「ファイナル・エクスペリメント」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

アマプラのレンタルで気になる作品を見かけ

鑑賞してみてビックリしたのはこちらの作品

 

【ファイナル・エクスペリメント】

 

50年前から放置されているという軍の地下壕

グレース、アダム、スティーブン、マディ―

ベッカの5人の若者グループが不法に侵入!

探検隊気分?廃墟探索だと右往左往してると

グレースは赤い照明とサイレンに頭を抱える

が、他の4人には見えてないし聞こえない?

気のせい。。。と納得したグレースだけれど

今度は拷問を受けているリアルな幻覚を見て

 

(この場所に違和感?)

 

(そして怖ろしい幻覚を目にし)

 

一方で、施設への不法侵入を察知した組織は

民間軍事会社のデイビス率いる部隊を呼ぶと

入り込んだ侵入者の確保と施設の制圧を依頼

廃墟なのにどうして?困惑してるデイビスに

組織の幹部か?依頼主は"黒革の手帳"を渡す

中にはラテン語で書かれた解説と謎の記号が

と、デイビスは何故か読む事ができて困惑!

それでもジョンソン、マシューズ、タイラー

ベル、部下たちと共にあの廃墟へと潜入する

 

(政府とも繋がる謎の組織からの依頼)

 

(いぶかしむも依頼を受け)

 

その頃、探索を続けていたグレースたち5人

他の4人がはしゃいだりとしているけれども

グレースは"独房"の前で動けない幻覚を見る

どうして自分はそこが独房と知っているのか

既視感がある幻覚を見てひとり悩むグレース

一方、手帳と同じ血で描かれた記号を横目に

捜索を続けるデイビスたちは襲撃を受けると

顔に包帯を巻いた者たちとの激しい銃撃戦に

敵には昔の英国軍の軍服を着てる兵士もいて

 

(謎の包帯人間たちの襲撃!)

 

マシューズが連れ去られてベルも重傷を負い

敵に追われながら撤退してゆくデイビスたち

まるでどこかに誘われているようにも思えて

そんな銃撃戦の音に驚いて走り出すベッカ!

ベッカを探すグレースたちは更に奥へ進むが

彼女たちも包帯人間と遭遇!襲われてしまい

グレースとアダム、スティーブとマディー

それぞれ2人ずつの2組に分かれて逃走。。。

 

(無数の包帯人間が存在する?)

 

で、グレースとアダムは医務室へ逃げこむが

ベスの治療のためデイビスたちもそこに現れ

身を隠したグレースたちに気がつかないまま

重傷を負ったベスを治療しようとするが無駄

そこで連れ去られたマシューズを探すために

彼が装備するカメラの映像をデイビスが確認

すると赤い照明が明滅!サイレンが響き渡り

映像には何故か白衣を着たデイビスの姿が!

 

(どうして。。。自分が?)

 

ふと我に返るとどうやらそれは幻覚のようで

赤い照明の明滅と、響くサイレンの音。。。

と、映像に包帯人間に襲われた様子が映って

救出のためデイビスたちは医務室を出てゆき

一安心?隠れていたアダムが出てきたけれど

グレースはここでまた幻覚を目にしてしまう

今度は研究室に並べられた人々を男性が射殺

最後には男性自身も銃で自ら頭を撃ち抜いて

更に拘束されて悶えるグレースに謎の人物が

 

(不本意な血?開いた扉?)

 

(彼は。。。誰?)

 

すぐに我に返ってアダムと話すグレースだが

経験した記憶のようなリアルな幻覚に違和感

とにかく医務室を出ようとしたグレースたち

グレースは何故かピッキングの技術がある?

鍵のかかった扉をヘアピンで開けると廊下へ

その頃、グレースたちを探すスティーブたち

物音がしてる部屋を見つけてその中を覗くと

そこには包帯人間に捕まっているベッカが!

 

(腹を裂かれてまさぐられ)

 

はらわたを引きずり出し顔に嘔吐物を浴びせ

最後にベッカの顔に薄汚い包帯を巻き。。。

包帯人間はこうやって"増殖"しているようで

そんな部屋に飛び込むスティーブとマディ―

ベッカを助けようとするが彼女の姿は消えて

と、そこにデイビスたちが様子を見に来るが

スティーブたちは間一髪で隠れて見つからず

再び医務室に戻ることにしたデイビスたちは

モタモタしていたグレースたちと鉢合わせ!

