(カッコ内は前営業日比)
ダウ工業株30種(ドル)
米東部時間9時39分 15793.45(+26.71)
寄り付き 15768.87(+2.13)
前営業日終値 15766.74(‐249.28)
ナスダック総合
米東部時間9時39分 4467.19(‐4.50)
寄り付き 4480.70(+9.02)
前営業日終値 4471.69(‐5.26)
S&P総合500種
米東部時間9時39分 1861.52(+2.19)
寄り付き 1861.46(+2.13)
前営業日終値 1859.33(‐22.00)
【NQNニューヨーク=神能淳志】
21日の米株式相場には買いが先行して始まった。
午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前日比56ドル57セント高の1万5823ドル31セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同6.242ポイント高の4477.928で推移している。
欧州中央銀行(ECB)による追加の金融緩和への期待から欧州株が上昇し、米株式にも買いが及んだ。
だが、アジア株の軟調な動きが嫌気されて積極的な買いも限られ、ダウ平均は下げに転じる場面もあった。
ECBは21日の定例理事会で政策金利を年0.05%で据え置くことを決めた。
金融政策の現状維持は市場の想定通りだったが、ドラギ総裁は記者会見で欧州経済に関して「下振れリスクが拡大している」と指摘。
そのうえで「次回3月の会合では金融政策の姿勢について再考や見直しをする必要がある」などと述べた。
ドラギ総裁の発言を受けて、市場ではECBの追加緩和に対する期待が高まった。
ドイツやフランスなど欧州主要国の株価指数が上げ幅を拡大し、外国為替市場では円やドルに対するユーロ売りが加速。
対円では一時1ユーロ=126円17銭前後と2015年4年14日以来およそ9カ月ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。
もっとも、米株式相場の上値は重い。21日は日経平均株価が400円近く下げたほか、中国では上海株が3%超下落。アジアの株式相場は総じて軟調に推移するなど投資家の慎重姿勢は残り、米株式相場の戻りも限られている。
取引開始前に発表された1月のフィラデルフィア連銀の米製造業景況指数は前月からマイナス幅を縮小した。
一方で、週間の米新規失業保険申請件数は市場予想に反して前週から増加。
「雇用面での最近の顕著な拡大がやや正常化する可能性がある」(BNPパリバ)との指摘があった。
個別では通信大手のベライゾン・コミュニケーションズが高い。
取引開始前に発表した2015年10~12月期の決算で最終損益が黒字に転換し、売上高や1株利益などが市場予想を上回ったことが好感された。
ホームセンターのホーム・デポやスポーツ用品のナイキなども高い。
一方で、アップルが安い。
証券会社が主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売見通しを引き下げたと伝わり、業績の先行きを警戒した売りが増えた。
発表した四半期決算が減収減益だった保険のトラベラーズには売り買いが交錯したほか、化学のデュポンや医療品・日用品大手のジョンソン・エンド・ジョンソンも下げた。