大滝詠一「EACH TIME」解説

 

 

第1章 ナックルボールとTシャツに口紅

第2章 ナックルボールとNINJIN娘

3 エヴァリー・ブラザースとみんなのうた
4 バディ・ホリーとビートルズ
付 録    40th記念
バージョンのポイント

 

 

第3章 エヴァリー・ブラザースとみんなのうた
 

 

恋のナックルボール」に関する大滝詠一さんの以下の発言のうち、マンフレッド・マンの「マイティ・クイン」(1968年)のリズム・パターンについては 前回の第2章で述べました。
 

マンフレッド・マン(英国)の「マイティ・クイン」。
それが後に「恋のナックル・ボール」になる。
20周年盤「イーチ・タイム」に入れたスロウ・ヴァージョン。
またあれもバディ・ホリーなの。
俺にとってリヴァプール(英国)っていったらバディ・ホリー(米国)とエヴァリー・ブラザーズ(米国)なのよ。
リヴァプール(リバプールサウンド)のオリジン。

 

ちなみに、「マイティ・クイン」の作者であるボブ・ディランが、'67年にこの曲を録音したときのタイトルは「 Quinn The Eskimo 」でした。

 

Bob Dylan 「 Quinn the Eskimo 」

 

恋のナックルボール」の“スロー・バージョン”をレコーディングしたときに、大滝さんの指示で難波弘之さんがヘルメットで覆われて、その中へマイクを挿し入れられて、「スーハースーハー」というダース・ベイダーみたいな呼吸音を録音した…という裏話は有名です。

 

↓呼吸音を録音中の難波弘之さん(『大滝詠一レコーディング・ダイアリーVOL.3』より)

 

その裏話を扱った『大滝詠一 レコーディング・ダイアリー Vol.3』では、思わぬおまけもつきました。
以下のようなほほえましい(?) 訂正記事 が出ています。

 

難波弘之さまがバイクでスタジオに通っていたとの記述がございますが、ご本人の指摘により当該の事実はないことが判明いたしました。
 

 

大滝さんはその「スーハースーハー」に関わるエピソードのことを、単なる「思いつき」とうそぶいていましたが、その真意を推察してみると…。

 

呼吸音でデートの緊張感を醸し出すという効果も多少はあるのかもしれませんが…。

ボブ・ディランが歌う下敷きソングの原題、「 Quinn The Eskimo 」にちなんで、極北地域の人々が吹雪の氷原を歩いているが如くのイメージを思い浮かべ、雪男みたいな息づかいの「スーハースーハー」を元ネタの符号として、「恋のナックルボール」へ組み入れようとしたのかもしれませんね。

 

さて、前置きが長くなりましたが、第3章の本題は、 “俺にとってリヴァプールっていったらバディ・ホリーとエヴァリー・ブラザーズなのよ” の、 エヴァリー・ブラザース に関するお話です。

 

恋のナックルボール」の分かりやすいモチーフとしては、エヴァリー・ブラザースの「すてきなデイト(THAT'S WHAT YOU DO TO ME)」を挙げることができるでしょう。

 

ナイアガラ界隈では、「FUN×4」や「いちご畑でつかまえて」(松田聖子)で、「♪ ダンドゥビ」コーラスが親しまれていました。

と、そこへ「♪ バンドゥビ」コーラスが、「イーチ・タイム」の「恋のナックルボール」で新たに登場してきたのですね。

 

♪ ダンドゥビ」コーラスの源流にある作品としては、ニール・セダカやトーケンズ、さらにはスペクターズ・スリーなどの曲が挙げられるでしょう。

 

The Spector Three 「 I Really Do 」(1959年)
 

 

The Tokens 「 Tonight I Fell In Love 」(1961年)

 

 

ニール・セダカ 「悲しき慕情」(1962年)

 

 

一方、「♪ バンドゥビ」コーラスは、エヴァリー・ブラザースの「すてきなデイト」の

♪ Bom do-dee bom do-dee / bom bom  bom ba do-dee

が元ネタとなって引かれているのですね。

 

