9月13日
カン・ジェギュ監督の『シュリ』のリバイバル公開がスタートです
スクリーンで予告編を見たら鳥肌が立ちましたわ~(≧∇≦)
スクリーンで観ておきたい~
シュリ デジタルリマスター 公開記念 思い出投稿キャンペーン
こういうのもやってはるそうなので、賞品もあるし、Xをしてはる方は投稿してみてください…
ボストン1947
真実に基づく衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント!
INTRODUCTION
1947年、ボストンマラソン
ベルリンで止まった時間を動かすために
命がけのレースに挑む選手たちをゴールで待つものとは?
1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は金メダルと銅メダルを獲得した。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンが、日本名で表彰式に立ったのだ。第2次世界大戦の終結と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のままだった。
1947年、ボストンマラソン。その二人がチームを組み、様々な困難を乗り越え、才能あふれる若きマラソン選手を歴史あるボストンマラソンに出場させる。〈祖国の記録〉を取り戻すために──。
韓国を代表する演技派俳優と
今最も注目の最旬俳優が共演!
韓国で伝説の人となった金メダル選手ソン・ギジョンを演じるのは、『チェイサー』『1987、ある闘いの真実』など実話ベースの作品で、圧倒的な存在感と説得力溢れる演技を披露し、韓国のトップ俳優となったハ・ジョンウ。短気で頑固、直球過ぎる男が時折にじませる優しさを、人間味あふれる表情で演じた。
ボストンで走る若手選手ソ・ユンボクには、最旬俳優として注目され「イカゲーム2」への出演も決まったイム・シワン。本格的な訓練を受けて体脂肪を6%まで落とし、マラソン選手としてのリアルな肉体を作り上げ、その美しいフォームで観る者を魅了する。
さらに、ベルリンで銅メダルを獲得したナム・スンニョンに、千の顔を持つ俳優として知られる『藁にもすがる獣たち』のペ・ソンウ。ユーモアあふれる演技で、シリアスなテーマを明るく包み込む。また、ソ・ユンボクに想いを寄せる愛らしいオクリムに、「恋慕」や海外でも社会現象を巻き起こした「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」などで人気急上昇中のパク・ウンビンが扮している。
『シュリ』『ブラザーフッド』の韓国の名匠カン・ジェギュが
キャリアと才能を注ぎ込んだラスト15分間の圧巻のマラソンシーン
監督は、全世界で熱狂を巻き起こした『シュリ』と、国内で1200万人もの観客を動員し、アメリカ、フランス、日本など世界各国で絶賛された『ブラザーフッド』のカン・ジェギュ。壮大なスケールで重厚なヒューマンドラマを描いてきた名匠が、歴史の陰に隠された祖国解放から朝鮮戦争の間の時代の真実に迫る。
いまだ混乱と絶望に包まれていたアメリカ軍政下の韓国から旅立ち、立ちはだかるトラブルをなぎ倒し、遠いボストンの空の下、祖国の国旗をつけて命がけのレースに挑むランナーたち。ラスト15分間の息をすることも忘れるほどスリリングなマラソンシーンが、過去の悲しみと苦しみを、未来の喜びと勇気へ昇華していき、観るものすべての感情を揺さぶり、胸を熱くさせる。果たして、彼らをゴールで待つものとは? 人々に希望をもたらした史実を基に描く、衝撃と感動のヒューマンエンターテインメント。
アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうございます~
昨日、『ボストン1947』を観てきました…
カン・ジェギュ監督のこの作品をまず知った時、私は「監督、またやるんですか」と思ってしまったんですね
2011年の『マイウェイ 12,000キロの真実』が同じくマラソンを題材にした作品だったからですね。
だから私には既視感が感じられたんですよ。
カン・ジェギュ監督はよっぽどマラソンが好きなのか…そう思ったりしましたが、実は脚本が先にあった作品だそうですし、確かに歴史的な時代背景は重なるところもあるんですが、『ボストン1947』は『マイウェイ』とはまた違う映画でした。
もっと、よりマラソンを描いた作品でしたね。
