「ホビッツベイ」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

さっそくですが今回鑑賞したのはコチラです

 

【ホビッツベイ】

 

1946年、オレゴン州の沿岸部ホビッツベイ

庭の貯水タンクに入って作業していた男性が

何かに襲われた?中へ引きずり込まれ。。。

とか不穏な空気が漂う映像で始まるこの作品

 

月日は流れて1978年。。。

傾きかけてる?ペットショップを営むベンは

疎遠だった母の死を知らせに来た弁護士から

オレゴン州ホビッツベイにある土地の相続と

30年以上前に"事故死"したと聞いた父と姉が

実は行方不明で遺体が見つかってないと知る

妻ジュールズ、幼い娘レイア、愛犬アーチ―

家族を連れベンは相続した土地を見に行くと

倒木で閉ざされた深い森の奥に建つ一軒家が

長く空き家だったため古びてはいるけれども

 

(ちょっと不気味だけどねw)

 

家の裏手には手つかずの自然が残るビーチが

裏のポーチには貯水タンクの入り口があって

ベンが確認のために中に入ると意外と広い?

しかし水は無く外に出たベンは蓋を閉め忘れ

で、売るにしても住むにしても掃除は必要?

すると大量の新聞の切り抜きや書類を見つけ

1900年代に近くで座礁した船の保険証書や

その船員がたちが姿を消したという新聞記事

父と姉が行方不明と報じる記事もそこにあり

中にはベンを身ごもる母が容疑者との記事も

 

(まさか母が犯人?)

 

と、遺されていた母の日記を読むとそこには

ベンを妊娠してこの地に引っ越してきて事や

貯水タンクを作ってもらい泉の水を引いた事

夫が消えた日の事日付も記されていたけれど

その日付と姉が消えた日付には"5日"の間が

5日の間に母とこの家にいったい何があった

謎が深まる中で寝ていたレイアが何かを感じ

「家に何か入ろうとしている」と言い出して

起こされたベンとジュールズはそれぞれ外へ

ジュールズが表を見回ってた。。。その時!

 

(背後からベンが脅かすw)

 

特に異常は見つからず。。。そして夜が明け

納屋を片づけていたベンは大量の化成肥料や

導火線なんて物騒なものまである事に気づき

で、このまま生活するには水が必要不可欠?

空の貯水タンクに泉の水を取り込もうと考え

ベンは貯水タンクの閉ざされてる弁を開いて

無事に泉からの水がタンクに流れ込む一方で

手掘りの貯水タンクの奥に洞窟を発見。。。

そのうえ底にたまった泥の中に埋もれていた

両生類の幼体のような生物を見つけ持ち帰る

 

(よく分かるなw)

 

新種?珍しい種?ベンとジュールズは大興奮

粘液で覆われてる生物をクーラーボックスへ

一方でレイアは覗き込んだ貯水タンクの中で

蠢いている何か生物のような物を目撃。。。

そこに不動産業者のティンゲイが訪ねてくる

相続を伝えた弁護士の紹介できたという彼女

土地を売るなら。。。と商売の話だけでなく

この土地を昔から人々は"呪われた地"と呼び

1700年代には巨大な地震が起き被害が出て

先住民たちは何かを恐れてこの地から去ると

 

(不気味な先住民の伝説。。。)

 

なんて散々脅かすような話をしていたくせに

既に買い手がいるとティンゲイは金額を提示

その金額に思わず即決しそうになるベンたち

が、ここはグッと堪えて?いったん保留にし

いい返事を待つと帰ってゆくティンゲイだが

ひとり森に置いた車に戻ると何かに襲われて

そうとは知らず夜が更けて?眠るジュールズ

物音に気が付きキッチンの様子を見に行くと

窓から覗くヌルヌルした"何か"の姿を目撃!