エヴァリー・ブラザース 「すてきなデイト」

 

上の動画で「♪ Bom do-dee 」コーラスとともに、サビのメロディまでも含めてお聴きいただきたいのです。

 

この「すてきなデイト」という曲は、その昔、NHK『みんなのうた』で流れた「ボクたち大阪の子どもやでェ」にも、引用されていました。

© 1976 NHK

 

「ボクたち大阪の子どもやでェ」は '76年ごろ、ちょうどナイアガラー世代が『みんなのうた』に親しんでいたであろう時代の曲です。(初回放送は'76年10月~11月)

 

「ボクたち大阪の子どもやでェ」

 

上掲の動画「ボクたち大阪の子どもやでェ」のサビにあたる0:29~の部分で、甲高く始まるフレーズ、、、

♪ あのねぇー ぼくねぇー 言うたろかー
♪ お菓子屋さーんの となりの子ー
♪ ひとりで電車に乗りやって
♪ 大和川まで 行きやって

のところが、「すてきなデイト」のサビから引かれていると思われます。

 

前掲の「すてきなデイト」の動画では、0:43~1:11~の箇所にあたりますね。

 

「ボクたち大阪の子どもやでェ」の作詞・作曲は西岡たかしです。
彼は「遠い世界に」のヒット知られるフォーク・グループ、五つの赤い風船の中心メンバーでした。

 

五つの赤い風船 「遠い世界に」(1969年)

(↑タップorクリックしてご覧ください)

 

五つの赤い風船は、はっぴいえんどと同じステージに立ったこともありました。

 

彼らは、はっぴいえんどと同じく、URC の一派だったのですね。

 

西岡たかしと同様に、大滝さんもエヴァリー・ブラザースから影響を受け、「恋のナックルボール」では、特に重要なモチーフとしてエヴァリー・ブラザースを据えたのでしょう。

 

 

大滝さんは自ら、「恋のナックルボール」のことを“一人エヴァリー”と称していたものです。

 

現に「恋のナックルボール」の曲中では始終、エヴァリー・ブラザースよろしく3度の音程で、大滝さんのハーモニーが重ねられています。

 

ナイアガラーの皆さんはエヴァリー・ブラザースのハーモニーを聴くと、得も言われぬ親しみを感じるようです。
それは、大滝さんが山下達郎さんとのスタジオライブで披露した、エヴァリー・ブラザースの “すてきなカバー” と情景が重なるからなのかもしれませんね。

 

大滝詠一&山下達郎 「 All I Have To Do Is Dream 」「 Devoted To You 」

 

 

前掲の「すてきなデイト」の動画で頻出する下降ラインのメロディをお聴きいただくと、「恋のナックルボール」の

 

(デートに)さーそっ た~あ~よ

 

のところの大滝さんの歌いまわしが、エヴァリー・ブラザースに感化されている…と実感できることでしょう。

 

 

さて、 前回の第1章、第2章 のおさらいになりますが…。

 

恋のナックルボール(1st Recording Version)」からは、そこはとなく “ブリティッシュビート感” を受け取れました。

それは、デイヴ・クラーク・ファイヴを下敷きにしたサビや、マンフレッド・マンの「マイティ・クイン」のリズムなどによるものでした。

 

その後、大滝さんの決断で「恋のナックルボール」にテンポアップを施したことにより、ブリティッシュ色は薄まりました。

 

しかし…。
イントロ後に歌われる「♪ バンドゥビ 」コーラスは、「恋のナックルボール(1st Recording Version)」でも、その後にテンポアップした市販バージョンの「恋のナックルボール」でも、一貫して使われていました。

 

大滝さんは、「♪ ダンドゥビ」コーラスの単なるバリエーションとして「♪ バンドゥビ」コーラスを登場させたのではなく、「恋のナックルボール」という曲のシンボルとして、「♪ バンドゥビ」コーラスを歌ったのだと思うのです。

 

