本日2記事目







《チャイニーズYOUとのヒストリー②》


出会った日から毎日毎日会って

YOUが悩みながら慣れない日本の生活をしてることはわかってきました。


わたしに何ができるのかなあ?

何かをしてあげたいけれど

何をしたらいいかよくわからない。


とにかくわたしは

YOUが話したことは理解してあげたいし、

嫌な印象がある日本人のわたしができることを探してもいたんです。



でもニコニコとYOUの話を聞けば


めぐの意見は?

めぐは何を考えてる?


と言われ、、



あまりに相手に合わせて共感ばかりして


不審がられたり笑

気持ち悪がられたり!



察して、愛想笑いして

コロコロと言うこと変えまくり


めぐはどんな人なのかよくわからない。と言われていました。



そうなんです。

当時のわたしは弘前の父の暴君やだんまり貝姫な母のやり方しかコミュニケーションを知らずに


YOUに対しても

だんまりし続け

意見や気持ちを言わない人で

ポーカーフェイス!

感情の波がないようなフリが得意でした。


日本人として好かれたい、もすごくあった。

日本を好きになって欲しいがありすぎて空回り。


そんなこんなで

土日以外は毎日YOUに会い、

愛想笑いをやめ、

察するのをやめ、

少しずつ自分の気持ちや意見を伝えて


お互いの違いや

似てる価値観や

風習や国レベルな当たり前の違いを面白いなと感じるようになりました。


喧嘩もしたのがYOUが初めて。


YOUはハッキリと意見を言ったり

共感してくれないことに

わたしが腹を立てたり、、笑笑


YOUにとっては意見や習慣の違いなだけなのに

わたしは勝手に否定に感じたりする事もありました。



ある日、親友がいるか?の話になり


YOUは、


「日本の人は

あの人もあの人も友だち、親友、と言うけど


わたしは驚いてる。」



と言うんです。



え?なんで?て聞いたら


「わたしには友だちや親友と呼べる人は

もっと心から話ができたり信頼関係を築いた人であって

上辺だけの愛想が混じる関係ではない。


わたしの国にことわざがあって

それは


一生に一人心友と呼べる人がいたら

その人の人生は幸せである


と言うもの。


一生に一人の親友が、めぐにはいますか?」


と聞かれたんです。



そう言われたら

わたしは今まで自分のことは開示せず、ずっと上辺な関係しか築いていなかった,と恥ずかしくなりました。




YOUとは

喧嘩したり

一日中喋ったり

ご飯を一緒に作り食べたり

近所なのに泊まりに行ったり。


そんな毎日過ごしてるうちに



出会って一年後に

YOUは里帰り出産をするために一時帰国することになったんです。



日本きらい

日本人きらい


こんな会話から始まったわたしたち。笑笑


帰国前日、


YOUは、白地に花が刺繍してあるハンカチをわたしにくれました。



その時


めぐ。

めぐはわたしにとって心友です。


と話してくれたんです。


わたしは、自分の人生で

今までここまで自分を曝け出したり、弱さやできなさを認めて出したり

意見を言ったことがなくて


YOUには降参して

わたしの全部でぶつかった


そうして関係を築いていた途中に


一生でひとりできたら

幸せ、と言われるその確率の中に


日本人のわたしがいることに

めちゃくちゃ感動して胸がいっぱい。



そしてYOUは、


「わたしが言う心友の意味は

例えばめぐの家が火事になったら、わたしは火の中に助けに行くということです」


と教えてくれた。




自分が初めて心友ができた!と嬉しくて感動して

なみだなみだ。


友だちとはこうしてなるものなんだ!と初めて体感させてもらったのが彼女だったんです。




彼女が中国で出産後にわたしの妊娠がわかり、

一緒に子育てもできました。


その後わたしはパニック症になったり

子どもたちの教育や保育園や幼稚園、児童館や夫たちとの関係、

人生で起きる大小様々な変化を一緒に乗り越えてきたのも


彼女と知り合いから心友になり

一緒に喜怒哀楽を共にしてきたから。


ああ、もうこの素晴らしい日々を言い尽くせないのですが


とにかくチャイニーズYOUがいて、

わたしの人生は素直のスタートに立てた。


YOUが純粋でまっすぐで素直で、

どんな事も諦めない力をいつも見せてくれてきたから。



あの日もらったハンカチは 

娘の臍の緒を入れた桐箱を包んで、

大事にとってあります。



次の記事でチャイニーズYOU家族にあったこと、、かくぞー

(今年中にかけるのか?笑



27年前のハンカチ。

色褪せてる。


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Meg.