それでアップリンク京都さん…来られてる方々の年齢層が『ソウルの春』(2023年)と違って高めでした。
イム・シワンくんのファン…でもなさそうなんやなあ~。
やっぱり映画ファンの方々なんでしょう。
『ボストン1947』ですが、ベルリンオリンピックにおける、ある記録について私は全く知りませんでした。
STORY ―― 1936年、ベルリンオリンピックのマラソン競技において、日本は世界新記録を樹立、金メダルと銅メダルを獲得し、国民は歓喜に沸いた。しかし、その2個のメダルには秘められた想いがあった。日本代表としてメダルを獲得したソン・ギジョンとナム・スンニョンが、日本名の孫基禎と南昇竜として表彰式に立ったのだ。第2次世界大戦の終結と共に、彼らの祖国は日本から解放されたが、メダルの記録は日本のままだった。 ―― この映画の冒頭でそれが語られています。
このことを知っている日本人って、多くないんじゃないですか。
私はそんなことがあったのかと驚きました。
大韓帝国が日本に併合されてからの日帝植民地時代(1910年~1945年)、朝鮮人は大日本帝国の国民になりましたので、朝鮮人のやった偉業は日本のものになったんですね。
金メダルの孫 基禎(ソン・ギジョン)さんと銅メダルの南 昇竜(ナム・スンニョン)さんは日本の選手として表彰されたのですが…それは輝かしいことだったんだけど、お二人と、そして朝鮮の方々はどんなお気持ちだったのだろうかと思います。
日本の組織や日本人は日本にとって栄誉なのでお二人のオリンピック出場を応援したと思います。
しかし、それをありがたがって感謝できるかというと、朝鮮の方々には複雑な思いがあったに違いないと思います。
映画では、ソン・ギジョンは胸の日章旗を隠そうとしたことで、以後、マラソンランナーとしての活動を中断させられます。
そのことでヤケになって酒浸りになるんですけどね。
この映画は事実に基づく作品ですけど、やっぱり映画的な脚色はあると思います。
でも、マラソンの大会での記録とその経緯は…事実でしょうね。
私は映画を観て歴史などいろいろなことを知りましたが、『ボストン1947』は特に多くのことを知りました。
映画としては、大日本帝国が敗戦した後の時代が舞台ですし、また日帝時代への怒りや憤りも抑え気味です。
映画を通じてテーマとしてあるのは民族の名誉や愛国の精神ですね。
20世紀の韓国(=朝鮮)の歴史は、苦しいものだったと思います。
日帝時代には「国を奪われた」という思いがあり、『ボストン1947』の時代でも、その状況は癒されていません。
『ボストン1947』は韓国(=朝鮮)の人たちが失わなかった民族としての誇りについての映画でした。
映画としては真っ直ぐというか…ストレートな作品だと思いました。
スポーツの映画だし、恨みがましさや攻撃性を感じたりといった映画ではなかったですね。
ただ、20世紀の歴史で他国によって振り回された苦しみ、悲しみのある国の人たちが誇りを取り戻すことにこだわった作品なので、もしかしたら私たち現代の日本人には理解しにくいものなのかもしれない…と言ったら人の見識や知見を低く見過ぎだろうか。
ただ、20世紀の韓国(=朝鮮)の歴史には日本も大きく関わるので日本人として知るべきものは多いのだと思います。
韓国の人たちの視点も大切にすべきでしょう。
前半はソン・キジョンとナム・スンニョンが若いソ・ユンボクを見出し、かなり厳しく、時に優しくランナーとして育てていく話。
実は私、8~9月に公開される韓国映画の中で『ボストン1947』はそこまで期待してなくって、観るのかどうかすらも考えたほどだったんですが…
観始めたら、その真っ直ぐなエネルギーに煽られて、ホントに楽しんでました。
前半の「国内奮闘編」はいつもの韓国映画らしいものですが、ハ・ジョンウさん、イム・シワンさん、ペ・ソンウさんの演技もあるので、笑えるところもあったし、とても悲しいところもあって、そこからボストンへ行くんだという気持ちに熱くなってました。
やっぱり、いい映画だなあ。
後半の「ボストン行き」については時代が時代だけに、そりゃもう韓国の人たちが飛行機で外国へ行くというだけでも大騒ぎなので珍道中っぷりが楽しい。
1940年代の米国を再現した絵も凄くいいですね~。
ボストンでは在米同胞の保証人ペク・ナムヒョンさんがいろいろ世話を焼いてくれるんですが、演じてるのがキム・サンホさん。
この人がニコニコし過ぎてて怖い
映画的にはいかにも「騙されてそう」な雰囲気が漂ってるんですよね~
