「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」。。。 | 怒りくまのブログ(仮)

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一部、ネタバレもあるのでご注意を

さっそくですが今日観た作品はコレです
叫び【テイキング・オブ・デボラ・ローガン】叫び


静かな片田舎のお屋敷に娘サラと住む
アルツハイマー患者のデボラ・ローガン
そこへ医学生のミアたちグループが
医療費を大学が肩代わりするのを条件に
二人の密着取材のため滞在することに


(当初はとても上品な老婆。。。)
初期のアルツハイマーというデボラ
夫を早くに亡くしサラを育てるため
電話の交換機を屋敷の屋根裏に設置し
この近隣の交換手として黙々と働き
引退後もご近所の友人ハリスと共に
庭いじりなどをしたりと健康そのもので
多少の記憶の混濁がある程度。。。

ところがミアたちが滞在するようになり
デボラの症状に急激な異変が出始める
深夜に徘徊して庭を掘り返してみたり
庭いじりのスコップが消えたと騒いで
挙げ句には自らを傷つけたりと大暴れ


(自分で首の皮を剥いだり。。。)


(腕の皮を剥ごうとしたり。。。)
傷の治療で入院した病院の検査では
デボラの病気の進行が異常なほどに早く
突然全身の皮膚がかぶれ始めたりと
医師たちも首をかしげるほど。。。

更に屋敷に付けた監視カメラの映像に
キッチン前に立っていたデボラが一瞬で
キッチンの上に瞬間移動するという
普通ではないものが録画されていたり
デボラが描いた絵には窓の外の庭から
次第に屋敷に近づく黒い影が描かれて
に対し異様な執着をみせたりもして


(絵に描かれた窓の外から覗く影。。。)
と、姿を消したデボラを屋根裏で発見!
全裸で交換機の前に座ったデボラ
何かと交信していたかと思うと。。。
いきなり交換機が爆発する大惨事に


(全裸のデボラに近づくと。。。)


(爆発の瞬間に浮かぶ不気味な何か)
その後、交信中のデボラの映像に残る
音声を解析するとそれはフランス語で
「永遠なる蛇がお前を解放するだろう」
その言葉にゾッとするミアたちだが
サラには何か思い当たる事があるよう
かつて近隣で少女連続殺人事件があり
その犯人フランス系のデジャルダン
邪教に傾倒し自分の病気を治すために
町外れの廃坑のから繋がる洞窟の奥で
5人の少女を生け贄にしようとしたが
4人目を殺害したところで行方不明になり
その殺害した少女の額には邪教の証
蛇の刺青が施されていたとかで。。。

もしやデボラはアルツハイマーではなく
デジャルダンの霊に取り憑かれている?
それとも交換手時代に会話した相手が
殺人鬼と後に知った時の恐怖心などが
アルツハイマーをきっかけに表面化して
自分が殺人鬼と思い込んでいる?

とにかく何かが起きているのは確か
そんな中デボラ土とミミズを吐き倒れ
すぐに病院へ運び込まれ拘束されるが
隙を突いて逃げ出し同じく入院患者の
白血病の少女カーラを連れ出そうと。。。


(土とミミズを吐くなんて。。。)


(少女を連れ出そうとするが失敗。。。)
すぐに取り押さえられカーラは無事
一方、サラミアたちは民俗学の権威に
デボラ呪いの関係について相談する
学者は似たケースを知っていると語り
呪術師の指示に従い呪いの元凶を焼き
呪いが解かれたとの話を聞かせてくれる

その頃、病院ではサラの意志なのか
彼女を不憫?に思ってなのかハリス
デボラに枕を当て窒息死させようとする!
が、何故か背後のTVが飛んできて。。。


(突然飛んでくるTV!)
病院に戻ったサラは瀕死のハリスから
彼とデボラ2人だけの秘密を聞かされる
生贄を捧げようとしたデジャルダン
最後の生贄にと選んだのは。。。サラ
デボラは連れ去られたサラを探して
洞窟で見つけ。。。デジャルダン殺害
話を聞いたハリスデボラに協力して
デジャルダンの死体を屋敷の庭に埋め
殺人鬼は行方不明となったのだとか。。。

もしかすると殺人の罪に苛まれ続けた
デボラの心の闇や悲しみなどの感情が
アルツハイマーにより表面化したのか?
それとも殺されたデジャルダンの呪い?
ますます混乱する中。。。話は佳境へ!

庭から掘り返したデジャルダンの死体を
屋根裏で見つけたサラたちは暖炉へ
そこで死体を燃やし呪いを解こうと。。。
しかしよほど強い呪いなのか暖炉爆発!


(結局死体は燃やせず。。。)
一方、病院ではデボラが拘束を解き逃走
カーラを連れて警備員を殺害し姿を消す
話を聞いたサラたちはデジャルダン
少女たちを生贄にした洞窟にいるはずと
今度こそ決着をと死体を持って洞窟へ!
洞窟の奥でサラたちが目にしたのは。。。
のようにアゴを外し大きく口を開いて
カーラを丸呑みにしようとするデボラの姿


(うは。。。ヤバイよこれは!)


(シンゴ○ラみたい?)
姿は異形と化しても愛する母親は母親
「デボラ!そいつと戦って!戦うの!」
必死に叫ぶサラの声が届いたのか。。。
デボラが元の姿に戻った。。。その時!
デジャルダンの死体に火をつけ燃やすと
憑き物が落ちたかのようにデボラは。。。

ラストシーン
その後、デボラは急速に衰えて老いゆき
車椅子や介護が必須な状態となって。。。
告発されるも罪を償う事は困難な状態に

幸いカーラはかすり傷程度の怪我で済み

連れ去られた時の記憶を無くしているよう
そして驚くべき事に白血病が完治。。。


(急に衰えたデボラ。。。)
結局デボラはアルツハイマーだったのか
本当にデジャルダン呪いだったのか
それとも彼が崇拝していた邪教の。。。
そしてカーラの白血病は何故完治したか
様々な謎は残されたままエンドロールへ


(唯一の救いはカーラ?)
美しい中にも不気味な雰囲気が漂い
何とも言えぬ不安感を感じさせる映像に
笑顔の影に恐ろしい何かが潜むデボラ
彼女が狂気に捕われてからは一気に
最後まで畳み掛けるような展開と。。。
かなり楽しませてくれる良作ホラーでした
面倒な人物描写も最低限と少ないのも
小難しくなくて好感が持てましたしね('-^*)/
ただ、結局は謎は謎のままで終るので
ちょっとモヤモヤは残りましたが。。。
それはそれで怖さのひとつでしたけどね
ってか、ネタバレしておいてなんですが
とにかく一度観て欲しいオススメ作品です
暇つぶしにもちょうど良い90分作品!
気になった方はご覧になってみては?

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