ジャーナリングの前に椅子の話をします。

 

高校時代に、地元にすてきな

公共図書館がオープンしたんです。

 

コスメイトゆくはしって名前なんですけど。

 

ピカピカの図書館で、

私はそこの座り心地最高の読書椅子に

座って本を読むのが至福のとき!

でした。

 

それから、もうずっと、ずっとずっと

同じ椅子が欲しくて欲しくて。

 

成人した後、「この椅子って

どこで買えるんですか?」と

図書館に問い合わせたくらい。

 

結局そのときは手に入りませんでしたが、

座り心地の良い椅子のイメージは

脳にこびりついて、

 

やっと難関試験をとおって

公務員になってから

おしゃれ家具屋で大枚叩いて

買った椅子…

 

 

むちゃくちゃ

座り心地悪かったんですよね~~~

 

椅子マニアなら誰でも知ってる

デザイナーの椅子で、

ローンで買ったんですけど

まあケツのおさまりが悪かった。

 

日本人とは、ケツの作りが違うのでしょうね。

 

 

 

そこから私の椅子探し行脚が

始まってしまいました(←的外れな努力でした。今だから言えるけど)

 

この探求を楽しめればよかったんですが

私はこの探求を楽しめなかった。

 

 

 

それでも椅子に対するあこがれは強く

捨てることも叶わなかったので、

最終的には気持ちいい椅子

見つけて、買ったんです。

 

その椅子を買った。

つい二か月前の話です。

 

見つけるのは、だいたい10年くらい前に

見つけてました。

 

試しに座って見ること数回。

買う直前も二回、店に行って

座ってみました。

 

 

そして、清水の舞台から飛び降りる気持ちで

二か月前に注文。

 

なんせ手作りなので、納期がかかる。

で、先日やっと届いたんです。

 

 

で、座ってみた。

 

座って、座り心地は良かった。

 

でも、ある一点気に入らないことがあった。

 

 

 

それは、宅配業者が持ってきたこと。

 

家具専門の配達業者さんなら、

包装をといて、家具を出して、セッティングして

段ボールを持って帰ってくれるんですが

 

宅配業者さんは、そういうことは

一切してくれない。

 

 

 

たかが椅子でも、家具のセッティングは

一仕事ある。

 

私は椅子を得た喜びより

その作業にくたびれて

それで、素直に喜べなくなってしまったんです。

 

 

ああ、ささいなことです。

大したことじゃない。

 

 

でも、今日も院にはでっかい

段ボールがある。

次の収集日まで。

 

気にしないことはできる。

というか、そうするしかない。

 

そして、私もそうしたのです。

 

ジャーナリングは、こういった

「たかが感情」にスポットを当てるものです。

 

ちっと長くなりますが、

ジャーナリングの話に繋がるまで、

もうちょっとお付き合いください。

 

 

 

1.情熱と見返り

私は個人事業主です。

経営者。

皆さんも自分の人生の経営者です。

その点一緒です。

 

そして、おとなです。

 

おとなは誰からも褒めてもらえず

「やって当然」のことをやっても、感謝されません。

 

ここから、

「自分の機嫌を自分でとる」ことが大事

という結論が出る。

 

 

人間って、最初は理想に生きたいと思うんです。

 

でも、どんだけ頑張っても

世のため人のためと思っても

歯を食いしばって頑張っていくうちに

初期の情熱はすり減ります。

 

 

情熱がすり減ると、人間は

「見返り」を求めるようになるのです。

 

そしていつしか、うっすら

「私、当初の理想とは違う道を進んじゃってるな~~」

うっすらそう感じつつ、だんだん道をそれてってしまう。

 

頑張ったことを認めてあげられていたら

自分で肯定感を持てていたら

誰かが褒めてくれていたら

 

道を逸れてなかったかもしれませんが、

逸れてしまったんです。

 

 

 

でも、自分の機嫌を取ることの大切さを

学ぶのが遅いと(学校では習いませんので)

 

取り返しがつかないことになってたりします。

 

ジャーナリングは、日記です。

 

人が褒めてくれなくても

自分がまっすぐ歩けているときや

道を逸れてもリカバリできたとき、

それを自分でそうと評価することは

道を逸れないために必要です

 

コーチやメンターがいれば

褒めてくれます。

 

が、いない場合、自分が自分のメンター。

 

セルフメンターにならなくてはなりません。

 

 

 

ジャーナリングの一番の意義は、セルフメンタリングにあります。

 

私は椅子が欲しかった。

 

自分で自分の頑張りをねぎらいたかった。

 

