「エアー 地球から酸素が消えた日」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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気が向いた時、だらだら書いてます
一部、ネタバレもあるのでご注意を

今回はアマプラのレンタルでこの作品を鑑賞

 

【エアー 地球から酸素が消えた日】

 

ダイビング中の事故で夫を亡くしたケイシー

区切りをつけるためにあの海に潜ると決意!

ケイシーは幼い息子を両親に預けて朝の海へ

「今朝、オーストラリアが消失しました」

なんてラジオから流れるニュースを聞き流し

ヨットで沖へと。。。って、いやいやいや!

聞き流せるレベルのニュースじゃないだろ!

酸素の前にオーストラリアが消えちゃったよ

 

(でも気にせずあの海へ!)

 

亡き夫を想いながらダイビングするケイシー

しばらく懐かしい海中の感覚を楽しんで浮上

が、海から出たのに何故か呼吸ができない!

すぐにマウスピースを口に咥えて呼吸を整え

「もしかして・・・酸素が無い?」

酸素が無いのでヨットのエンジンもかからず

そこですぐに帆を張り風を捕まえ港を目指し

戻る途中で無線連絡するが返答は無く。。。

 

(助けを求める声は届かず)

 

ってか、風は吹いて声が聞こえるってことは

何もない"真空"ではないってことですよね?

消えて無くなったのは"酸素"だけってこと?

なんとなくモヤッとするけど港は死屍累々!

酸欠で死んだ人々の遺体を横目にケイシーは

ダイビングショップで酸素タンクをGETして

車(EV車)で両親と息子が待つ農場を目指す

道中でも酸欠で死んだ人たちの姿を見つけて

 

(大丈夫なワケないだろw)

 

で、列車が通過し遮断機が開くのを待つ間に

ケイシーは空の酸素タンクを新しい物に交換

なんで列車は走ってるのか謎なんだけれども

ふと気がつくと車の側に怪しい男性の姿が!

車はEV車で酸素タンクが積んであると知ると

ケイシーに銃を向けてそれを奪おうとするが

「この状態で撃ったら暴発するわよ」

なんて根拠があるのか?ケイシーは男を挑発

 

(やめとけって)

 

(パンッ!)

 

(ウソ。。。撃たれた?)

 

ってか、酸素無しでも銃は撃てるんですよね

運が良いのか?男の射撃の腕が良かったのか

銃弾は額をかすっただけで大きな傷は負わず

とどのつまり車もボンベも全て奪われました

男は車内にあったケイシーのスマホを手渡し

付近にある病院の位置を教えると去り。。。

呆然自失でトボトボと歩き続けたケイシーは

草むらで破裂し落ちた気象風船?を見つける

 

(風船にはUSBメモリ?が)

 

歩き続けた疲労で意識が朦朧とするケイシー

亡き夫と水槽の魚たちを牢獄の囚人と比喩し

人間も地球に囚われてるのに気づかないだけ

なんて伏線っぽい話をした日々を回想。。。

ハッ!と我に返りまたケイシーは歩きはじめ

と、停車した自分の車とあの男の死体を発見

どうやらボンベはあっても使い方が分からず

レギュレーターも無くて酸欠で死んだよう?

 

(。。。アホだろ)

 

ともかく奪われた車と酸素タンクを取り戻し

銃も手に入れたケイシーは話に聞いた病院へ

当然?院内は酸欠で死んだ人々ばかりだけど

人工呼吸器に繋がれた老婆だけは無事。。。

ところが老婆は呼吸器を止めてほしいと懇願

それを拒否したケイシーだが意識が朦朧とし

「本当に死んだのは夫ではなく私の方?」

なんて思わせぶりな幻覚からふと目覚めると

 

(あ。。。電源コード。。。)

 

(老婆は眠るように。。。)

 

「ゴメン」なんて謝ったところで後の祭り?

で、ケイシーは気持ちを切り替え院内を物色

死んだ男性のスマホが通話中なのに気がつく

電話の向こうで呼びかけるのは男性の母親で

どうやら彼女の夫とシェルターにいる様子?

そこでケイシーはタンクを持っていくと提案

シェルターの場所を聞いて車を走らせるけど

指示された家にあるプールで目にしたものは

 

(亡き夫の姿!)

 

が、よく見るとそれはケイシーの幻覚。。。

それも指示されたのに?ドアは閉ざしてあり

とはいえケイシーは約束通りボンベを置くと

疲れた体を引きずり車に乗り走り出したけど

酸欠と疲労で現実と幻覚の境目が曖昧となり

目の前に立つ人影を避けたところで気を失い

ふと目覚めたケイシーが車を降り歩き出すと

近くの車から男性に声を掛けられその先には

 

(何故か両親がそこに!)

