ドラゴン・アーク 天空の巨人 (2021年、中国映画) | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

いつも、ありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

まず、昨日1月8日、この作品を観ました…カチンコ

 

 

 

 

極道統一


原題:边缘行者
英題:Man on the Edge
2022年製作/113分/中国
日本公開:2023年1月27日
配給:ハーク

監督・脚本:サム・ウォン
挿入歌:レスリー・チャン

リッチー・レン - ロク
サイモン・ヤム - チョン
パトリック・タム
ジェリー・ラム
ダニー・チャン
ロン・ン
サモ・ハン

 

 

 

 

 

 

 

解説


返還前夜の香港を舞台に、黒社会に潜入した捜査官の戦いと葛藤を描いた任侠ドラマ。

1997年、香港は返還を前に英政府、香港政府、黒社会それぞれの思惑が渦巻き、大混乱に陥っていた。そんな中、黒社会のボスであるチョンは側近ロクに重要な任務を託す。しかしロクの正体は、麻薬取引の真相を暴くため潜り込んだ潜入捜査官だった。仁義と正義の間で選択を迫られるロクだったが……。

「若葉のころ」のリッチー・レンがロク、「エレクション」のサイモン・ヤムがチョンを演じ、香港アクション界の重鎮サモ・ハンが共演。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2023」上映作品。

 

(映画.com)

 

STORY
1997年香港返還前夜、香港英政府と黒社会は結託して香港を大混乱に陥れていた。大きな変化の前に、黒社会のボスであるチョン(サイモン・ヤム)は、側近のロク(リッチー・レン)に重要な任務を託す。しかし実は、ロクは香港警察の潜入捜査官であり、黒社会による麻薬取引の真相を調査していた。
ロクは仁義と正義の狭間で選択を迫られる。香港ハイソサイエティに繋がる黒社会。黒社会での仁義なきポジション争い。黒社会と警察組織間に蔓延る陰謀。暴力と汚職を撲滅するために、ロクの《選択》する道は…。

 

 

 

中国では一昨年2022年4月に公開された作品で、日本では去年の「未体験ゾーンの映画たち2023」で上映された新しい映画でした。

 

香港の黒社会モノってこと、そしてタイトルの『極道統一』に惹かれて観た作品です。

結論から言って前半はかなり難しくって理解に苦しんだんですが、最後まで観て「ああ、こういう映画か」と思いました。

もうちょっと前半、登場人物それぞれを描き分けて、わかりやすくしてもらったらありがたかったんですが、まあ、だんだんわかってくるんですけどね汗

 

中盤から後半にかけて、かなり『新しき世界』(2013年)に似てるなと感じました。

黒社会モノですが、残酷描写は控えめで、人間関係のありように重きを置かれたような作品で…私はもっと残酷にやっても良かったと思うんですが汗

 

また潜入捜査モノでもあるんですが、そこはいろいろ驚くような斬新さもありました。

『インファナル・アフェア』(2002年)もそうでしたけど、警察から黒社会のへのアンダーカバーもありつつ、また警察と黒社会の癒着もあり、そうなると、誰がどうなのかと見極めるのもホント大変だし、潜入捜査も危険すぎますね。

実際、日本の社会でも警察から暴力団の方に「今からガサ入れだぞ」くらいは耳打ちするケースもありそうでしょ。

この映画は返還前の香港が舞台ですけど、どうしようもないほど汚れきっていたというイメージでしたし、また警察と馴れ合えることも黒社会のリーダーの資質だったんじゃないですか。

 

そういった香港黒社会の悪さがありつつ、映画はそこから何らかの正義に至っていくんですけど…。

 

映画作品としては…う~ん…もっと気持ちが重ねられたらエモーショナルに観れたと思うんですが、作風が私に合わなかったのか、頭では理解できるのですが、心で感じることができなかったように思います汗

私には詳しくどうこう書けない作品です汗

私はそこまで強い「興奮」や「高ぶり」が得られませんでした。

 

サモ・ハンさんも出てこられるんですが、ホントにゲスト出演って感じでちょっとだけですね。

かっこいいと思ったのはやっぱりサイモン・ヤムさんでした。

主役のロクを演じられたリッチー・レンさんもかっこよかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遡ること去年の12月25日、クリスマスの夜だったわけですが、2021年の中国映画を観ていました…カチンコ

 

 

 

 

 

それは、地図にも航空図にも存在しない天空の島だった!