 

(遂に両方のグループが遭遇!)

 

グレースは"フランシス"と自の名前を間違え

一瞬ひやり!とするが言い直し事なきを得て

嘘はマズい?と他の仲間もいると正直に伝え

とにかく救援を呼ぶため無線室へ向かう事に

一方、見つからずに済んだスティーブたちは

デイビスたちが撃った包帯人間の死体を発見

敵の正体を知りたいマディ―が覚悟を決めて

その顔を覆う包帯をずるりはぎ取ると。。。

 

(ピラニアのような牙が!)

 

包帯人間の正体はいあ!いあ!な"魚人間"?

それも嘔吐物を浴びせる事で無限増殖。。。

ってか、普通の人は「なんだこれ?」となり

この辺りで観るのをやめてしまいそうですが

フランシスという名前、鋭い牙をもつ魚人間

白衣の人物たち、グレースの幻覚で見た拷問

手帳に記された記号、血で描かれている図形

いやはや、ピンときた?むしろハッとする?

これ6年位前に観てこのブログでも紹介した

「ザ・エクスぺリメンター」の続編じゃね?

 

 

1955年、英国軍の地下施設で目覚めた女性

メモに書かれた"フランシス"だと思い込んで

同じ施設にいた研究者や兵士たちと出会う中

とんでもない秘密と自分の使命に気づく話で

本作の原題は「The Rizen: Possession」

以前観た「ザ・エクスぺリメンター」の方は

原題が「The Rizen」。。。やっぱりでした

なんて分かる人しか分からない事情が判明し

「なるほどねぇ」なんてこの先を観てゆくと

 

無線室に着いたグレースやデイビスたちだが

部屋の黒板に手帳と同じ記号や文字が記され

と、その時!赤い照明とサイレンの音が響き

またひとりグレースが頭を抱え苦しんでると

デイビスも彼女と同じような反応を見せる!

もしかして彼も。。。と思ったグレースの隣

 

(顔の皮を剥がれた人影が!)

 

ギャー!見えているグレースの叫び声が響き

混乱する間にタイラーが連れ去られてしまう

一方、彷徨い歩いたスティーブとマディ―は

研究室のような部屋に入り実験器具を見つめ

すると赤い照明が明滅しサイレンの音が響き

「スティーブン?」「マデリン?」

互いに違う名前で呼び合う二人は幻覚を見る

それは先にグレースが幻覚で見たものと同じ

研究室に並んだ人々を撃つあの光景で。。。

それも撃たれるために率先して並ぶ二人の姿

 

(何が二人をそうさせた?)

 

幻覚の二人が撃たれると現実の二人も倒れて

その頃、グレースは幻覚で見た光景を回想し

苦痛と薬物の投与とマインドコントロールで

何故そこにいるのか自分が何者なのかすらも

思出せないような状態になったにも関わらず

強烈な使命感によりそれを続ける意思を示し

テストを続けたいと志願する自分を思い出す

それは現実なのか?それともただの幻覚か?

 

(何がそこまでさせる?)

 

(そしてこの人物は誰?)

 

グレース、スティーブ、マディ―たち3人に

命を捨てても構わないと思わせるものは何?

「人類の存亡に関する何かを忘れている」

それだけがグレースの心に引っかかる一方で

デイビスもラテン語で書かれた内容を理解し

謎の記号も解読できるのは幻覚で見た記憶の

白衣を着てる自分と関係あるのでは?と推測

更に見知らぬ男性から手帳を渡された様子や

記憶の操作の話を聞いた事を少し思い出して

 

(記憶を操作?いったい誰が?)

 

男性は「もう閉じる事ができない」そう言い

自分の頭を銃で撃ち抜いて息絶えてしまって

デイビスが幻覚に耐えきれず自我を失う中で

包帯人間が無線室に乱入しアダムを連れ去る

「幻覚は何者かの記憶を見せられている?」

それがこの施設の秘密に関係してると気づき

アダムを助け謎を解く覚悟を決めたグレース

ジョンソンにデイビスとあの手帳を任せると

無線で呼んだ救援と合流するよう先に逃がす

 

壁に描かれた記号に自分の血を塗り扉を開け

施設の最深部へと辿り着いたグレースの前に

包帯人間と化したマディ―を刺した事を嘆き

血だまりに座り込んでいるアダムを見つける

が、アダムの背後には無数の触手が絡みあい

ぬるぬると蠢く巨大な異形の者が鎮座。。。

驚くグレースの目の前で触手の一本が動くと

 

(アダムの体を刺し貫く!)