しかしベンが駆けつけると既にその姿を消し

 

(窓に!窓に!ってアレだ)

 

とにかく買い手に会って売ればそれで終わり

そのつもりだったベンとジュールズだけれど

翌朝、貯水タンクから引いている水が臭い?

異変を感じたベンはタンクの蓋を開けて中へ

腰まで水に浸かり真っ暗な中を調べるベンは

取水口に詰まっているアライグマ?の死体と

水面に浮かぶ小さな皮の巾着を見つけ。。。

貯水タンクから出て巾着の中身を確認すると

それは天使のチャームが付いたアクセサリー

ジュールズはそのアクセサリーには見覚えが

 

(ベンの姉の写真と同じ。。。)

 

もしも死んだ姉が身に着けていた物であれば

貯水タンクのどこかに遺体がある可能性も?

「通報すべきよ」そう言うジュールズに同意

警察に通報するついでに燃料を購入しようと

ベンはひとり車に乗ると街に向かう道を走り

と、森を抜ける一本道にはティンゲイの車が

帰ったはずの彼女の車がどうしてまだある?

まだティンゲイが近くにいるのか不振に思い

既に日が暮れ始めて薄暗い森に分け入るベン

血の付いた草を辿り奥へ進むとそこに。。。

 

(バラバラになった死体が!)

 

無残な死体を晒すティンゲイに驚いたベンは

車に戻ると無線機で。。。って、そういえば

忘れてましたが舞台は1978年なんですよね

で、携帯とかスマホがあるワケではないので

無線でベンが誰かに繋がるまで呼び続ける頃

家に残っていたジュールズは床に点々と滴る

水?のような物を見つけそれを辿ってゆくと

鍵がかかりドアが開かない部屋へと辿り着く

「こんな部屋あった?」鍵を開け中に入ると

そこにはベンの母が記した"日記"の断片が!

 

(もしかして空白の5日間の事が?)

 

そこに記されていたのは。。。と、その時!

日記を読むジュールズの背後でドアが閉まる

ドアの下から廊下を覗くと何かの影が見えて

娘レイアの身を案じるジュールズはとっさに

高窓から這い出しレイアの元へと駆けつけて

そこに戻ったベンはジュールズたちと合流し

保安官と連絡が取れたから家で待つと話して

一方でジュールズは日記で読んだ事実を語り

ベンの父はこの地に潜み棲む何かに殺された

家に隠れた母と姉だが5日後には姉も。。。

 

(二人は何かに殺された!)

 

父と姉は正体不明のその"何か"に殺害された

今もそれはこの地に潜みティンゲイも。。。

そして日記の最後には"逃げて!"と記されて

とにかく保安官が来たらここから逃げよう!

そこにパトカーの音が聞こえ迎えに出るベン

一方で倒木の前でパトカーから降りた保安官

慎重に周辺を警戒し。。。パトカーに戻るが

ふと見ると車内にはダラダラと唾液を滴らせ

保安官にジリジリと近づく未知生物の姿が!

命の危険を感じ拳銃に手を伸ばす保安官だが

 

(ヌルヌルとした何かが迫る!)

 

(保安官は噛まれ。。。)

 

パンパンと森に響き渡る銃声を耳にしたベン

駆けつけると保安官を森に引き込む怪物の姿

何もできないベンは急いで家へと引き返すと

自分が何を見たかをジュールズに説明。。。

化成肥料と導火線で作った爆発物を爆破させ

その音で奴を貯水タンクに誘き寄せ蓋を閉じ

中に閉じ込めると話したベンはひとり納屋へ

必要なものを集めて貯水タンクへと向かうと

腰まで水に浸かりながら奥へと進み弁を閉じ

と、水の供給を止めたベンを見つめる視線が

 

(様子を伺う怪物。。。)

 

ベンの前で怪物は静かに水中へ沈み姿を隠し

どこから襲ってくるか分からない中でベンは

貯水タンク奥にある洞窟の方へと移動。。。

そこに手製の爆薬を仕掛けて導火線に点火!