俺にとってリヴァプール(英国)っていったらバディ・ホリー(米国)とエヴァリー・ブラザーズ(米国)なのよ

 

エヴァリー・ブラザースの「すてきなデイト」(1960年)は、日本だけでシングルカットされました。

 

大滝さんはこれをリアルタイムで聴いたのではなく、「ビートルズに影響を与えたエヴァリー・ブラザースというグループがいる」という情報を音楽雑誌で知り、高校生になってから後追いでエヴァリー・ブラザースを聴いたのですね。

 

そして、大滝さんが最初に買ったエヴァリー・ブラザースのレコードこそが、この「すてきなデイト」でした。

 

エヴァリー・ブラザースは大滝さんにとって、 “リバプールサウンドやブリティッシュビートの祖” という位置づけで、「すてきなデイト」は大滝さんの個人的な音楽史の中で象徴的な曲であるのですね。

 

ここで重要なのが…。

♪ バンドゥビ」コーラスの

♪ バンドゥビ バンバンバン バンドゥビ バンバンバン

という音韻のみはエヴァリー・ブラザーズのエッセンスによるもので、

♪ バンドゥビ バンバンバン バンドゥビ バンバンバン

というメロディのほうは別に引用元があるということです。

 

音韻の引用とメロディの引用…、それらの“合わせ技”によって「恋のナックルボール」のいわばシンボル・パートが形成されているのですね。

そして、その“メロディの引用”の元というのがバディ・ホリーなのだと思います。


 

第4章 バディ・ホリーとビートルズ
 

第3章の結びでも述べましたが、大事なことなので、もう一度言います。

♪ バンドゥビ バンバンバン バンドゥビ バンバンバン

これは、音韻がエヴァリー・ブラザースで、メロディはバディ・ホリーという、“掛け合わせ”になっているのですね。

大滝詠一さんが「♪ バンドゥビ」コーラスに込めたバディ・ホリーの要素…、それが第4章のテーマです。

 

 

バディ・ホリーの代表曲といえば、「ペギー・スー」です。

 

バディ・ホリー 「ペギー・スー ( Peggy Sue )」(1957年)

 

この曲のイントロや間奏でしばしば登場するコード進行は
A - DA - E
となっています。

 

これを便宜上わかりやくE(イー)のキーに移調して表すとこうなります。
E - A E - B

 

これは、大滝さんがいうところの “バディ・ホリー・ミーツ・フィル・スペクター” である「A面で恋をして」のイントロでそのまま使われています。

 

 

ナイアガラ・トライアングル 「A面で恋をして」

 

E - A E - B
この特徴的なコード進行を “バディ・ホリー・パターン” と呼ぶことにします。

 

“バディ・ホリー・パターン”は、「シャックリ・ママさん」「あの娘に御用心」「消防署の火事」など、大滝さんが手掛けた曲で多用されています。

 

そして、「恋のナックルボール」の「♪ バンドゥビ」コーラスもまた、“バディ・ホリー・パターン” になっているのですね!

 

 

大滝詠一 「恋のナックルボール」
 

【参照】

「A面で恋をして」解説の第2章 表テーマ~バディ・ホリーに捧ぐ

 

【参照】

北の空の旅人よ「さらばシベリア鉄道」の第2章 バディ・ホリーに捧ぐ

 


♪ バンドゥビ バンバンバン バンドゥビ バンバンバン

ここまでのお話をふまえれば、このコーラスの部分は、大滝さんの鼻歌や作曲時の手くせによってたまたまそうなったのではなく、「音韻がエヴァリー・ブラザース」+「コード進行はバディ・ホリー」という “合わせ技” になるように、よーく考えて作られていると思うのです。

 

俺にとってリヴァプール(リバプールサウンド)っていったらバディ・ホリーとエヴァリー・ブラザーズなのよ。

 

まさに、この大滝さんの個人的な思いの吐露が「♪ バンドゥビ」コーラスに込められていて、「恋のナックルボール」のシンボル・パートになっているのですね。
 

 