 

いやー!叫びアダムに駆け寄るグレースだが

彼女の前に見知らぬ女性がふいに姿を現す!

「もう時間が無いの」

そう話す女性は初対面のような感じがしない

彼女こそグレースの幻覚。。。記憶の持ち主

60年前、ある組織が無限エネルギーを求めて

科学者たちに"異界に通じる扉"を開かせたが

異界に潜み棲む記憶を奪い操る異形と接触!

それは地球を飲み込み住まう者の記憶を奪い

全てをひとつにしようとしてると語り。。。

 

(まさに惑星規模の厄災)

 

(世界の危機を告げる女性)

 

かつて門を開くのに反対したひとりの人物が

もしもの時のため準備した"安全装置"があり

それはある特定の人物が異形と接触した際に

命を対価とする事で門を閉じる計画だったと

その生贄となるため選定された目の前の女性

死ぬ時に躊躇わず、異形に取り込まれぬよう

様々な方法で使命感だけ持つ人間にされたが

いざという時になって死にきれず計画は失敗

 

そこで自分と感応するグレースを呼び寄せた

。。。最初から彼女がくるのは計画だった?

「やるべき事は分るわね?」

そう言われたグレースはまずは女性を刺して

礼を言う彼女に続き自分も刺そうとするが?

どうしても躊躇して刺しきれない?グレース

すると幻覚か?目の前にアダムが姿を現して

 

(門を閉めるには刺すしかない)

 

アダムに背中を押されて自らの使命感もあり

自分の胸に深くナイフを突き立てるグレース

同時に異形の触手はその動きを次第に鈍らせ

 

その頃、外に出たジョンソンとデイビスだが

これで助かったと。。。思ったのも束の間?

待っていたのは救援部隊どころか捕獲部隊!

ジョンソンを射殺し手帳とデイビスを確保し

-ラストシーン-

イギリスから遠く離れたジャングルの奥地で

血まみれで何かに追われながら逃げ惑う兵士

無線で何かが"閉じない"と必死に報告。。。

 

(もしかして。。。)

 

本は回収したか?との問いに答える間もなく

兵士は何かに襲われて頭を砕かれてしまう!

 もしかしたら他の場所でも門を開いたのか?

最後にデイビスと共に回収された手帳なのか

それがどこかに保管され。。。エンドロール

 

廃墟となった軍の施設に潜入した若者たち!

しかし主人公の女性の様子が変?幻覚を見て

そこに"救出"を建前にした傭兵部隊が到着し

施設内を蠢く包帯人間たちとバトルに。。。

施設の正体は?包帯人間は何者?目的は何?

謎が謎を呼び意味不明でワケわかんないけど

いあ!いあ!な展開に思わず声が出る?本作

 

原題「The Rizen: Possession」(2019年)

または「The Rizen2」

記事の途中でもサラッと?だけ書きましたが

原題「The Rizen」(2017年)

邦題「ザ・エクスぺリメンター」

の続編ってぜんぜん知らずに鑑賞して驚愕!

ってか、あんな作品(←失礼)に続編だとか

作品の内容以上にワケワカンナイですよねぇ

 

触手、異界、異形、外なる邪神って事もあり

特定の人たちには突き刺さるテーマでしたが

とにかく回りくどい演出のために話が見えず

それも幻覚に他者の記憶とか本人の記憶とか

混乱させてウヤムヤにしようとしてるのか?

とにかく難解な仕上がりになってるんですよ

それも前作を観ている事を前提とした流れで

ま、観ていた私でも話についてゆけないので

この作品から観ちゃ絶対にダメですよね(笑

 

ただ、いろいろ妄想したり考察したりすれば

違った面白さが見えてくる可能性もあるので

難解な作品が好きな方は前作共々続けてぜひ

ってか。アマプラのレンタルにしかないのは

ハズレの"大型地雷映画"だからかも(^▽^;)

気になったとしても取り扱いにはご注意を!