 

(ん?何を言ってる?)

 

幼い頃に言われた言葉を口にする両親だけど

何故か彼女以外は普通に呼吸している様子で

違和感を感じたと同時に目が覚めるケイシー

やはり目にした光景や両親の姿は幻覚だった

酸素も尽きかけ車も動かなくなって万事休す

ケイシーは計り知れない絶望に押しつぶされ

全てを諦めてスマホを手にして遺言を記録し

感謝の言葉を口にするとあの銃を手に。。。

 

(自ら命を絶とうする!)

 

が、銃に弾は入ってなくて意識が朦朧。。。

気がつくとそこは温室のような巨大なラボで

内部には空気が満たされ普通に呼吸ができて

そこに白衣を着た研究者が現れて事情を説明

ケイシーが助かったのはあのUSBのおかげ!

あれは空気中の細菌を調査するためのもので

USBメモリにはGPSが内蔵されているらしく

回収に行ったチームがケイシーを発見したと

 

(ラボでもありシェルター?)

 

今度こそ夢や幻ではないと確認したところで

研究者は空気はあるが酸素だけが消失した事

異常な数に増殖した細菌が空気中にある事と

現時点で分かっている事を丁寧に説明。。。

ただ、それがテロなのか?神の御業なのか?

原因についてはまったく分かってないと語り

とにかく休養するよう提案してくれる研究者

が、ケイシーは家族の元へ行くとだだをこね

 

(困ったお嬢さんだ。。。)

 

案内役の若い兵士も自分も兄弟を亡くしたと

ここから外に出るのは賢明でないと止めるが

固い決意に研究者は折れて出てゆくのを許可

念のためケイシーには内緒で追跡装置を付け

修理した車と装備を与えて送り出してくれる

で、車を走らせ両親の農場に着いたケイシー

居間には幼いケイシーを撮った映像を見つつ

静かに息絶えている父親の遺体があり。。。

 

(やはり手遅れ。。。)

 

(映像の中で口にする言葉はあの時の?)

 

あの時見たのは酸欠見せる幻覚だったのか?

それとも死してなお娘を想う両親の姿なのか

キッチンには倒れて息絶えた母親の姿もあり

子供部屋では愛する息子の死を確認し。。。

-ラストシーン-

涙を流しながら両親の家から出たケイシーは

戻るつもり?ラボにいた研究者の名刺を確認

と、夢か幻か?亡き夫が彼女の前に姿を現し

 

(いや、ダメだろw)

 

何故だか亡き夫はマウスピースを外すように

大丈夫、楽になれる、とか執拗に声をかけて

それは亡き夫や息子、両親の元へと行きたい

ケイシーの"想い"が見せている幻覚なのか?

それとも彼女の心の隙を狙う何かの仕業か?

声を無視して足早に歩いていたケイシーだが

夫の「愛してる」の言葉に思わず足を止める

で、エンドロールへ

 

何がなんだか?オーストラリアが突然消失!

なんてとんでもない話は特に伏線でもなく?

主人公がダイビング中に世界の酸素が消失し

気がつき苦しむ間もなく人々は酸欠で死亡!

酸素タンクがあったため生き残った主人公が

出会いと別れを繰り返し家族の元へ辿り着く

ツッコミどころ満載で送るロードムービー!

いや、だからオーストラリアはどうしたのよ

酸素が消えた事と何か少しでも関係あるの?

そもそも酸素が消えた理由も分からず終いで

テロなの?異星人の侵略?神や悪魔の所業?

肝心のところが分からずボカしてあるために

なんともモヤっと不完全燃焼なんですよねぇ

かと言ってそんなモヤモヤを吹き飛ばすほど

印象深い何かが起こるってワケでなく。。。

大切な者との別れや略奪者の存在などもあり

それなりには盛り上がるけど何か足りなくて

ま、家族の絆とか想いの強さなんかは描かれ

感動させようとする気はマンマンでした(笑

ラストもハッキリとしないまま終わるために

観る人が最後の展開を想像する楽しみもあり

楽しめる人なら楽しめるのかな。。。なんて

酸素が無いシチュエーションは恐ろしいけど

画的に映える要素がないのは言わずもがな?

アイディアは悪くないけど残念な部分も多い

ちょっと地味で不発気味の地雷映画でしたね

アマプラですがレンタルの"有料"作品なので

どうしてもという方以外は観なくてもいい?

見放題になってからにでもぜひです(^▽^;)