 

 

 

 

 

ドラゴン・アーク 天空の巨人

 

 

 


ドラゴン・アーク 天空の巨人


原題: 撼龙天棺
英題:Dragon Shaken Coffin
韓国語題:도굴: 칸의 무덤
2021年製作/79分/中国

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは、地図にも航空図にも存在しない天空の島だった!!


アジアからヨーロッパに至るまで、巨大なモンゴル帝国の礎を築いた初代皇帝チンギスハン。
偉大なる英雄であり、また謎多き人物でもある彼が眠る墓は、今も未だ見つかっていない―。
“チンギスハンの墓は天空に浮かぶ大地に存在した”という大胆な設定で描くアドベンチャー巨編!空と地上を舞台に壮絶なバトルが始まる!!


外国勢力から国宝を守り、チンギスハンの墓の謎を解け!
古代中国の易学である“五行八卦”の知識に長けた文化保護局の調査員ジャン、幼少期を海外で過ごた経歴を持ちジャンとは古くから顔馴染みの美人考古学者ユー、そして義理堅く昔気質の考古学者でジャンの能力を高く評価するリー教授の3名で結成された探索チームが、道中で外国勢力と対峙しながら何世紀にも渡って謎に包まれていたチンギスハンの墓の謎を解いていく―。棺の中に眠るとされる莫大な財宝を狙う外国勢力から国宝を守るため、ジャンたちの熾烈な戦いが始まる!


巨大なツルを登った先に獰猛な天空の巨人が!

東洋と西洋の古典文化を物語に取り込みながら、近代的で斬新な世界観を構築!
在処が不明なチンギスハンの墓という数百年に渡る東洋のミステリーに、西洋で長く語り継がれるファンタジックな童話の世界を融合させた大胆かつ斬新なストーリーが展開する!ある時、空から奇怪な巨人の骸骨が降ってきて、天空の古墳の存在が世に明らかになる。空に向かって伸びる巨大なツル、天空に浮かぶ知られざる大地の景観と生態系、そして暴れまわる墓守の巨人。最新のVFX技術を駆使し、ダークSF調の世界観で描いた壮大なファンタジー・アドベンチャー!

 


Staff
監督:ジョン・ウェイシー/ヤン・シューアイ 『レジェンド・オブ・ゴッド 封神伝説』
脚本:カイ・ゾウザオ
製作:ドン・グアンジュ/チェン・タオ/ハオ・ドン/ヤン・シュアイタ
撮影:マ・エル・カン


Cast
ジャン役 … リュウ・リンチェン 『機関城 モータル・ラビリンス』 (吹替:相合谷由馬)
ユー・ダイチェン役 … チャン・ドン 『ムーラン 最後の戦い』 (吹替:このみまこ)
宇野千櫻役 … ワン・リダン (吹替:紺乃みん)
リー教授役 … クンルン (吹替:佐田直啓)
ジョウ宦官役 … チャン・チュンゾン 『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』 (吹替:西村健志)

 


Story
国際窃盗団による墓荒らしを阻止する任務を担うジャン(リュウ・リンチェン)のもとに、上層部から考古学者のユー(チャン・ドン)、リー教授(クンルン)と共にチンギスハンが埋葬された墓の捜索命令が届いた。3人は地下宮殿に潜入し、捜索の手掛かりとなる経典「撼龍経(はんろんきょう)」を入手するが、宇野千櫻(ワン・リダン)率いる軍隊が現れ強奪されてしまう。奪った経典を手にした宇野が祭壇に謎の植物の種を埋めると巨大なツルが上空に向かい生え始めた。宇野たちの後を追い、伸びたツルを伝い登ったジャンたちの目の前には、天空に浮かぶスカイ・アイランドが広がっていた。足を踏み入れると、人間の上陸を拒むが如く巨人が現れ襲撃してきた。ジャンたちは軍隊と怒り狂う巨人からのダブル攻撃を受け絶体絶命の状況に追い詰められる…。
 

