韓国映画 夜の女王 (2013年) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

晴れあけまして おめでとうございます晴れ

새해 복 많이 받으세요

新年快乐

A HAPPY NEW YEAR

 

2024年が皆さまにとって素敵な年でありますように…キラキラ

 

 

 

だんだん更新が減ってきたような気がしますし、頂いたコメントへのお返事も遅くなったり、力の入ってないうちのブログですが、皆さま、本当にありがとうございますあせる

ご縁があれば、こうして優しく気にかけていただけるのだと新ためて思い知り、感激です。

 

年末年始でしたけど、私はイ・ソンギュンさんの突然の訃報がやはり重く、ずっと考えていました。

なにか、全力で楽しむ気分にはなれなかったんですね。

 

私も頭の固いところがあり、つい過剰に「こうあらねば」みたいなことを書いてしまいますけど、世の中、いろいろなことが毎日、ありますし、それについて話題にするなという方が無理な話でしょうね。

ただ、否定的な言葉、報道に乗じて他国を貶めるような下品な言葉はどうしても嫌いです。

 

現実にはイ・ソンギュンさんが、特に日本でもどれほど多くの方々に好かれてきた方だったか、よく理解できました。

ニュースの見出しなんかの〝『パラサイト』出演の~〟は表層的な捉え方に思えて好きではないんですけど、とりわけ『マイ・ディア・ミスター 私のおじさん』(2018年)ですよね。

あのドラマの人気の高さを認識しました。

あのドラマはブロともさんからオススメしていただいてたのに…私もいつか観れるのかなあ。

 

 

 

 

 

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ともかく…年も明けましたので、楽しい記事を書ければと思います。

 

12月13日でしたけど、この映画を観ました…カチンコ

 

 

 

 

 

夜の女王

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『夜の女王』は韓国で2013年に公開された作品…チョン・ジョンミョンさんとキム・ミンジョンさん共演、気弱な夫が完璧な妻の過去をめぐって巻きおこす騒動を描いたロマコメです。

 

 

めちゃくちゃきっちりしてはって、割引クーポンでお食事を安くすることが生きがいの彼女いない歴30年、 ウルトラA級小心男、またもお見合いに失敗しました、キム・ヨンスさん(チョン・ジョンミョンさん)でしたが、今日も割り引くぞと行ったサンドイッチカフェで運命の女性に出会いました

アメリカはサンタモニカから帰国したカン・ヒジュ(キム・ミンジョン)。

 

 

で、毎日、しつこく通いつめて…折れた草花に添え木をしてしまような優しいキム・ヨンスさん、少しずつ彼女と接する機会も増え、「彼女のために生きる」と、とうとうプロポーズしまして無事に結婚。

 

 

そして3年が経ちました。

オドオド系でしたが、さすがのヨンスさんも夫らしくなってます(でもやっぱりいろいろと細かい)。

 

職場の同僚イ・ドンフィさんが嫌味なことを言ったりましますがヨンスさんとヒジュは当然ラブラブでした。

ヨンスさんとしては妻を疑って探るなんてこと自体、絶対にアカンことなのです。

ヨンスさんは妻ヒジュの子ども時代の夢を彼女の誕生日プレゼントにしたかったりなど、ホントいい人。

 

仕事の顧客、ビジョンカンパニーのパク・ソンウ社長(チョン・ミンジン)はイヤな感じの遊び人っぽいので変な入れ知恵をしようとしますが、ヨンスは取り合わない。

パク社長は内部監視プログラム「スパイシステム」で社内の会話を把握しようと考えていて、ヨンスの倫理観ではそれはやってはならないことなんですが…。

 

ヒジュは昔からの友達(イ・ミドさん)がいて、友達には7歳の息子もいまして、イ・ミドさんがやっぱりいいですね~。

ヒジュも翻訳のお仕事をしていて、ヨンスのお母さんにキムチ冷蔵庫を買ってあげなけりゃと考える気遣いもある妻です。

 

そんな中、ヨンスは昔の友達ジョンベ(キム・ギバン)からコンピューター工学科の同窓会に行くことを誘われまして…行く気がなかったのですが、夫婦同伴ってことで行くことにする。

 

また同窓生役で別に怖くないウォン・ヒョンジュンさんがサラッと出てきたりして面白いんですが、大学では目立たない存在だったヨンスがすっかり垢抜けて、しかも奥さんが美人だったのでみんなビックリ。

 

そして「妻たちの特技披露」なんていう妙ちきりんな催しがスタートしてホントに恥ずかしいんですが、なんと1等の商品がキムチ冷蔵庫ビックリマーク

それに燃えたヒジュは不自然なほど本格的に踊りまくって1等になってしまう。

 

