今回は楽しみにしていたこの作品を鑑賞
【ベニー・ラブズ・ユー】
新しいオモチャが欲しいとただをこねて
買ってもらうと前のオモチャはお払い箱
"特別"のはずのクマのぬいぐるみも棄て
ワガママ放題やりたい放題のク○ガキが
ママにバチーン！とビンタされたうえに
棄てたクマのぬいぐるみに襲われちゃう
なんとも爽快なシーンで始まるこの作品
（スペシャルなお子様が。。。）
（スペシャルな最期を迎えるｗ）
玩具メーカーで働くジャック（35歳）は
同居する両親を不慮の事故。。。ってか
おマヌケにも程がある？事故で亡くして
職場の営業顧問からは借金返済を迫られ
こうなりゃ心機一転？やり直すと決意！
過去と一緒に子供の頃から共に過ごした
ぬいぐるみ"ベニー"も棄てることを決意
（いつも側にいた親友なのに。。。）
が？「ずっ友だよ！」とか言ってたのに
勝手に心機一転するとかで棄てられちゃ
シンバル持った猿の玩具は黙っていても
ベニーは黙っていられない？許せない？
赤いベニーが"赤い悪魔"と化して降臨！
テディなベアたちを無残に破壊して晒し
裏切り者であるジャックを恐怖させる！
（見るに堪えない惨状。。。）
（なんて酷い事を。。。）
ま、ベニーのアピールも無駄に終わって
ジャックは侵入者の仕業と警察に通報！
しかし被害者がテディでは相手にされず
それどころか会社をクビ寸前のジャック
新しいアイディアを出さなければと必死
しびれを切らしたベニーは一念発起して
尋ねてきた営業顧問を殺害！首を切断！
（ジャックの前に晒し）
（存在を分かりやすくアピール！）
転がる首と動きまわるベニーを目にして
こりゃヤバいぞ。。。と察したジャック
それもベニーは死体を刻んで大はしゃぎ
と、タイミング悪く訪ねてきたのは警察
前回来た時にカメラを忘れてったらしく
慌てて死体や臓物を隠し迎えたジャック
カメラ以外のモノも見つかりそうになり
（危く見つかる寸前ｗ）
その場はジャックがうまいことごまかし
で、"誰も殺さない"と約束させることで
ベニーとの奇妙な共同生活が始まる一方
逆転の発想？ベニーを参考に商品を企画
ホラーなAIロボのアイディアとして提出
様々な武器や衣装のオプションも充実し
ホラーマニアたちニッチな層を狙い撃つ
（あるよねｗ）
普通のAIロボ"ロコス"を大ヒットさせた
同僚リチャードは鼻で笑ってたけれど？
他にはない企画に上司は商品化を許可！
仕事は好調で上司との信頼関係を築くと
製品管理部部長の女性ドーンとも急接近
互いにまんざらでもない？いい仲となり
ベニーと過ごす時間もそれに合わせ増え
（ベニーをモデルに開発は進み）
（子供の頃のようにいつも一緒）
公私ともに順風満帆？なんて思ったら？
ジャックの留守中にベニーがやらかす！
借金返済のために売ろうとしていた家を
内見に来た不動産屋と客の女性を襲って
不動産屋は殺され女性は屋根裏へと逃げ
で、はしごが外れ女性は閉じ込められる
何も知らず帰宅したジャックは絶句して
（あらら。。。）
その後、ドーンを自宅に招いたジャック
間が悪い？上司の愛犬を預かる事になる
ドーンは幼い頃に大切にしていたという
人形エミリーとのエピソードを語り出し
娘といつも一緒のエミリーを気味悪がり
どこかに隠したドーンのパパだったけど
そのエミリーにつまずいて転んで死亡！
（ベニーと違って普通に怖いｗ）
ドーンはエミリーを憎んでいるらしくて
で、そんな真面目な話をしてるその間に
暇を持て余しベニーは上司の犬を。。。
気づいたジャックはいろいろ試すけれど
どんなに慌てても生き返るはずはなく？
すると犬の次はドーン？ベニーが迫って
その姿を見られてしまってオーマイガー
（血の雨が降る？）
とはいえ試作品と勘違いしているようで
ひとまずベニーの正体はバレずに済むが
犬の死体の方はごまかそうとするも無駄
むしろジャックが殺したような雰囲気に
愛犬の死が上司にバレてジャックはクビ
そのうえ警察が訪ねてきて見せた写真に
映っていたのは楽しそうなベニーと死体
（自撮りとかすんなよｗ）
なんとか言い訳して帰宅したジャックは
怒り心頭！ベニーをきつく罵ったけれど
ベニーは罪滅ぼし？プレゼントを準備！
それは。。。ジャックをクビにした上司
訴える！なんてキレる上司にキレたか？
失うものはないジャックは上司を利用し
一発逆転を狙おうと考えた。。。その時
（肝心の上司が殺される！）
ベニーが上司を殺してすべては水の泡に
上司の心臓を捧げるベニーだったけれど
堪忍袋の緒が切れたジャックは許さずに
ベニーを棺桶に詰め遠い森の奥に埋める
翌日、訪ねてきたドーンに言い訳をして
うまいこと仲直りできたジャックだけど
森では棺桶からベニーが脱出して復活！
（戻ってきたぜ。。。）
ジャックをドーンから奪い返すためにと
家に戻ってきたベニーは自己アピール？
コラージュなんかをご丁寧に壁に貼って
