「ラスト・エピソード 最後の動画」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回はアマプラのレンタルでこの作品を鑑賞

 

【ラスト・エピソード 最後の動画】

 

世界各国の危険地帯の"リアル"を配信してる

ヘレン、マーク、エイナールの動画配信者は

より危険で過激な映像を求めてモロッコへ!

カサブランカで借家を借りた三人だけれども

家主の上品な老女フランジエはどこか不気味

地下の機械室は何故か立ち入りを禁止されて

とにもかくにも?"ハエ"が多くてウンザリ!

ま、それでも安さに魅かれて滞在を決めると

観光地を巡り危険や過激と程遠い映像を撮影

 

(うは、危険で過激だ。。。)

 

多くの修羅場を切り抜けてきたと言いながら

油断しまくりでアッサリとカモられた三人は

買い物で値切ったつもりがぼったくられる!

ま、そこはガイド(自称)の男性に助けられ

適正価格で買い物をすることができたけど?

懲りない三人は今度はそのガイドに誘われて

誰かも知らない人物の結婚式に参列する事に

まさにカモネギ?残念過ぎて呆れちゃうけど

エイナールだけは嫌な予感がしてるようで?

 

(この予感は後に的中する?)

 

で、執拗にガイドを疑うエイナールだけれど

正式な"ガイド証"を見せられて仕方なく納得

ガイドの車で深夜のカサブランカを走り抜け

着いた先はエキゾチックな雰囲気が漂う施設

ここで結婚式?さすがに不安になる三人だが

そこに民族衣装に身を包んだ女性が現れると

呆然とするヘレンに接近。。。ダンシング!

そこに楽器を演奏してる者たちも参戦すると

ヘレンも加わってダンス!ダンス!ダンス!

 

(誘うように手を差し伸べ)

 

(曲に合わせて踊り狂う!)

 

何の儀式?どんな意味があるか不明ながらも

ま、間違いなく"結婚式"ではないのは確か?

とはいえマークたちは様子を間近で撮影して

その側の暗がりにはあのガイドや他の人影と

"山羊"のような生物の影も見え隠れし。。。

結婚式なんて当初の目的を完全に忘れたのか

ダンスを終えて借家に戻り映像を確認すると

撮りまくった映像は歪んで使い物にはならず

ヘレンは体調が悪いのか?トイレでゲロゲロ

 

(はしゃぎすぎた?)

 

と、ここでエイナールは観光局に問い合わせ

あのガイドが登録されていないと知る一方で

映像は使えないが無事だった音声をチェック

踊るヘレンが何故か現地の言葉を繰り返して

"精霊"がどうとか言ってるのに気づき。。。

翌朝、エイナールはガイドを調べるため外出

それからしばらくして遅く起きてきたマーク

家の床に点々と残っている血の足跡を目にし

その先にいたのは。。。血まみれのヘレン!

 

(彼女の身になにが?)

 

ヘレン!と一歩踏み出したマークは血で滑り

すってんころり?床にしこたま後頭部を痛打

カメラを落として気絶した彼に近づくヘレン

夕方になり戻ってきたエイナールはビックリ

床には血まみれのマークが倒れヘレンは消え

で、エイナールは気がついたマークと二人で

修正した儀式の時の映像をチェックし直すと

ヘレンが身に着けたカバラ信仰者のお守りを

ダンスに紛れ何者かが奪う様子が映っていて

 

(ただの泥棒ではない様子?)

 

目的を果たすためにはお守りが邪魔だった?

その目的は何?ヘレンは何かをされたのか?

と、その時!不気味な声が借家の中に響いて

ヘレンは取り憑かれたのか?逃げ惑う二人は

怖い怖いと言いながらもカメラは止めない?

「ファウンドフッテージ映画みたいだ」

「なに言ってんだよ。。。」

とかこんな状況なのにユルい会話をしながら

様子をうかがう二人が浴室で目にしたものは

 

(天井に張りついてるヘレン!)

 

完全に"何か"に取り憑かれてる様子のヘレン

エイナールが燭台でガツン!ぶん殴って捕獲

逃げ出さないようベッドに縛りつけて。。。

ここでエイナールは街で聞き込みしてた際に

"ブーヤ"という場所がある噂を聞いたと語り

そこは取り憑かれた者たちが入る監獄らしく

「そんな場所はない」

なんて言い切るマークが通報しようとすると

大変な事になる!とエイナールは慌てて止め

 

(それはないでしょw)

 

なんだかシリアスなのか?コメディなのか?

