喜び | きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

きょうだい児で、毒親育ちで、バツイチです。

柴田真帆と申します。
アンジェルマン症候群の兄様がいて、
過保護・過干渉の毒母を見送り、
モラハラ&パワハラ夫を捨てました。

 

兄様がお世話になっている施設の面会が、再開する。

 

世の中はコロナ感染者数が下降して、

マスクを外すだとか入国制限緩和だとかで盛り上がっているが

重度の身障者施設ではそうはいかない。

コロナが入り込んでしまったら、ほぼすべての利用者さんに命の危険が及ぶ。

 

兄のところでも、自治体内での感染者数の増加に伴い面会が休止された。

その後も職員さんが濃厚接触者になってしまったりして施設独自の警戒レベルが

高水準のまま推移し、この3月にやっと面会が再開されることになった。

 

実に、3ヶ月ぶりの面会だ。

 

あんなに毎週行って、ドライブして、おいしいもの食べて、

キャッキャしていたのに。

 

どうして車に乗れないんだろう、どうしておやつがないんだろう、

どうして来てくれないんだろう…

 

兄様にとっても不思議なことばかりだと思う。

 

それに、あるときからお父さんが来なくなって、お母さんも来なくなった。

来るのは妹(とわかっているかどうか疑問だが)ばかりなのはなんでだろう。

 

もし、そんなふうに思っていたらと思うと、めちゃくちゃつらい。

 

つらいが、どうしようもない。

会えない間に、おもちゃはたくさん買った。

おやつを食べさせてあげられない分、兄様のココロをくすぐるようなおもちゃを

せっせと買い集めた。

明後日の面会には、バッグに入れられるだけのおもちゃを詰め込んで、

スペアの電池もたくさん持って会いに行く。

 

これからは、面会が中止になることなく定期的に会いに行けたらいいと思う。

そして、また以前のように一緒にドライブに行けるようになることを

ただただ、願うばかりだ。