【ニューヨーク・ロイターES=時事】
5日の米欧石油市場では、英国産標準油種の北海ブレント、
米国産標準油種のWTIの両先物ともに続落した。
強い内容の米雇用統計を受けて一時強含んだものの、
上昇の勢いに欠け、下落に転じた。
ブレント1月きりは0.57ドル安の69.07ドルで終了。
70ドルを下回る水準で週末を迎えたのは2010年以来。
WTI1月きりは0.97ドル安の65.84ドルと、09年7月以来の安値で引けた。
これで、いずれも過去10週間のうち9週で下落となった。
石油ガスのコンサルタント会社フロスト&サリバンのディレクター、カール・ラリー氏は「(強い内容の雇用統計という)ベストな経済ニュースが入ってきたのに、石油市場はさえなかった。トレーダー、ヘッジファンド、石油会社は市場から資金を一部引き揚げた方がよさそうだと話している。出来高が少なく、値動きも不安定だ」と述べた。
ドル高は原油相場を圧迫。
ドル指数は一時89.467と、09年3月以来の高値を付けた。
プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏は「原油相場は不安定な状況にある。サウジの販売価格引き下げは売りを招いた。市場は依然弱い」と指摘した。(了)