バディ・ホリー 「ワーズ・オブ・ラヴ 」

 

リバプールサウンドの代表選手といえるビートルズは、バディ・ホリーの「ワーズ・オブ・ラヴ (Words of Love)」(1957年)をアルバム「ビートルズ・フォー・セール」(1964年)の中でカヴァーしています。

 

ビートルズはバディ・ホリーのナンバーが好きで、初期のライブでもこの曲を演奏していました。

 

そもそもビートルズのバンド名は、「バディ・ホリー&ザ・クリケッツ」(cricketはコオロギ)にちなんで、カブトムシ(beetle)をもじった造語から生まれたものですね。

 

ビートルズ 「ワーズ・オブ・ラヴ」
 

実は、「恋のナックルボール」前編 の解説回で、コメント欄に以下のようなメッセージをいただいていました。

 

恋のナックルボール」聴いていると、「How Do You Do It 」という BEATLES幻のデビュー曲が浮かぶんですが。

 

「How Do You Do It 」は、ビートルズが2番目に録音('62年)してストックしてあった曲で、ファンの間では“幻のデビュー曲”と呼ばれているのですね。
公式には'95年になって初めてその音源が世に出ました。

 

The Beatles 「 How Do You Do It? 」

 

ビートルズの自作による曲ではなく、後にデイヴ・クラーク・ファイヴやマンフレッド・マンの曲も手掛けることになるミッチ・マレイからの提供曲ですが、「How Do You Do It 」はバディ・ホリーの影響下にある、とてもシンプルで素直な曲だと思います。

 

ジョージ・マーティンがこの曲をチョイスした意図もくみ取れますね。
バディ・ホリー好きなビートルズにぴったりな曲だ…と。

 

その後、「How Do You Do It 」は最終的には、ジェリー&ザ・ペースメイカーズのデビュー曲(1963年)として転用され、「恋のテクニック (How Do You Do It) 」として知られることになります。
マージービートのファンにはおなじみの曲ですね。

 

ジェリー&ザ・ペースメイカーズ 「恋のテクニック」

(↑クリックorタップしてご覧ください)

 

 

ちなみに…。
本章の冒頭に挙げたバディ・ホリーの「ペギー・スー」は、後年になってビートルズの二人によって歌われています。

 

アビーロード・スタジオの裏庭で'74年に撮影された「バックヤード・テープ」として知られる音源では、ポール・マッカートニーが…。

ポール・マッカートニー 「ペギー・スー」

 

フィル・スペクターも関わった'75年のアルバム「ロックン・ロール」では、ジョン・レノンが…。

ジョン・レノン 「ペギー・スー」

 

 

かつて、大滝さんは “バディ・ホリー” をテーマにしたメドレーをライブで披露しました。

 

大滝詠一 「 Sheila~シャックリママさん~Love's Made A Fool Of You 」

 

このメドレーには、バディ・ホリーの歌唱法から着想を得て “しゃっくり” にフォーカスした「シャックリママさん」のほか、バディ・ホリーのフォロワーとしてのポジションのトミー・ロウの「可愛いシェイラ」と、ご本家であるバディ・ホリー&クリケッツの「 Love's Made A Fool Of You 」(のアレンジがカッコいいカバー・バージョン)とを、大滝さんが連ねています。

 

 

トミー・ロウ 「可愛いシェイラ」(1962年)

(↑クリックorタップしてご覧ください)
 

 

The Crickets 「 Love’s Made A Fool Of You 」(1959年)

(↑クリックorタップしてご覧ください)

 

恋のナックルボール」は、この “3曲メドレー” の世界を一つにまとめあげた “バディ・ホリー・リスペクト” な曲ともいえますね。

 

マンフレッド・マン(英国)の「マイティ・クイン」。

それが後に「恋のナックル・ボール」になる。
20周年盤「イーチ・タイム」に入れたスロウ・ヴァージョン。
またあれもバディ・ホリーなの。
俺にとってリヴァプール(英国)っていったらバディ・ホリー(米国)とエヴァリー・ブラザーズ(米国)なのよ。
リヴァプール(リバプールサウンド)のオリジン。