と、ジャックと一夜を過ごしたドーンが
起きてきて壁を見て驚く。。。事はなく
鈍感なのかそのまま車で出勤してしまい
ベニーも彼女の車に乗りこんだけれど？
（。。。気づくだろ普通）
そのまま会社にまで侵入しちゃうベニー
一方、ジャックは壁の貼り紙に気がつき
ドーンのピンチ！とその後を追い会社へ
間一髪！ドーンが襲われる前に駆けつけ
負傷したリチャードも連れて三人は逃走
残されたベニーは鬱憤を晴らすように？
いや、普通に楽しんでる？ひと暴れして
（ヒャッハー！）
（決まった。。。）
その頃、ジャックの家に戻ったところで
死屍累々の真相を聞かされたドーンたち
納得できないけど戦うしかないと準備！
罠を仕掛けAIロボのロコスたちも武装し
もちろんベニーの方もそんなの先刻承知
スーパーの玩具コーナーで武器を漁って
互いに準備万端！戦いの時が迫りくる！
（ロボも臨戦態勢）
（ベニーはニンジャに！）
ベニーが来るのを待つジャックたちだが
そのベニーは下水を通り家に潜入。。。
と、プレゼント？箱を見つけたドーンは
その中身を見て愕然！それはエミリー！
積年の恨み？エミリーはドーンを襲って
リチャードにも自が作ったロコスが反逆
一方でベニーとAIロボが接近しバトルに
（エミリーが一番怖いですｗ）
（ロコスもテーマ曲と共に出撃！）
（ベニーと戦うAIロボも奮闘）
ベニーがAIロボをぶち壊したその一方で
ロコスはリチャードの腹部を切り裂くと
吸引力が落ちないあの掃除機を差し込み
臓物を吸い込みまくり絶命するまで吸引
その頃、追い詰められたドーンが反撃し
エミリーをナイフでズタズタに切り裂き
と、ベニーとロコスが合流したけれど？
（ん？仲間。。。ではない？）
（攻撃開始！）
ロコスの圧倒的なパワーと猛攻を前にし
綿が出る寸前まで追い詰められたベニー
が、ガツン！とジャックが一撃をかまし
ショートし狂ったロコスは家を出てゆき
もしかして分かりあえた？はずはなく？
ベニーは一目散にドーンの元へと向かう
ジャックも急ぎ追いかけたけれど。。。
（ドーンの首筋に刀を突きつけ）
そこにリチャードが死ぬ前に通報した？
警察が駆けつけてジャックに投降を促す
逮捕されたらもう会えないとジャックは
最後に抱っこしたいとベニーに声をかけ
ベニーもそれに応え刀を捨てて駆け寄り
ジャックとベニーはしっかりと抱き合い
走馬灯のように幼い頃の記憶を思い出し
（あの時の約束。。。）
「ジャックもベニーを愛している」
そう言うと包丁を握りしめるジャック！
と、その時！ドーンがベニーを救出して
驚いた拍子にジャックが落とした包丁を
ベニーが掴みドーンに。。。じゃなく？
窓から外に飛び出し警官に襲い掛かる！
警官たちはペレットガンを発砲し応戦し
（べ、ベニー！）
（。。。）
ジャックが駆けつけベニーをかばうけど
ベニーは地面に落ちると動かなくなって
最後までジャックを守ろうとしたベニー
警官たちは襲い掛かった"ぬいぐるみ"が
あの写真に写っていた物だと気がついて
。。。二ヵ月後
アレを目撃した警官たちのとりなしか？
全ての罪は死んだリチャードにかぶせて
事件の真相は闇から闇へと葬り去られる
（粋な計らい？）
大切な玩具を何ひとつ捨てる事なく持ち
迎えに来たドーンの車に荷物を積みこみ
思い出が詰まってる自宅を出るジャック
そのリアウィンドウにはベニーの姿も！
。。。ただのぬいぐるみに戻ったのか？
-ラストシーン-
ゴミだめのような路地に身を潜めながら
自分たちを捨てた者への憎しみを募らせ
その時を待っている玩具の姿がそこに！
（冒頭のクマとロコス！）
で、エンドロールが流れてゆくのですが
ラストに屋根裏に閉じ込められたままで
忘れられた女性のミイラが映りTHE END
主人公に深く愛されながらも忘れられて
棄てられたぬいぐるみがキレて大暴れ！
愛を取り戻すため邪魔者を次々始末する
痛快で爽快？血みどろの惨劇で彩る本作
「もういらない」と棄てられた玩具とか
長く忘れられてホコリを被った玩具たち
その恨み。。。ってそりゃ深いでしょ？
たぶんこの作品を鑑賞している誰しもに
「そうえいば」と思い浮かぶ玩具があり
そう言う意味でもゾッとする？(^▽^;)
何気に深い作品なのかもしれませんよね
物を大切になんてメッセージはともかく
ベニーの暴れっぷりはホント見応え十分
それも刃物で切るだけでなく様々あって
バリエーション豊富な"殺し"で楽しませ
終盤にはベニーの他にも玩具が動き出し
玩具同士のバトルなんかも面白く。。。
ただ、ドール？のエミリーだけは別格で
たたずまいだけでもお釣りがくる怖さ！
人形が苦手な方は寒気がしてしまうかも
日本人形とドールはぬいぐるみと違って
そもそも可愛げない。。。とか言ったら
夢枕に立ちそうなので止めておきますね
ラストはちょっとしんみり寂しさも感じ
映画として楽しませてもらえたこの作品
気になった方は一度観てみてはいかが？