それで、一層椅子が欲しくなって

10年、20年。。。いや

30年かな。

 

とうとう本当に自分で

自分を認めてあげないと

道を逸れてしまいそうになって

 

ようやく椅子を買ったんです。

 

そういう感じで、思い詰めて

椅子を買ったもんだから

 

私は「ねぎらわれた感」もほしかったんです。

 

椅子だけじゃなく。

 

 

 

で、椅子を家具配送業者じゃなく

宅配業者が持ってきたことで

いたく落ち込んでしまったというわけです。

 

ねぎらわれた感に繋がらなかったから。

 

つまり、椅子は、

「見返り」だったのです。

 

 

人は情熱を失くすと、または失くしかけるような

危うい状態になってくると、

「見返り」を求めるようになる。

 

そして思うように得られないと

ひどく傷つけられた気分になる。

 

危ういところでした。

 

 

「怖いおばちゃん」にならずに済んで良かったし

「クレーマー」にもならずに済みました。

 

ジャーナリングのおかげです。

 

 

 

たった椅子のことで、

ほんまは、まだまだ書くことあります。

 

でもまぁ、ジャーナリングと椅子の関係は

こんなところです。

 

 

ジャーナリングの目的とは何か。

もうわかっていただけましたね?

 

自分の感情を書くことです。

感情を記録しておくこと。

 

 

自分に対するデータ収集でもあるし、

自分の機嫌の取り方集でもあるし、

ビジネス上での知見にもなりますし、

ブログのネタにもなる。

 

まだまだ言えることはありますが、

これくらいにしときましょう。

 

 

とにかく、ジャーナリングは今すぐ

はじめるべきです。

 

ほかに、自分をただしく評価できる場など

紙の上を除いて存在しないのです。

 

そして、あなたを評価できる人間も

あなたしかいません。

 

あなたが陥りそうになった罠を

知るのもあなただけなら

 

そこからリカバリした

あなたの勇気を知るのもあなた一人。

 

 

 

自己肯定感が~~

自分が分からない~~

 

自分を探す前に、

自分で自分を見つけてあげましょう。

 

 

 

くり返しになりますが、

ジャーナリングには、自分の感情を記録するんです。

 

 

 

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ジャーナリングって言葉を

最初知ったときは

 

ムカつきました

 

日記という便利な言葉があるからです。

 

 

日記と言えば、浅〇南の鍵付き日記帳

を思い出す私。

 

あれとジャーナリングが

ちょっと違うものだというのは

分かりますが、実際のとこ

ジャーナリングとは日記。

 

それ以上でもそれ以下でもない。

 

ただ、やっていくうちに

愚かなるワタクシめにも

悟るところが幾つかありました。

 

そんで、この悟りは

別に私だけじゃなく、

いろんな人に関係あるなと思いました。

 

私が個人事業主であること。

そして個人事業主とか関係なく

誰もが自分の人生の経営者であるということ

 

もっというと、

 

人は誰もが孤独だということ。

 

そういうことと、とても

関係があると思いました。

 

細かくいうと

 

なんとかして、今やってることを

うまく行かせたい人や

結果が欲しい人

ただ生きているだけで苦しい人

 

に、とくに関係あると思いました

 

別に苦しくなくて、

今夜もパーリナイだったり

「我はすでに悟りを開いた…」

という方に、ジャーナリングは

必要ないかもしれません。

 

つーことは、大半のひとに

ジャーナリングは関係あるってこと☆だね☆

 

 

で、私が、どれくらい

ジャーナリングっちゅーのを

やってるかというと

 

たった56回書いただけです(サボった日があるので

開始から日数数えるともうちょっといってる)

 

10年やってます!

20年やってます!

 

ってひとじゃない今だから

気づいたことっつーのが

たぶんあるので、書いておきます。

 

つづきは次回。

 

 

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これまで、

 

当院では、健康に関する記事を、

LINEから、不定期で発信していますので、

良かったらお友達になってください♪

 

としておりましたが、

 

→最近は、LINEは患者さんとの

問い合わせ窓口専用にしています。

 

というのも、実はLINEビジネス版は

やり取りにもお金、かかるから~~~

 

ちっとサボっておりましたが、

情報提供は、今後とも

主にHPやアメブロ、

もしかしたら、今後は

LIVEとか、そーゆー感じに

なっていくかもしれません。

 

今日は以上!

 

 

 

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『フラジャイル』という、

病院の「病理部」というところを

舞台にした漫画が好きなんですけど、 

 

中でも私にとって印象的だった話が、 

赤ちゃんを抱いたお母さんが病院に来て、

 

赤ちゃんの様子がおかしいんです!

