きみはどこに
いつも君を捜しているよ。
色白でつやつやした君。
デリケートで優しく扱わないとすぐに傷ついてしまう。
君は隠れるのが得意だから、行く先々で捜してしまう。
野菜ラックの隣だったり、肉と加工食品の間だったり……
そうそう大豆製品に隠れていたこともあったね。
どうして居場所が定まらないのだろうね。
今日は特売。
卵いちパック98円。このスーパーの卵売り場…どこにあったっけ……
色白でつやつやした君。
デリケートで優しく扱わないとすぐに傷ついてしまう。
君は隠れるのが得意だから、行く先々で捜してしまう。
野菜ラックの隣だったり、肉と加工食品の間だったり……
そうそう大豆製品に隠れていたこともあったね。
どうして居場所が定まらないのだろうね。
今日は特売。
卵いちパック98円。このスーパーの卵売り場…どこにあったっけ……
気になる言葉。
最近、すごく気になる。
キュンキュン
しちゃう
キュン
死
かわいい…しかし小説で使われる日がくるのかというと分からない。
言葉が自分に馴染む期間がいるのか…
そういうことを考えていること自体、流行りものについていけてないってことかも。
キュンキュン
しちゃうキュン
死かわいい…しかし小説で使われる日がくるのかというと分からない。
言葉が自分に馴染む期間がいるのか…
そういうことを考えていること自体、流行りものについていけてないってことかも。
月が満ちるまで ナツのハナ 15
ハルくんが来て、少し遅れて渡辺くんが到着する。
ちょっと息があがっているのを唾をのんで落ち着かせる。
「すっごい綺麗だ、ちはやちゃん」
何度も視線が上下する。いつもの人懐っこい笑顔で、ハルくんがいる。
「あたりまえだよ、もう遅刻寸前だからね。どうしてメールとか出来ないのかなぁ」
ちょっとバツの悪い顔で、ハルくんがこたえる。
「携帯にかけようと思ってた。電車がついたら、すぐ。でも…会いたかった。すぐに、話したくて。携帯じゃなくて、直接」
いつもハルくんはまっすぐに気持ちを伝える。
ちはやが困るほどまっすぐに。
「……連絡、ないと心配だから」
うんうんとハルくんがうなづく。
「ごめんね、急いだんだけど」
きつく携帯を握りしめた手を優しく包みこむ。
「この次は、きちんと連絡する。だからもう心配しないでね」
携帯のないほうの手で、ちはやが目頭を押さえる。泣きそうで、ぎりぎり我慢している。
泣いちゃったら。
我慢しないで、ちはやもみっともない自分を見せたらいいのに。
どんなちはやだって、ハルくんは嫌がらない。そんな気がする。
ちょっと息があがっているのを唾をのんで落ち着かせる。
「すっごい綺麗だ、ちはやちゃん」
何度も視線が上下する。いつもの人懐っこい笑顔で、ハルくんがいる。
「あたりまえだよ、もう遅刻寸前だからね。どうしてメールとか出来ないのかなぁ」
ちょっとバツの悪い顔で、ハルくんがこたえる。
「携帯にかけようと思ってた。電車がついたら、すぐ。でも…会いたかった。すぐに、話したくて。携帯じゃなくて、直接」
いつもハルくんはまっすぐに気持ちを伝える。
ちはやが困るほどまっすぐに。
「……連絡、ないと心配だから」
うんうんとハルくんがうなづく。
「ごめんね、急いだんだけど」
きつく携帯を握りしめた手を優しく包みこむ。
「この次は、きちんと連絡する。だからもう心配しないでね」
携帯のないほうの手で、ちはやが目頭を押さえる。泣きそうで、ぎりぎり我慢している。
泣いちゃったら。
我慢しないで、ちはやもみっともない自分を見せたらいいのに。
どんなちはやだって、ハルくんは嫌がらない。そんな気がする。