パソコン選びの決め手は、スペックよりも環境性能-。
IT専門調査会社のMM総研が31日公表した
「2011年秋冬モデル個人向けPC満足度調査」で
そんな消費者意識の変化が、明らかになった。
大震災や原発停止で電力不足のなか、
各メーカーが省電力やバッテリー機能強化に力を注ぐ姿勢とも一致する。
今調査はNEC、富士通、ソニー、東芝、デルの
秋冬モデルのPC購入者計2859人に対し、3月にネット上で行った。
PCを購入した際の「価格以外の決め手」について質問
(複数回答)したところ、
環境性能を重視する割合が25・4%と最も多く、
機能・性能(19・5%)や操作性(15・4%)を大きく上回った。
さらに、前回購入したPCと同じメーカーを選んだ人は、
従来より低い38・3%にとどまる新しい傾向も見られた。
環境性能が製品選びに影響した公算も高い。
この結果について、MM総研の中村成希アナリストは
「PCの『家電化』が進み、
これまで重視されていた性能面や価格面だけでは
消費者に訴求できなくなっている」と分析する。
環境性能の向上は、各メーカーが一様にアピールしている点だ。
中でも全出荷台数の7割以上を占めるノート型PCは、
昨年以降、ほぼ全機種が
「ピークシフト機能」を標準搭載するようになった。
シェア首位のNECパーソナルコンピュータは
、夏モデルで低電力消費のLED液晶画面を採用、
「ピークシフト機能」と電力会社の
「でんき予報」を連動させる機能も搭載した。
「環境性能の競争は第2ステージ」(中村アナリスト)の様相も見られる。