 

赤ちゃんにはいろんな症状があるんだけど、

その症状が、既存の病気のに

当てはめようとしても

どうにもこうにもよく分からない。


治療しようとするけど、

小児科医が診断に迷って、

それで、腕と知識はあるけど、

人格破綻(?)ぎみの

主人公(病理医)に相談する話。 

 

赤ちゃんの様子から、

病気だと決めてかかっていたのが

そもそも間違いで、

病理医は、

あかちゃんは重度の

栄養失調だと見抜くんですね。 

 

今時、この日本で栄養失調? 

 

って思いますやん。 

 

…じゃあ、虐待か? 

 

ネタバレは良くないので、

赤ちゃんの栄養失調の

真の原因については、

漫画『フラジャイル』を

お読みいただくとして、 

 

実は、先進国のような

食料に困ってない国であっても、

栄養失調は案外あるんです。

 

 

 

 

昨日たまたま実家から

ビタミンCたっぷり?の

ミカンが届きまして、その箱に

「伝統的な育て方で育てたミカン」

と書いてあり、解説に

農業技術の進歩によって

野菜や果物の栄養が

少なくなっているという

問題について、

サラッと書かれていました。

 

それで、ビタミンCの話を

使用と思ったんですが、

 

ビタミンC不足で生じる、

壊血病という病気の話なんですけど、 

 

意外にも、ほぼ毎年、

先進国で壊血病の報告が

上がってるみたいなんですね。 

 

2006年オランダ。

3歳女性、下肢に出血斑、歯肉の腫脹、貧血 

 

同2006年オーストラリア。

42歳男性。歯茎から出血、両大腿に広範囲な出血斑 

 

2008年イギリス。56歳男性。

下肢に広範囲な出血斑と毛包周囲の点状出血及び発疹、右膝に関節炎 

 

同年カナダ。15歳女性。

骨の痛み、歯肉の腫脹、結膜下出血 

 

一部をピックアップしただけですが、

毎年何人もいます。 

 

年齢も性別も国も様々です。 

 

症状だけ、もうちょっとあげてみましょう。 

 

鼻出血、天井出血、易疲労感、歩行困難、大腿の腫脹、発熱、歩行困難、下肢の痛み、易刺激性、倦怠感、食欲不振、うつ状態、壊血病性念珠、歯列異常、毛包周辺の点状出血、発疹 

 

こんなに色んな症状が、

ビタミンC不足で起こりうるって、

面白くないですか? 

むしろ、

 

なんでビタミンC不足が原因だってわかったの?

 

って思います。

 

『フラジャイル』の小児科医師が、

赤ちゃんの病気の原因が

分からなかったように。

 

 

なんで、先進国で壊血病なんかに

なるんでしょうね? 

 

ビタミンC不足って、

そう簡単になるもん? 

 

どんな人が壊血病になりやすいんだろ? って気になりませんか~~~? 

 

 

 

ざっくり統計見てるとですね、

50代以上の男性と、

赤ちゃん、ちっさい子どもさんに、

壊血病が多いんですね。 

 

 

壊血病にかかる人は、2パターン 

 

・壊血病患者の共通点は新鮮な果物や野菜を長期間にわたり食べていないこと 

・慢性的なアルコール中毒者、高頻度の喫煙者、独り暮らしのお年寄り 

 

 

…おお…いかにも生活力、

低そうな感じじゃありませんか? 

 

もっと国は、学校で

家庭科をしっかり教えなあかんわ。 

 

生活力低い=ビタミンC不足なりやすい

 

 

ですよ。 

 

もともと壊血病が

知られるようになったのは、

15~6世紀

 

大航海時代の船乗りがバタバタ、

船の上で死んだからなんですね。 

 

壊血病…血が壊れる…止血できないって、意味だそうです。 

 

 

 

日本血栓止血学会によると、壊血病とは、

 「ビタミンCの欠乏によって起こる疾患で、体内のタンパク質を構成するアミノ酸であるヒドロキシプロリンの合成が低下し、組織間をつなぐコラーゲンや象牙質、骨の間充組織の生成と保持に障害を受ける。 これがさらに微小血管の損傷につながり、出血の原因となる」

 

 

 これ読むと、ビタミンC摂らないと、

歯もあかんくなるし、

骨もヤバイ。 

 

話変わりますが、

皆さん「TV食」って言葉、

聞いたことあります? 

