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盛岡市内丸から岩手県矢巾町への移転を進めている岩手医大は19日、
同町藤沢地区に移転新築する付属病院の基本方針を発表した。
病床は約1000床と東北で2番目の規模を維持し、小児・周産期・救急を一体化させた「統合医療センター」を新設、地域医療の中核の役割を強化する。
病院は地上12~13階で、延べ床面積は8万5000~10万平方メートルを
予定する。
医師らスタッフは現状と同じ約3000人。
2015年度に着工し、18年度の開院を目指す。総事業費は約550億円。
統合医療センターは、手狭になっている母体・胎児集中治療室(MFICU)、新生児集中治療室(NICU)と、現在別棟にある高度救命救急センターの機能を統合。
医師不足の中で効率性を高め、重症の母子の救命率向上を図る。
盛岡市内丸地区には、利便性の良い立地を生かし、既存の建物を一部利用して外来中心の「内丸メディカルセンター」を開設する。
50床程度で、がんの化学療法、放射線療法などの高度医療も提供する。
建物を取り壊した病院跡地約1万6000平方メートルは県、市とともに再開発計画を進める。
記者会見した小川彰理事長は「高度医療を提供する地域医療の中核病院と、レベルの高い実習が受けられる教育病院として役割を果たしたい」と話した。
岩手医大は01年度から全学的な移転に着手。
07年度には矢巾キャンパスに薬学部を新設し、11年度に医学部、歯学部、基礎・共同研究部門が移転。ことし3月にはドクターヘリの基地が完成しており、病院新築で移転事業が完了する。