作品の空気感が読めなくなってきたところで

ホラーが好きで監督になりたいマークならば

映画でこんな時の対処法を観た事があるはず

アイディアを出せ!とエイナールに言われて

とりあえず棒で作った"十字架"と"塩"を準備

なにか呪文とか無いのか?と喧々諤々。。。

するとヘレンが拘束を解いてベッドから離れ

マークとエイナールは十字架と呪文で対抗!

 

(それ効果あるの?)

 

(めっちゃ笑われてるしw)

 

と、椅子をぶつけられたエイナールは気絶!

マークはカメラとか回してる場合じゃない?

カメラを置き去りにしてその場から逃げ出し

すると落ちてたカメラを拾い上げたヘレンは

「かくれんぼのつもり?」

なんて映像を撮影しながらマークを追いかけ

取り憑かれた方が撮影し逃げる犠牲者を撮る

臨場感ある危険で過激で斬新な映像が続いて

必死に逃げるマークも最後には追い詰められ

 

(カメラは止めません!)

 

マーク、エイナール二人とも気絶してしまい

ヘレンが包丁を手にした。。。と、その時!

ド派手な格好のオバサンが借家を訪ねてくる

そういえば借家を借りる際にフランジエから

"マンチャ―・ブルーク"という変人の女性が

たまに来るから気をつけろと言ってた。。。

どうやらこのオバサンがそのマンチャ―さん

この状況を映画撮影と勘違いしているようで

しかしマークとエイナールの姿をみて驚愕!

 

(やっと気づいた?)

 

撮影じゃないと気がついた時にはもう遅い?

ヘレンに刺されて。。。早くもゴクロウサン

すると今度は全裸でベッドに縛りつけていた

マークに跨り性行為をヘレンがおっぱじめて

残念ながら?ここでカメラの容量不足で停止

しばらくしてエイナールもマークも気がつき

誰が悪い?お前が悪いと互いに罵り合う中で

停電してるのに気づき禁断の機械室へ向かう

そこには怪しげな"祭壇"なんかが設置されて

 

(まさか。。。)

 

(悪魔的な彫像?)

 

更にその奥には子供部屋のような場所があり

ここで待ってた?フランジエとガイドの姿が

するとフランジエはここで起きた真相を告白

彼女の幼い息子ダニエルは悪魔に取り憑かれ

何度も祓おうとする中で恐ろしい事実が判明

ダニエルは悪魔が取り憑いている"おかげ"で

延命し生きながらえている事が分かり。。。

悪魔を祓えば息子が死ぬ究極の選択を迫られ

フランジエは6年毎に生贄を捧げる事を選び

 

(捧げる事でまた延命。。。)

 

ただ、悪魔も選り好みするのか?捧げるのは

酷く苦しむ暗い魂だけと決められてるようで

ヘレンは母親との関係で長年酷く悩んでいた

それが生贄にピッタリ!目を付けられたよう

と、ふざけんな!と飛び掛かるエイナールを

目に見えないパワーで吹き飛ばすフランジエ

それは悪魔と共に過ごし得た力だとか。。。

ちなみにガイドはフランジエの下僕のようで

その魅力?魔力?に魅了され付き従っていて

 

(悪魔よりも怖い?)

 

(逆らえない魔性?)

 

で、マークとエイナールを埋め処分するよう

フランジエに命じられたガイドだったけれど

映画好きの彼は最後まで撮影させるべきだと

「自分が撮ったら構図が変わる」なんて進言

しかしアッサリ却下されて殺せと命じられて

そしてガイドに銃を向けられたマークたちは

掘られた墓穴の前まで連れて行かれて。。。

するとここでエイナールが冥途の土産にと?

ブーヤの話は本当か知りたいとガイドに尋ね

 

(やっぱただの噂だったのねw)

 

なんだかんだでガイドの隙を狙うエイナール

地面に落ちてるスコップを拾おうとあがいて

するとマークは気づいたかそれをフォロー!

映画好きのガイドにカメラの持ち方を指導し

その隙にスコップを掴むがガイドに気づかれ

銃を向けられたマークはお前だけでも逃げろ

なんてスコップを手にしたエイナールを庇い

マークの頭に銃を突きつけられエイナールは

せっかく掴んだスコップを自ら手放し。。。

 

(困惑するマーク。。。)

 

その後、フランジエの車に同乗するガイドは

始末したのかと問われて「ハイ」と答えるが

実は互いに庇いあうマークたちに同情した?

それとも同じ映画好きとして何かを感じた?

埋めたけれど逃げ出せるよう細工をしたよう

が、悪魔の力を宿すフランジエにバレていて

役立たずの下僕には用はない?処分される!