 

 

私は知らんかったんですが、

電子レンジで加熱しただけで

食べられる冷凍食品のことを、

「テレビ食」っていうらしいです。 

 

 

 

そういや、アメリカのドラマとか

映画とかで、薄暗くした部屋で

テレビだけ皓皓としてて、

 

うつろな目の主人公が、

まずそうな飯をフォークでずずず…

と食べてるってシーンよくありますよね。 

 

 

そういう方を血液検査すると、血中ビタミンC濃度がちょー低い。 

 

 

 

そりゃそうなる…だって、

Cって熱に弱いっていうもんね…。 

 

 

あ、でもじゃがいもは例外で、

熱を通してもでんぷんが

ビタミンCを守ってくれるらしいんで、

じゃがいもはビタミンC摂るのに良いらしいです。

 

 

 

病気の治療のために、

栄養指導を受けていて、

ビタミンCが不足したという

話もあります。 

 

 

 

これまた『ビタミンCの真実』という

サイトからの引用です

 

↓↓↓ 

 

「2002年に報告された日本人の壊血病患者は、慢性腎不全を長い間患って、腎透析を受けていました。 その後、腎臓の移植手術を受けることができました。しかし、一向によくならず、体中から出血し、症状は悪化していきました。 血液検査で血液中のビタミンC濃度を測定した結果、ビタミンC濃度が極めて低い値であることがわかりました。そのため、1日1gのビタミンCを点滴投与したところ、症状は数日でおさまり回復しました。 この患者は長い間、慢性腎不全を患っていたため、長期間にわたり食事制限の指導を受けていました。そのため、新鮮な野菜や果物をほとんど摂っておらず、慢性的なビタミンC欠乏状態にあったと考えられます」

 

 ある病気の「治療のために」

やっていた栄養療法で、

栄養失調になっている、

ということは、

私たちにも十分起こりえる事態です。

 

 

 

医療関係者が学校で習う話に、

こういう話があります。

 胃がんなどで胃を切除した後って、

ビタミンB1の点滴を

受ける必要があるんですが、 

それをしなかったことで、

 

ウェルニッケ脳症

 

という病気を発症して、

記憶喪失や歩行困難に

なってしまった例があるんですね。 

 

 

 

ウェルニッケ脳症は

ビタミンB1不足が原因ですが、

ビタミンと名のつくものは、

それだけ重要な栄養素で、

他の手段で代替することが

できないものだということを、

改めてしっかり認識しておきたい

もんだと思います。 

 

 

医者すら、栄養というものをちょっと軽く考えすぎている面がある。 

 

 

いわんや一般人の我々は、

なおさらビタミン不足を

軽く見過ぎているきらいがある

と思うんです。 

 

 

ビタミンCって、実は、

一日二日摂らなくっても、

そう簡単に異常を起こしたりしません。 

 

 

身体の中に1500mg

蓄えがあるらしいんで。 

 

でも、2カ月から3カ月、

ビタミンC不足が続いた場合、

その限りじゃありません。 

 

 

 

ビタミンC不足、はじめの症状は、

皮膚の乾燥、脱力感、

太もものあざです。 

 

 

喫煙者だと、60日と言わず、

もっと短期間で生じます。 

 

この記事を読んで、栄養不足の怖さに、少しヒヤッとしてもらえたらいいんですが。

 

 

 

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昔、仲良くしていた

鍼灸師に、こんな話をしたんですね。

 

「身体の冷えている部位と

病気の原因に関係があると思うので

最近、皮膚の温度を測る

体温計を買った」

 

で、なぜか激怒されまして。

 

 

どこに激怒する要因があるのか。

ずっと分かんなかったんです。

でも、さっき自分で自分を

治療しているときに、

ふっとこれじゃないか?

ということに気づきまして。

 

でも、その話をする前に、

彼女の激怒の言葉をお伝えしましょう。

 

 

「私は大学は薬学部で

研究で動物実験をしていた」

 

 

薬剤師・鍼灸師の彼女は、続けて、

「動物実験が辛かった。

動物が大好きだから。

 

だから、薬剤師を辞めて

鍼灸師を目指した。

 

私は動物実験が許せない。だから

あなたの考えが許せない」

 

 

 

5年以上も前の話なので

正確には覚えてないのですが

だいたいこういうことを言われました

 

 

コロナで、皆さんも実際体験

されたと思いますが、

非接触型の、皮膚の温度を測る

体温計がありますよね。

 

それを5年前に知って、買ってたんです。

 

この体温計を使って、患者さんの

皮膚の温度を、あちこち測ってみると

たとえば、右手と左手で

体温が1度くらい違うことが

ふつーにあるんです。

 