 

念のため、これ映画ですので面白いんですけど、結婚3年目くらいの若い奥さんが衆人環視の中でセクシー風味も漂わせつつ踊ってしまうんですから、現実だったらそうとう異様です。

 

ヨンスも不思議に思ったんですけど、踊りは高校の卒業パーティーの時に習ったと言うヒジュ。

 

時同じくしてあのビジョンカンパニーでは不当な大量解雇があったようです。

解雇に抗議する人たちのリーダー格はチ・デハンさん。

そしてビジョンカンパニーのセキュリティ担当はペ・ソンウさんと豪華。

 

で、ジョンベがヒジュの踊っている映像をテレビ局に送ったのかなはてなマーク

あの同窓会の時の映像が流れまして…ヨンスが調べると、ネットのコメント欄に「レクシーだ」「主婦?結婚?」「まさか 今はギャングだろ」とか…。

 

そして家のトイレタンクを調べたら妻ヒジュの若い頃らしき写真が収まったアルバムがあり、そこには今のしとやかで麗しいヒジュとは全然違うワイルドでデンジャラスな雰囲気のヒジュが…あせる

 

ジョンべによると「イ・ヒョリ系」なんですけど ―― 2003年 冬、兵役中だった二等兵ヨンスは大人気の元「Fin.K.L.」イ・ヒョリが全然好きではなかったビックリマーク

 

で、ま、ま、ま、ヨンス、普段から妻を疑うなんてもってのほかと考えていたので、そこまで妻の過去を調べることに自主的になれなかったんですね。

でもジョンベが自分が行きたいからと、クラブを調査することになったんですが門前払いをくらい…そこで普段ジョンベがいじめている従業員のチャンミ(ハン・ボルム)がいてくれて入れたという顛末。

 

 

ちなみにジョンべは起業家でしょうか…仕事場に萌え系のフィギュアを並べまくってるんですが、何の仕事なんだろうか。

チャンミはそこのただ一人の従業員のようなんですけど。

 

でも結局、カンナム中のクラブをめぐってヒジュの写真を見せても誰も彼女に見覚えはなく…そこでチャンミが思いついて話を聞きにったのが「クラブ界のレジェンド(伝説)」(ハン・ジョンス)。

 

彼の口からヒジュの過去はてなマークが語られる。

当時の彼女の名はレクシー・カン。

 

 

この腰つきに華麗なステップ

レクシーならではだ

 

長いことクラブにいたが あんな瞳を見たのは

レクシーが最初で最後だ

 

10年前、レクシーは現れ、彼女見たさに客が押し寄せたのでした。

しかしレクシーは言い寄る男たちを3カ国語を駆使して罵り追い払う。

 

伝説の往十里(ワンシムニ)血の海事件

 

いったい何があったのか…はてなマーク

 

もし「クラブ界のレジェンド(伝説)」兄貴の言うことが本当なら、あんなに僕には優しく素敵な妻ヒジュは夜の女王で怖い人なのか ―― はてなマーク

 

ヨンスはその謎に心を重くするのだった。

 

そんな中で仕事で行った交番で登場するのは特別出演のキム・ビョンオクさんあせる

ちょい役でいろんな人が出てくるな~あせる

 

そしてヨンスは往十里血の海事件の当事者である現在タトゥーアーティストのチャン・ムンスク(イ・ジュウォンさん)と会い、2002年・FIFAワールドカップンの時にあった事件について聞かされる。

 

 

でもレクシーはその前に銃撃事件を起こして追放されたとか…かなり噂がひとり歩きしているようだねあせる

 

でも、そ〜いえば、ヒジュの左の肩にはタトゥーを消したらしき傷跡が…汗

 

ともかく、若くて悪かった頃のチャン・ムンスクさんとその子分たちは、たった一人のレクシーに蹴散らかされたわけですが ―― レクシーにはバイクに乗る仲間がいたそうです。

 

ってヨンスさんもこんな眉唾な話をえらい真剣な表情で聞いてるな~あせる

 

 

で、ヨンスさん、妻ヒジュの日記が気になって仕方がなくなったが、鍵がかかってて…そこへやって来るのが鍵の修理屋さん役の餅ゴリさんあせる

なんて豪華なカメオ出演なんだ、この出たがりっ!!

