・仙台の特別展、山形の土偶のあと、米沢で、2件の国宝を見てきた。今回は、3箇所で、実際にみられたのは、12件の国宝。

 

・米沢の2件はどちらも米沢市上杉博物館にある。上杉家文書と洛中洛外図屏風で、後者は、信長が、謙信に贈ったことで、有名。たまたま,2つとも展示されていて、ラッキーだった。年間60日上限の展示という文化庁のガイダンスを守り、そのリミットに達するとあとは、レプリカが、登場するらしい。

 

・「物語で読む国宝の謎100」(イースト新書)pp.54-55によると、1574年に信長が佐々市兵衛を遣わし、その時、屏風一枚を贈った・・とされている。この屏風は作者は狩野永徳だが、注文したのは恐らく室町幕府の第13代将軍・足利義輝だという(京の街並みが「贈った」時点から9年ほど前。御所と足利幕府邸が同じくらいのサイズに描かれている。)多分、永徳、信長のところに数年は置かれていたのに違いないとか・・。

 

 
 
 

・写真は禁止なので購入した絵葉書を撮ってみた。

 

(追記)この洛中洛外図の「上杉本」については狩野永徳の作品 | 雑文・ザンスのブログ (ameblo.jp)に書いてある。狩野永徳の描いたものだ。もう一つの「舟木本」について探してみよう。こっちの方は、「岩佐又兵衛」の作であるらしい。これも国宝だ。読書感想:「ノジュール」2023年1月号 | 雑文・ザンスのブログ (ameblo.jp) と読書感想:「日本美術の底力」(山下裕二著・NHK出版新書) | 雑文・ザンスのブログ (ameblo.jp)に書いてある。