ある人が足を骨折してまして。

病院から退院して来たら、

骨折した右足がしびれるというんだけど

実際は両足共に、すごくむくんでいた。

 

でも、体温を測ると

右足のが、左より1度くらい

体温が低い。

 

興味深いなと。

治っていくにつれて

見た目、むくみは減っていたんですが、

体温も上がるんじゃないか?と。

 

 

 

しかし、非接触型体温計と、

最悪、動物を害してしまう

動物実験とでは

随分かけ離れている。

 

私は、患者さんの体温を勝手に

測るつもりだと言ったわけでもないから

怒りポイントはプライバシーの問題でもない。

 

 

一体彼女は、何にそんなにナイーブになったのか?

 

 

正直、私もピリつきました。

 

なぜなら、

 

私は鍼灸師である前に、

一人の患者で、

治してくれる治療を求めて

東奔西走、

「手段を択ばず」

「治すためなら何でもする」

という気持ちで、鍼灸師にまでなった。

 

ガイドラインに則った

型通りの治療では治らなかったから、

そうしているわけで、

 

 

彼女の発言を

治すために治療法を「模索」することを

否定しているように受け取ったから。

 

 

 

その後、彼女との友人関係は

なくなってしまいました。

 

というわけで、ほとんど

普段、そのやり取りや彼女のことは

思い出さなかったのですが、

 

たまに蘇ってくる記憶では

あったんです。

 

自分でも、

なぜ、この記憶を

忘れてしまわないんだろう…

と不思議に思いながら。

 

 

 

私が鍼灸師になったのは

自分自身が健康を取り戻したかったから…

ではあったんですが、

 

私自身の性格として、

物事への探求心が

人よりやや強め、という

のがあります。

(ずっと気づいてなかったんですが、最近認めました)

 

 

 

彼女が反応したのは、

私の、この「探求心」

だったのではないか?

 

 

彼女は悪い意味で解釈して、

知的満足のために

動物実験をする人のように

私のことを感じたのかも

知れません。

 

 

 

私はそんなに好奇心が強い方じゃ

ないです。

 

問題を解決したい方ではあるけど、

それはいつも、

自分のためだったり、

誰かのためだったり、

 

知的目的より、

「〇〇のために問題を解決してあげたい」

 

という〇〇(人の名前)が、

いつも先にある。

 

人のために

(自分のためにも、等しく)

問題を解決してあげたい。

 

それが私の人とのつながり方。

 

 

 

とりわけ善人というわけではないです。

ただ、生まれつき、そういう性質を持っている。

 

他人に対する好奇心があるわけじゃないです。

どっちかというと、他人への興味は薄すぎるくらい。

 

ただ、私が人のためにできることが、

「問題の解決」だってだけです。

 

問題がないと、人と関わることも

できなくて、問題という仲立ちを

中心に生きてきた。

 

でも、これを

「好奇心」だと誤解したとしたら

彼女の神経を逆なでしたことも

理解できなくもない。

 

 

 

フロイトは、何かの物事を

きっかけに、連想が暴走していくことを

「コンプレックス」といって、

コンプレックスが、それを抱えている人に

極端な言動をとらせる

 

ってなことを書いてた。

(うろ覚え。あと、これは私の理解なので、間違ってたらごめんなさい)

 

彼女のコンプレックスは、

研究=動物実験(ほとんどの研究者は、好きで動物実験してるわけじゃないと思うけど、彼女の中では「一般化」されている)

 

私のコンプレックスは、

型どおりの治療=治療法を模索しない医者

 

 

 

私は病というものには、

何か神聖な面があると思っていて、

 

なぜ金銭問題でもなく、

人間関係でもなく

「病」という形で、

その人が抱えている問題が

表現されているのか?

 

そこにも何か意味があるんじゃないか。

 

ただ病気は病気というだけでなく、

それより一段深い原因が

…あるのかもしれない

 

ってなことを思うときがある。

 

 

 

最初からそう思ってたわけではなく、

 

自分自身の病と

鍼灸師として色々な病との出会い。

 

治療法を模索する中で、

心の琴線をはじかれるような

ことが多々あって。

 

今では、「自分の」病気の

治療法を模索する以上の

意義や意味を、

鍼灸師としての仕事の中に

見出してしまっている。

 

これは確かに、彼女が嫌っていた

「研究」に私が近づいていっている

証拠なのかもしれない。

 

 

 

だけどやっぱり、私は

自分のためだったり、○○のためだったり

人が目的語になっているなら

「大丈夫」という気がするのだ。

 

 

 

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