佐野元春さん、杉真理さんを前にしたときに出た、大滝さんのこの口上…。

 

当初、3人の共通項ともえいる “リバプール・イディオム” は、「NIAGARA TRIANGLE Vol.2」で大滝サイドの楽曲のテーマになるはずでした。

 

結果として、その “リバプール・イディオム”路線 の採用は見送られたものの、「イーチ・タイム」のときにその構想は具体化し、いくつかの曲で結実しました。

 

恋のナックルボール」はその中でも最も象徴的な曲といえそうですね。

 


付録 40th記念バージョンのポイント

恋のナックルボール」は、「 EACH TIME Single Vox 」や「 Complete EACH TIME 」では、「ファースト・イーチ・タイム」に比べて、サンプラーやシンセによって鳴らされるサウンドエフェクト(SE)が大きめにミックスされていました。
曲の最後には大滝さんの「うん、まあわりかしよかったな…」という話し声が差し込まれました。

 

特に間奏で鳴る様々なSEについては、その制作・ダビング過程が『大滝詠一レコーディング・ダイアリー Vol.3』で詳細に描写されていて興味深かったです。

また、後奏ラストの三三七拍子のところで鳴っているスネアドラムのロール演奏は、なんと9人編成の“鼓笛隊”による一発録りだそうで、『レコーディング・ダイアリー Vol.3』で最も驚いた箇所の一つでした。

 

“全曲初出ミックス”が売りの「イーチ・タイム」40th記念盤では、「恋のナックルボール」の終盤、「♪ バンドゥビ」コーラスがリフレインされる箇所で、そのコーラスがオフられている4小節分が聴けます。

 

私は、ここの “コーラスお休み部分” に、キー(E)もコード進行も同じである「A面で恋をして」の前奏か後奏を重ねてはめ込むと面白いと思ったのです。
 

ただし、そのまま入れ込むと、エコーの“音場感”が両曲で異なるので“浮いて”しまいます。

 

そこで、アルバム「大瀧詠一」(ファースト)収録の「いかすぜ!この恋」のように、ラジオボイスのエフェクト処理を「A面で恋をして」に施して、はめ込めばよいのでは…。

となると、「恋のナックルボール」と「A面で恋をして」は同じテンポになっていることが前提条件となるので、調べてみますと…。

 

ほんの少しテンポが違うのですね…。

 


「A面で恋をして」はBPMが134です。

一方、「恋のナックルボール」はBPM131~132辺りで結構走ったりもたったりしています。
意外にも「恋のナックルボール」の方がBPMで2~3くらい遅い…。

 

現代では、キーを変えないままBPMを2~3くらい調整するのは容易かと思いますので、仕事の早い貴兄におかれましては、どなたか、よろしくお願いいたします(笑)。

 

「夏のペーパーバック」の回( 解説#1解説#4)では、同曲が「ナイアガラ・カレンダー」や「GO! GO! NIAGARA」からの流れの下流にある旨を述べました。

恋のナックルボール」もわかりやすく「Baseball-Crazy」、すなわち「ナイアガラ・カレンダー」へと回帰できるのですね。
そして、「あの娘に御用心」すなわち「GO! GO! NIAGARA」へも…。


恋のナックルボール」では“三三七拍子”が前奏のみならず間奏、後奏でも刻まれ、間奏や終盤では「スポーツ行進曲」のフレーズが被せてあります。

この「スポーツ行進曲」は大滝さんの「ロックン・ロール・マーチ」の前奏のほか、とんねるずへの提供曲「ゆうがたフレンド (USEFUL SONG)」にも使われました。

 

実はナイアガラ・ファンの皆さんが最近よく聞いたナイアガラ楽曲で、もう1曲、「スポーツ行進曲」が暗号のように埋め込まれていると思える曲があるのですが、それはまた別のお話にて。