もう就職先が残っていない? 諦めず、チャンスに目を向けて | 人生の水先案内人

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2014.5.17

 【Q】もう就職先が残っていないのでは、と心配です

 【A】まだまだ多くの可能性があるので諦めないで

 

前回、平成27年卒予定学生の求人倍率が前年より大きく上昇し、1・61倍となったこと、ただし、従業員規模別、業種別の倍率格差が大きく、大手や金融は狭き門であることを紹介しました。


内々定出しがこの数年で最も速いペースで進んでいることもあり、4、5月がピークの大手企業や金融機関などの選考で不本意な結果となった人の中には「もう就職先が残っていないのでは?」と心配になった人もいるでしょう。


 前回紹介した「ワークス大卒求人倍率調査」は、採用選考が本格化する前、卒業前年2月時点での企業の採用予定数、学生の就職意向を調べたもの。


採用選考が進んだ後には、どうなっているのでしょうか?



 今春採用された26年卒の先輩の例を、リクルートキャリア就職みらい研究所の『就職白書2014』から見てみましょう。卒業年の1月時点で、全体の4割もの企業で、採用予定数が計画に対して未充足、採用難といえる状況になっています(「計画より若干少ない」「かなり少ない」「現在選考中につき、未定」と回答した企業を合計)。

 従業員規模別に見ると、求人倍率の高い5千人以上の超大手企業の未充足率は32・3%で、他の規模の企業に比べて低くなっています。


業種別に見ると、求人倍率が高い業種ほど未充足の割合が高い傾向が鮮明です。


求人倍率5・61倍の建設業では67・1%、同5・49倍の流通業では43・6%の企業が未充足であるのに対し、同0・22倍の金融業では未充足企業は30・7%にとどまります。


 採用選考本格化前の倍率格差、需給バランスの偏りは、採用選考が進んだ約1年後でも十分に解消しているとはいえません。



 中堅・中小企業や建設業、流通業などでは多くの企業が例年、こうした厳しい「採用難」と対峙(たいじ)しながら、採用活動に取り組んでいます。


5月現在で活動継続中の企業はもちろん、これから開始する企業も多くあります。


 まだ内定がない人も、ぜひ諦めず、さまざまな可能性、チャンスに目を向けて就職活動を続けてほしいと思います。


あなたの持ち味を生かせる企業がきっとあるはずです。

(リクルートキャリア『就職みらい研究所』研究員 三輪麻衣)

 




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