いや、実はこの映画、事実と違う点もあって、最後、飛行機で帰ってますが、本当は一行は米国で詐欺に遭い、貨物船に乗って18日かけて帰国したとのこと
だー(>_<)
太極のシンボルを胸に国際大会に出場することについては、私は観ながら「まずは出場することが大事であり、民族についての理念は二の次でいいのではないか」という考えが浮かびました。
国家、祖国よりもあなたがた自身、個人が走れればいいのではないかと…そうも思ったんですね。
でもソン・キジョンの必死の訴えを聞きつつ、その考えを改めました。
ソン・キジョンたちの切実な思い、そこに正しき愛国を感じました。
私の立場は違うけど、自分が同じ状況なら…やはりソン・キジョンたちのように考えるでしょう。
ただ、この場面は映画的な脚色が強く、実際は太極と星条旗が並んだユニフォームで走ることになったにせよ、米国のマラソン協会は韓国の選手たちにいろいろ配慮したそうです。
大会に関しては詳しく書きませんけど、普段は全然スポーツを観戦したりしない私がメチャクチャ熱くなって手に汗を握っておりました~
さすがはカン・ジェギュ
本当の競技を見てるような気分です
ホンマにエネルギッシュな映画だなあ~
撮影は2019年9月~2020年1月だったそうで、舞台となる春のボストンは、オーストラリアのメルボルンをロケ地にして冬に撮影されたそうです。
よくあんな大勢のエキストラを集められたなあ~
あと…最後まで観て、元気に長生きしたければマラソンがいいと思いましたね~。
それで、先に観られたブロともさんたちがレビューされてますが、私も読ませていただいて、さらに映画を楽しめました。
皆様、それぞれお詳しく映画を語ってくれてはります。
是非、読んでくださいね。
コマさんのレビュー
シネマ・ウォッチャーいとっぺさんのレビュー
ラテさんのレビュー
コマさん、いとっぺさん、ラテさん
いつもありがとうございます~☆⌒(*^-゜)v
DIRECTOR
監督:カン・ジェギュ
1962年生まれ。『Who Saw the Dragon’s Toenails?』(英題)や『The Rules of the Game』(英題)という1990年代に書かれた型破りな政治スリラーの脚本で、早い時期から映画業界で注目を浴びる。監督デビュー作品『銀杏(いちょう)のベッド』(96)が大ヒットを記録、批評家からの評判も高く、多大な成功を収める。その後、公開時に韓国史上最高の観客(推定630万人)を魅了した大ヒット映画『シュリ』(99)で、スパイアクションという新しいジャンルを開拓する。続く『ブラザーフッド』(04)では、韓国映画史において2度目となる1000万人もの観客を呼び込んだ。揺るぎない手法で物語を語り、韓国映画の枠組みを変えた作品としても絶賛される。その後、『マイウェイ 12,000キロの真実』(11)、『あの人に逢えるまで』(14)、『チャンス商会 ~初恋を探して~』(15)などを手掛ける。
カン・ジェギュ監督の監督作品…
1983年 地の下の空空間
1994年 恐怖特急 (キム・ヒチョルと共同監督)
1996年 銀杏のベッド ★
1999年 シュリ ★
2003年 ブラザーフッド ★
2011年 マイウェイ 12,000キロの真実 ★
2014年 あの人に逢えるまで [短編映画] ★
2015年 チャンス商会 ~初恋を探して~ ★
2023年 ボストン1947
★=私が観ていた作品。
他の監督さんの作品に製作や脚本で携わられてますが、監督作は意外と少ない印象…。
やっぱり『シュリ』、『ブラザーフッド』ってことになりますが、私は『マイウェイ』もかなり好きですし、『チャンス紹介』も素晴らしい傑作。
『あの人に逢えるまで』はシネマート心斎橋さんで観ました。
『ボストン1947』を観てて気になったのは108分という短さもあってテンポが早く感じてしまい…もうちょっとゆっくりの編集にしてほしかったようにも思ってしまったんだけど、アメリカに行ってからのうねり、グルーヴ感はやはり凄いです
エネルギッシュで…熱量パネェ~( ;∀;)
なんで『ボストン1947』、韓国ではコケたのか…う~ん
それはわかりませんが、カン・ジェギュ監督の力量は絶対に衰えてないので是非、次作をまた頑張っていただきたいです
そして『シュリ』が9月13日から再公開です
キャストには詳しく触れませんが、当然、ハ・ジョンウさん、イム・シワンさん、ペ・ソンウさん、ホンマ素晴らしいです。
