野村ホールディングス(HD)と米投資ファンドのカーライル・グループが共同で、
ビール大手のオリオンビール(沖縄県浦添市)の買収を検討していることが18日、明らかになった。
買収額は数百億円に上る見通し。
経営体制の強化や販路拡大に取り組み、収益力を高める狙いとみられる。
オリオンは平成14年にアサヒビールと資本業務提携。
アサヒがオリオンの発行済み株式の10%を保有する筆頭株主となっている。
オリオンはアサヒの主力ビール「スーパードライ」をライセンス生産するほか、
第3のビールの共同開発も手がける。
アサヒは引き続き株式を保有し、商品開発などで協力関係を維持するとみられる。
野村HDは昨年1月、主に地方の企業を対象に事業再生や事業承継を支援するため、
総額1千億円のファンドを設立。
自己資金による買収はリーマン・ショックを受けて凍結していたが、
これが再開後の第1号案件となる可能性がある。
オリオンビールは昭和32年に設立。
沖縄県内を中心にビールやアルコール飲料の製造、販売を手がけ、
平成30年3月期連結決算の売上高は283億円、最終利益は23億円。