人間の思念はそのように色彩となって私たちのところに届くのです。
私たちには人間が色彩の塊として写ります。
いろんな色彩を持った1つの塊です。
訓練ができた人なら、色彩の一つ一つの意味を読み取る取ることができます。
という事は隠し事はできない、と言うことです。

色彩が人間の考えていること、欲しがっているものとか何か教えてくれます。」
シルバーバーチが少年ジョンに話しています。


「このことを人に話しても信じてくれませんよね。

みんな目に見えないものは存在しないと思っているからです。
このことを理解しないために、地上では多くの悲しみが生じております。
理解すれば死を悲しまなくなります。
死ぬことは悲劇では無いからです。
後に残された家族にとっては悲劇となることがありますが、死んだ本人にとっては少しも悲しいことではありません。
新しい世界への誕生なのです。

全く新しい生活の場へ向上していくことなのです。」