12月20日(ブルームバーグ):
きょうの日本株市場で、株価変動材料があった銘柄の
午前終値は以下の通り。
日産自動車 (7201):前日比6.8%安の787円。
野村証券が19日付で、投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を880円から810円に引き下げた。
桾本将隆アナリストは投資家向けメモに、短期業績に悪化リスクと記述。
日米欧で販売台数が同証想定を下回り、販売費用も増加しているもようで、足元の円安を考慮しても13年3月期業績が会社計画に届かない公算が大きいと指摘した。
三菱自動車 (7211):6.6%安の85円。
軽自動車8車種約122万台のリコールを19日に届け出た。
クランクシャフトオイルシールについて、車両生産時と異なる材質の補修用部品に交換した場合にオイルが漏れて走行不能になる恐れがあるとしている。
国土交通省は報告・説明に不適切な点があったとして同社を厳重に注意、道路運送車両法に基づく立入検査を近くする方針だ。
カプコン (9697):9.6%安の1334円。
2013年3月期の連結純利益は前期比3.3%減の65億円と、従来予想(46%増の98億円)から一転して減益に落ち込む見通し、と19日発表した。
主力タイトル「バイオハザード6」の販売伸び悩みや「モンスターハンター4」の発売延期などが響く。
エーザイ (4523):2.3%高の3610円と4日続伸。
野村証券が19 日付で、投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を3400円から4200円に引き上げた。
漆原良一アナリストは投資家向けメモで、抗肥満薬「Belviq」が長期に渡り業績に貢献する、と記述。
同薬は血糖降下作用も併せ持ち、抗肥満薬として大型化する可能性が高いとしている。
京セラ (6971):1.2%高の7730円。
JPモルガン証券が目標株価を8300円から9100円に引き上げた。
投資判断は「オーバーウエート」を継続。
同証券の板谷雅之アナリストは20日付メモで、来期営業利益は5割強の増益と、セクターを大きくアウトパフォームと指摘。
米子会社AVXの環境費用がなくなること、想定を上回るソーラー受注残拡大の寄与、米国大手キャリアへの新規参入など、マクロ要因に左右されない増益要因を有する点に注目する。
クミアイ化学工業 (4996):7%高の429円。
12年10月期の連結純利益は前の期比57%増の21億円だった、と19日発表した。
国内外で自社開発剤を中心とした独自製品の拡販を積極化させた効果が出たほか、ブラジルの農薬メーカーを持ち分法適用会社にしたことなども寄与した。
年間配当は6円と前期比1円増やす。
13年10月期の純利益は前期比2.9%増の22億円を見込む。
野村証券は19日付で、目標株価を580円から650円に引き上げた。
投資判断は「買い」を継続。
岡野バルブ製造 (6492):3.4%安の230円。
12年11月期の連結純利益は従来予想を8000万円下回り、前期比51%減の1億9000万円になったもよう、と19日発表した。
主要案件の繰り延べ、工場稼働率の低下、メンテナンス作業員の待機工数増加などが響いた。
同社は電力向けの大型高温高圧バルブを手掛ける。
アールテック・ウエノ (4573):21%高の13万1400円。
緑内障、高眼圧症治療の点眼液「レスキュラR」について、米スキャンポ社が米食品医薬品局(FDA)から同液の追加新薬申請の承認を受け、販売を開始すると19日に発表した。
スキャンポ社(メリーランド州)はRテックU社と米国、カナダでの関連特許のライセンス、同薬の独占的な製造供給契約を結ぶ。今後の業績貢献を見込む買いが膨らんだ。
ポーラ・オルビスホールディングス (4927):2.1%高の2510円。
13年12月期の連結営業利益は今期予想比13%増の160億円程度になりそうと20日付の日本経済新聞朝刊が報じた。
国内での高級化粧品の販売が伸び、4期連続最高益を更新すると伝えている。
ユーグレナ (2931):東京証券取引所マザーズ市場にきょう新規株式公開(IPO)した。
買い気配が続き、午前終了時の気配値は公開価格(1700円)比70%高の2890円。
同社は、東京大学発のベンチャー企業で、設立は2005年8月。
ミドリムシ(学名ユーグレナ)を中心とした微細藻類の研究開発や生産管理、品質管理、販売などを手掛ける。
シュッピン (3179):東証マザーズ市場にきょう新規上場、公開価格(330円)を67%上回る550円で初値を付けた。
その後売りに押され、午前終値は495円。
インターネットを中心に中古のカメラ や時計、筆記具、自転車の買い取り・販売を手掛ける。
水戸証券投資情報部の岩崎利昭チーフオフィサーは、「中古品のEコマースを手掛ける会社は少なく、希少性がある」と指摘していた。
パンチ工業 (6165):東証2部市場にきょう新規上場、初値は公開価格(560円)比5.4%安の530円。
午前終値は520円だった。
プラスチック、プレスの金型用部品の製造、販売を行っており、切削加工から熱処理、研削・放電加工、表面処理まで一貫した技術を持ち、標準部品と特注品双方に対応している。
国内、中国に営業拠点を持つ。
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更新日時: 2012/12/20 12:03 JST