ペ・ソンウさんが映画の画像からはずされ気味なのは飲酒運転の影響だと思うけど、また俳優さんとして頑張っていっていただきたいです。
キム・サンホさんも楽しい役でした
念のため、パク・ウンビンさんは特別出演なので出番は少ないです。
でも可愛かったです。
モーガン・ブラッドリーさん演じるスミドリーさんも実在の人物で、韓国チームの大恩人だそうです。
ずっと感じのいい方で、この方の笑顔にも泣きました。
役柄としてはそのほか大勢でも、韓国チームのために募金する人たちも胸熱なんですよね~。
国が貧しかった頃、ああいう気持ちがあったというのが感動です。
パンフレットは800円(税込)です。
いろいろ知りたかったので買ってしまいました。
・ イントロダクション
・ ストーリー
・ プロダクション・ノート
・ 近代における韓国・日本・世界の主な動き
・ キャスト・プロフィール
・ ハ・ジョンウ インタビュー
・ イム・シワン インタビュー
・ ペ・ソンウ キム・サンホ パク・ウンビン
・ 監督:カン・ジェギュ インタビュー
・ コラム 結実した孫基禎の思い 寺島 善一(明治大学名誉教授/「評伝 孫基禎—スポーツは国境を越えて心をつなぐ」著者)
・ コラム ボストンマラソンンの史実を忠実に再現した感動作
金 哲彦(プロランニングコーチ/マラソン解説者)
・ 現代人に生き方を問うべく、過去を描く ―― カン・ジェギュ監督の真骨頂 岡本 敦史(ライター・編集)
特にコラムがとても読みごたえがあって、寺島 善一先生と金 哲彦先生のコラムは映画を観たあとで読んでウルウルきました。
寺島 善一先生は『評伝 孫基禎 スポーツは国境を越えて心をつなぐ』というご本を書かれてます…
また金 誠先生が書かれた『孫基禎―帝国日本の朝鮮人メダリスト』という本も出版されてます…
私自身はスポーツの競争で自国を応援するのはともかく、その結果に喜んだり落胆する、そんな程度の応援は好きじゃないですし、オリンピックも自国がどれだけメダルを獲得できたかで一喜一憂するよりも、誰がメダリストになっても讃える美しさこそ国際競技大会ではないかと思うので、今年のオリンピックもテレビで報道されてましたけど、その報道のあり方も好きではなかったです。
そんな私がソン・キジョンやソ・ユンボクたちのボストンへの道のりには素直に感動したし、心が熱くなる映画でした。
まず観てみてほしい映画ですね。
ホント真っ直ぐで熱い映画ですよ~
そしてこの映画のあと、朝鮮戦争が始まってしまうことを考えれば、まさしく平和への思いを強くする作品ですね。
オススメです~
是非、スクリーンで観てください
今日もおおきに、ありがとうさんです…
アンニョン(^.^/)))
原題:1947 보스톤 1947 ボストン
英語題:Road to Boston
2023年製作/108分/G/韓国
韓国封切:2023年9月27日
日本公開:2024年8月30日
配給:ショウゲート
PD:リュ・ジョンフン、チョン・ピルモ、ソン・ミンギュ
脚本:イ・サンヒョン、ソン・グァンス
脚色:イ・ジョンファ、ソン・ミンギュ
監督・脚色:カン・ジェギュ [第6作]
助監督:キム・ドフォン、イ・ギョンウォン
撮影:チェ・チャンミン
照明:イ・サンフン
編集:パク・コッチ イ・ユニ
音楽:イ・ドンジュン
美術:パク・イリョン
武術:チョン・ジングン
出演
ハ・ジョンウ → ソン・キジョン(孫基禎)
イム・シワン → ソ・ユンボク(徐潤福)
ペ・ソンウ → ナム・スンニョン(南昇龍)
キム・サンホ → ペク・ナムヒョン 在米韓国人
オ・ヒジュン → ドング
ソ・ジョンヨン → ユンボクの母
チェ・ギュファン → イ・ギリョン 記者
ソン・ヨンチャン → ホン社長
イ・ギュボク → 通訳官
パク・ソウォン → クムリム
チョン・ヨンジュ → オクリムの母
キム・ジョンチョル → 幼いユンボク
リ・ミン → ネンミョン(冷麺)店 主人
ユン・ヒチョル → 体育社 社長
Morgan Bradley → スミドリー
ジェッシー・マーシャル → ジョン・ケリー
Ron Rogge → ヘリス協会長
ジム・オヘア → ボストン 解説者
コリー・ボートン → ボストン アナウンサー
特別出演
パク・ヒョジュ → ユンソ
パク・ウンビン → オクリム
イム・ヒョンソン → 韓人会長
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。