【ザ･ボルト:金庫強奪】
弟マイケルの多額の借金を返すためにと
素行の悪い二人の姉リーアとヴィーは
「なら銀行強盗でもすればいいんじゃ？」
みたいな安易な考えで強盗仲間を募集
誘われたサイラス、クレイマーとの五人で
さっそく近くの銀行を襲ったけれど。。。
女性行員や警備員ら七人を縛り上げるも
金庫にはまさかのたった"7万ドル"だけ！
その金額の少なさにもめるリーアとヴィー
と、人質の業務部長が条件を飲むならと
地下にある金庫の存在を教えてくれて。。。
（ま、やっぱり金より命だもんね。。。）
ずいぶん余裕がある業務部長の行動に
「最新鋭の警備システムでもあるのか？」
なんてニヤニヤしながら観てる私をよそに
クレイマーは鍵はいらねぇとドリルを抱え
さっそく金庫を破るため地下へと降りて。。。特に警報も反撃も無いままに金庫は開くが
何かの気配に気づきビビるクレイマーに
白仮面の男と袋を被った連中が襲い掛かり
その騒ぎを聞きマイケルが駆けつけると
何か怯えるクレイマーはドリルで自殺。。。
（なんかヤバそうなのが出てきた？）
（自らこめかみをドリルでグリグリ。。。）
その頃、7万ドルが入ってた金庫の方では
サイラスが何かの気配を感じ中に入ると
やはり白仮面の男と袋を被った連中がいて
抵抗も出来ず押さえつけられるサイラス
ジタバタしながらひとりの被る袋を剥ぐと。。。
袋の下には腐乱したミイラのような顔が！
恐怖し叫ぶサイラスは更に押さえつけられ
手にしていたショットガンの銃口を無理やり
口の中へ押し込まれてしまい。。。ズドン？
（うは！顔色悪いにもほどがあるぞ！）
（なんて冗談はともかく頭を吹き飛ばし）
と、異変に気付いたリーアに女性行員が
かつてこの銀行に白仮面の強盗が押し入り
多くの行員を地下金庫に閉じ込めた挙句
火を放って焼き殺した過去があると語り
それも白仮面の男は行方不明だとか。。。
「最新鋭のAI搭載警備システムどころか
怨霊が憑いてるまさかのいわくつきかよ」
とか驚きながらも苦笑いしつつ観ていると
誰の通報か既に銀行は警察に囲まれ。。。
（怨霊となりここに潜み棲んでいた？）
誰が通報したか問い詰めるリーアをよそに
外線電話からは通報する男性の声が！
人質は七人全員を拘束しているはず。。。
「ちょっとコレかなりヤバいんじゃねぇ？」
とかでマイケルは逃走するため地下にある
下水管？にバーナーで穴を開けに向かい
とりあえず逃げる準備を整えたところで
と、そこには見たことがない女性の姿が
恐る恐るマイケルが女性に近づくと。。。
（痛めつけたりしないよ～ｗｗｗ）
（って、ギャーーー！）
で、リーアは警察の突入を遅らせようと
人質のひとり解放を解放してみたりするが
さすがに限界？いよいよ警察が突入！
一足先にヴィーが下水管から逃走して
リーアは人質を解放してから後を追い。。。
と、そんな彼女に怨霊たちが襲い掛かる！
そこへ何故か周囲に放火しながら現れた
マイケルに間一髪で助けられたリーアが
下水管を使い逃げようと。。。したその時
ガス管から出るガスにマイケルが点火！
（ジリジリとリーアに迫る怨霊。。。）
（もろともマイケルは派手に吹き飛ぶ！）
そして事件は収束して。。。場面は警察へ
銀行には人質が"六人"しかいないはずが
助けた人質は口々に"七人"いたと語り
事情聴取をしている担当の刑事は困惑？
全員が見たというもうひとりの男性は誰か
刑事にきつく問われた女性行員だったが
何かに気がつき顔面蒼白で壁を指さすと
「私たちが見たのはあの男性です」
との女性の言葉に壁の写真を確認すると
それはかつての強盗事件の際に死亡した
当時の銀行の業務部長の写真で。。。
（まさかの既に死んでいたパターン！）
（それもあの通報の声の主は彼。。。）
ラストシーン
無事に逃げ延びたリーアとヴィーは合流
7万ドルの金は手に入ったが弟は死んで
その死を悲しみ抱擁し泣き崩れる姉妹
と、何故かラジオでは強盗は全員死亡と
意味不明なニュースが流れているとか
ともかく今はまず逃げるしかないと二人が
車に乗って逃げようとした。。。その時！
ヴィーの背後から襲い掛かってきたのは
（銀行の外にも出れるんだｗ）
やっぱり全員死亡。。。で、エンドロール
銀行に押し入った悪逆非道な強盗たちと
人質になった業務部長の駆け引きを描く
クライムサスペンス的な作品なのか？
それとも最新鋭のセキュリティシステムと
ローテクな銀行強盗犯の攻防を描いた
手に汗握るアクション映画的な作品か？
いろいろ想像しながら鑑賞していたら。。。
まさかの期待を裏切る？怨霊系ホラー！
いやはや、してやられたって感じです（笑）
基本的に襲われ祟られ殺されてゆくのが
強盗に限っているというシステムなんだし
銀行としてありがたい話ではあるかも？
無料で24時間完璧に銀行を強盗から守る
セ〇ムさんよりパーフェクトかもですな
なんて冗談はともかく設定は面白いですし
序盤は普通の強盗系の作品と思わせて
ホラーな話にシフトしてゆく展開は悪くなく
残酷描写や怖がらせ方もいい感じ。。。
なのですが、そもそもが怖くないんですよ
グロいだけとか暗くて良く見えないとか？
人物描写も薄っぺらく中途半端に描かれ
善人なのか悪人なのかがどっちつかず
何がどうしたいのかがうまく伝わらないし
ネタが良いだけに勿体なく思えて(^▽^;)
ま、そこまでは期待していなかったので
それだけに楽しめた感じもするんですが
気になった方は観てみてもよいかもです
もちろんあまりオススメはしませんけどね
少し変化球な怨霊系ホラー映画でした！