急いで貯水タンクの方に戻ったベンだけれど

爆発が早すぎたため怪物に襲われ大ピンチ!

それも怪物は"一体"だけではなかったようで

身を潜めていたジュールズとレイアも襲われ

怪物にタンスごと押し倒されたジュールズは

とっさに掴んだランプの灯りで撃退するけど

 

(その隙にレイアが捕まる!)

 

(いい表情ですw)

 

やっと貯水タンクから這い出したベンの横で

怪物がレイアを咥えたまま貯水タンクへ入り

で、傷で動けないベンを保護したジュールズ

怪物らに連れ去られたレイアを救い出すため

松明とピッチフォークを手に貯水タンクへ!

灯りのおかげか?怪物たちは近づく事はなく

水中からの攻撃にはピッチフォークで反撃し

獅子奮迅?ベンよりも大活躍で怪物を倒すと

洞窟部分でレイアを確保!後は逃げるだけ?

ガスボンベとライターで火炎放射器のように

 

(汚物は消毒。。。)

 

炎で威嚇し怪物たちが怯んだ隙に外に出ると

貯水タンクの蓋を閉じて怪物たちを閉じ込め

で、先にレイアとアーチ―を車へ連れてゆき

落ちていた保安官の銃を拾ったジュールズは

ベンを運ぶために家に戻ったは良いけれど?

蓋を開けて怪物が貯水タンクから出てくる!

動けないベンを担いで車へと急ぐジュールズ

その頃、車のレイアにも怪物が接近し。。。

万事休す!と、そこにジュールズたちが戻り

車に乗った一家に怪物が執拗に襲い掛かるが

 

(怪物が車内にまで侵入!)

 

(え?)

 

(パーン!)

 

母は強しか?そのまま一家は車で走り去って

 

-ラストシーン-

時代は移り変わって。。。1996年

ホビットベイの"開発計画"により業者が入り

あの貯水タンクが再び開かれてしまい。。。

また惨劇が始まるのか?で、エンドロールへ

 

母から相続した人里離れた景勝地に建つ廃屋

そこに秘められた消えた父と姉の死の真相と

貯水タンクの奥にジッと潜み棲む何か。。。

何も知らずその地を訪れた主人公たち一家が

土地に棲む恐ろしい恐怖と対峙するって本作

まさに王道?これぞB級モンスターパニック!

分かりやすくお馴染みの展開が盛りだくさん

いろんな意味で安心して楽しめちゃいました

一部映像が暗すぎてほぼ見えないところなど

そういうところも含めて安定感はバツグン!

廃屋に霊的な何かがいるような演出もあって

「あれ?」なんて一瞬思わせてくれるけれど

ま、ジャケットに怪物が描かれていますから

怪異なんかが出てくるワケがない?(^▽^;)

貯水タンクに何かがいるのは分かってるのに

それがなかなか姿を見せないし画面に映らず

引っ張って焦らしに焦らしヌルヌルと出現!

やっと登場するのは中盤頃なのもいつも通り

サンショウウオをモチーフにしているのか?

黒くて粘液でぬらぬら光るその肢体は不気味

なかなか悪くないデザイン。。。なんですが

だからこそもう少しハッキリと見たかった?

特に貯水タンク内でのバトルは映像が暗くて

水中は水が濁って何がなんだかサッパリ(笑

とはえい終盤にしっかりと見せ場も準備され

まずまず満足させてもらえましたよ(*^^)v

欲を言えばもうひと暴れしてほしかったけど

怪物が出現した設定も何気に語られていたり

。。。巨大地震が原因ですよね?( ̄▽ ̄;)

人間ドラマや家族の絆なんかも盛り込まれて

ってか、時代設定が何故に"1978年"なのか

正直なところよく分からなかったのですが?

良い意味でも悪い意味でも?堪能できました

B級映画好きの方にはオススメできるかな?

とはいえあまり期待はせずに観て下さいね!