 

そんな感じで夫ヨンスがふとしたことから妻ヒジュの恐怖の黒歴史が気になって気になってモジモジと調査する話なんですが、当然、妻も妻で夫の帰りが遅くなったりするのが心配…という悪循環でした。

 

 

113分と決して短くない映画で、前半はいろいろゴチャゴチャとあるんですが、そのあたりは私が愛するいつもの韓国映画クオリティです。

観てて得をした気分で大好き。

 

そして後半は ―― いいですよお~合格

 

予想外に感動でしたし、泣きましたわ~。

 

夫婦の物語もホントいいんですけど、ヨンスの仕事関係のパート、そして明かされるヒジュの過去の伏線回収のあたり、ホンマにええ映画やなあ~と思いましたね。

 

ちょっと『サニー 永遠の仲間たち』も思い出したりしました。

 

 

チョン・ジョンミョンさんは私、『強敵』(2006年)、『青い塩』(2011年)、『パーフェクト・プロファイラー 命がけの恋愛 』(2015年)、『フェイスレス 顔のないボス』(2019年)といった映画を観ていましたが、正直『フェイスレス』は酷かったな~汗

せっかくの主演作なのにもったいない汗

ソン・ガンホさん主演の『青い塩』では弟分役でしたが、『強敵』や『パーフェクト・プロファイラー』も気に入った記憶があります。

 

でも今のところ、チョン・ジョンミョンさん主演では『夜の女王』が一番好きだと思いますね。

気弱でおとなしい人ですけど、優しくって素敵な男性。

 

 

キム・ミンジョンさんは『僕らのバレエ教室』(2004年)、『作戦 THE SCAM』(2009年)を観ていて、私の中では『僕らのバレエ教室』の女子高生役が印象的でしたが、『夜の女王』のキム・ミンジョンさん、ホンマに良かったですよ~。

回想シーンでのムチャぶりもあり、縦横無尽の演技ってやつですか、魅力的でした。

役柄的にもヒジュはいいんですよね。

 

 

キム・ジェヨン監督は最近ではドラマ『誘拐の日』(2023年)の脚本も担当されたようですね。

 

これまで監督作としては…

『同行』2008年

『夜の女王』(2013年)

映画版の『だから俺はアンチと結婚した』(2016年、チャンヨル主演)

『映画チーズ・イン・ザ・トラップ』(2017年)

があり…

『ワンダフル・ラジオ』(2011年)

『ミス・ワイフ』(2015年)

『消された女』(2017年)

といった映画の脚本にも携われてこられたそうで、パッと思うのが優れた脚本を書かれる監督さんじゃないかということかな。


 

『夜の女王』は私にとってはまず「泣けるコメディ」で非常に優れた映画だと思います。

観て良かったなあ~。

いや、ホンマ、理想の女性だった妻の過去が気になった夫のコメディってだけの映画で、こうまで笑えて泣ける映画にできるのがとにかく凄いクラッカー

オススメですよ~、観てなかったら是非ビックリマーク

この映画を私が観た時にはまだイ・ソンギュンさんが生きておられたんだ…とか考えてしまうんですけど、イ・ソンギュンさんという大きな存在が活躍されていた韓国映画をこれからも観ていこうと思います。

 

2024年も韓国映画を中心に少しずつ映画を観ていこうと思いますので、またよろしくお願いします。

今日もありがとうございます…(*´ ˘ `*)



夜の女王


原題:밤의 여왕 夜の女王
英語題:Queen of Night


2012年製作/113分/韓国
韓国封切:2013年10月17日
日本公開:2014年10月5日
東京・キネカ大森「秋の韓流フィルムフェスティバル」(2014年10月4~11日)上映作品

PD:チ・ヒョヌク
監督・脚本:キム・ジェヨン [第1作]
助監督:キム・ジホ
撮影:チェ・ジュヨン
照明:イ・ジェヒョク
音楽:ファン・ソンジェ(BJJ MUSIC)
美術:イ・フギョン

出演

キム・ミンジョン → カン・ヒジュ 元クラブクィーン レクシー
チョン・ジョンミョン → キム・ヨンス 代理
キム・ギバン → チョンベ ヨンスの同窓
イ・ミド → チョンテの母
イ・ジュウォン → チャン・ムンスク ヒジュの昔の友だち 刺青師
チョン・ミンジン → パク・ソンウ ピジョンカンパニー社長 パク・チャンジュ
ハン・ボルム → チャンミ チョンベの職員
チ・デハン → 労組委員長 ピジョン カンパニー
カン・ソンホ → パクチーム長

特別出演
キム・ビョンオク → 派出所 酔客
キム・ジョンテ → 産婦人科 医師
ペ・ソンウ → セキュリティー チーム長
パク・チニョン → 鍵修理工 J Y Key

友情出演
ハン・ジョンス → イドゥン 元DJ マッドクローバー
キム・ソンウン → チヨン ヨンスの同窓
ユ・イニョン → ヨンスの見合い女

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

 

 

 

 

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