その頃、穴から這い出したエイナールだけど

マークの方は埋まったままで出る事ができず

 

(掘り起こした時には既に。。。)

 

その頃、古い屠畜場に到着したフランジエは

後部座席から車椅子に座るダニエルを降ろし

そこに彼女の支援者がヘレンを連れて到着!

街を彷徨ってるところを捕まえたとからしく

さっそく悪魔に魂を捧げる儀式の準備を開始

一方で怒り心頭のエイナールはピンときた?

街を走り回り"ブーヤ"はどこかを聞き込み!

そんな"噂話"を信じるなんてと思っていたら

トラックの運転手が案内してくれるようで?

 

(まさか。。。)

 

(ほんとに?)

 

しかし既に儀式は始まり山羊を供物に捧げて

ヘレンとダニエルの間には電流が走り。。。

少し遅れて屠畜場に駆けつけたエイナールは

爺さんにお礼を言い真っ暗な屠畜場へと入る

奥へと進むとそこに魂が抜けたヘレンを運び

「子供たち!出ておいで!新鮮な肉よ!」

なんて事を言いつつフランジエが姿を見せる

子供たち?ダニエルの他にも何かいるのか?

と、その時!暗がりからいきなり飛び出した

エイナールが棒でフランジエの顔面を殴る!

 

(これは。。。浅いか?)

 

致命傷には見えないけど致命傷だったようで

打ち所が悪い?血まみれでフランジエは死亡

と、魂を失った?呆然自失のヘレンを保護し

屠畜場から逃げ出そうとするエイナールだが

そんな二人の前に黒い瞳の少女が姿を現す!

この子がフランジエの言ってた"子供たち"?

どうしてフランジエを殺したかと責め立てて

「もうどっかいって!二度とこないで!」

って、エイナールにとって願ったり叶ったり

 

(はい!喜んでw)

 

その子が誰とか素性とか気になるとこだけど

今はそんな事に関わってるような時間はなく

とにかくヘレンの手を引いて走るエイナール

外まで出たところで痛恨のミス?に気がつく

肝心の全てを収めたカメラを中におきっぱで

ヘレンに待つよう言い残し急ぎ中へと戻るが

カメラはあったけどそこにはダニエルの姿も

悪魔のおかげで生きてはいるが何もできずに

ただ「ママ」とフランジエを呼び続け。。。

 

(彼が一番の被害者かも?)

 

フランジエは彼に悪魔が取り憑いている事で

特別な力や魔性の魅力を備え支援者もいた?

彼女は息子のためと言いつつ実は自分のため

母と悪魔に翻弄されてきた不幸なダニエルに

「ママはもう死んだんだ」

エイナールはそう告げてその場を後にするが

すぐに周囲に異変を感じて立ち止まる。。。

暗闇を懐中電灯で照らすとそこに見えたのは

まるでゾンビのように見える無数の人人人!

 

(もう何がなんだか。。。)

 

と、覚悟を決めたカメラを構えたエイナール

「マークに捧げる」

なんて言うとカメラを構えゾンビたちに突撃

そんな彼が映る動画に添えられたタイトルは

"短編ホラー映画"

。。。作り話にされちゃったって事なのか?

とにもかくにも再生数が伸び、エンドロール

 

(死ぬまでカメラは回しますw)

 

エキゾチックな?異国を訪ねた配信者たちが

危険で過激な動画を撮影しようとしたけれど

運が悪いのか?滞在した家が悪かったのか?

まさかの"悪魔のいけにえ"にされちゃう本作

ってか、ちょっと分かりにくい事が多々あり

ヘレンが生贄に選ばれたのは納得だとしても

どうして悪魔に取り憑かれる必要があった?

別にそのまま拉致して。。。じゃダメなの?

あと屠畜場にいたあの少女は何者で誰さん?

目が黒いから悪魔の類だとは思うけど。。。

最後もいきなりゾンビが出てきたり意味不明

それに序盤はシリアスな展開にも見えたのに

中盤からいきなりコメディっぽい演出が増え

終盤でまたシリアスな雰囲気に戻ったりとか

なんとなく監督さんが迷走しているような?

更にはかなりの映画好きなんでしょうかね?

映画ネタやそれに関した台詞も次々飛び出し

いろんなホラー映画の美味しいところを集め

ギュッ!と凝縮しようとしたけれど失敗した

なんかそんな風にも見えちゃう作品でしたね

ただ、血みどろな描写やダニエル君の造形と

見所はそれなりにあって楽しませてもらえて

けしてダメな作品ってワケではないのですが

ちょっとやりたいことを詰め込み過ぎている

ひとりよがりなところも見え隠れしてました

アマプラのレンタルらしい安定のB級ホラー

有料のうちはあまりオススメはできませんが

見放題や無料配信で見かけた時にはぜひです