 

この映画、ホンマに上映されたのかなあ…。

日本では未公開だったようです。

ほとんど中身を予想できないまでも、「獰猛な天空の巨人」が出てくるということに期待して、怖みがあったら嬉しいなあ…と思って観てみた作品です。

 

結果として全然怖くなかったんですけどねあせる

 

で、これはもうブログで書いておくかどうしようか迷って、私はほぼ書く気がなかったんですが、ありがたいことに怒りくまさんが書いておられるんですよ~。

 

ですので謹んでリブログさせていただきます…ひらめき電球

 

 

怒りくまさん

いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v

 

映画の詳しいストーリーなどは怒りくまさんのレビューを読んでください。

映画についてキッチリわかります。

 

作品としては、ファンタジー映画で、国の秘宝を守るために宝探し探検隊を結成した主人公たちが、途中で敵とのスリリングな宝探し対決を繰り広げながら、ジンギスカンの墓の謎を解き明かしていく物語である。

 

前半はかなりコメディでアホなノリです。

主人公の張天玲(リウ・リンチェン)が「ルパン三世」みたいな性格で、なかなか不埒で俗っぽいんだけど、やるときゃやる人のかっこよさがありますね。

 

 

で…ここが私は一番面白かったんだけど、敵が大日本帝国特殊部隊なんですよね~。

でも、当時の大日本帝国にこんな特殊部隊がいてなかっただろうことはさすがの私も感づきますあせる

 

いや、逆にそんな不自然で現実的ではない大日本帝国特殊部隊だからこそ面白いんちゃいますか。

 

 

大日本帝国特殊部隊を率いるのがこんな女の子、宇野千桜(王淑丹、ワン・リダン)で、もう何というか、こういう歴史ファンタジーにこういう女の子を出してしまう恥ずかしい発想が日本のアニメとかそっち系のおたくっぽさを感じてむしろ嫌いじゃないですね、ええ。

 

この宇野千桜が忍者部隊を率いて主人公たちを煽ってしまうんですが、天空の巨人と出会ってからもイケイケでなかなかの実力を発揮するんですよ。

私ゃ、大日本帝国ガンバレ~\(*⌒0⌒)♪と応援しました。

 

 

で、主人公と行動を共にするヒロイン、于代倩=ユー・ダイチェン(チャン・ドン)も学問一筋な真面目系かと思いきや、こうして自慢のウェストを出してしまうあたりそうとも言い切れないわけです。

いや、しかし私、キャスケットが好きなので、なかなかイイと思います。

ですか、こうしてゴーグルを巻くとさらにジブリっぽく…はい。

 

 

主人公の張天玲=ジャン(リュウ・リンチェン)さん。

優れた能力を持つ若き探検家で文化保護局の特別捜査官である彼は、五行八卦などの民俗芸能を得意とし、自由奔放な性格で冗談好きだが正義の心を持っている。龍を揺るがす空の棺が悪の勢力の手に落ちるのを防ぐために、彼はこの任務に参加することを選択し、宝探しの旅の間、敏捷性と勇気を頼りに途中の幾つか危機を難なく解決しました。

 

結果として最も経験豊か、機転が利き、冷静で頼れる人でした。

インディ・ジョーンズよりも落ち着いてたもんナ。

 

で…映画のCGですが、私にはなんか粗くて、今ひとつに思えました汗

そのあたりもっと何とかしてほしかったし、肝心の「天空の巨人」もちょっとな~。

デザインも好きじゃなかったし、やっぱりリアリティがねあせる

でも巨人との戦いや踏まれそうになった時のギリギリの避け方のアングルや構図は好きでしたけどね、CGの完成度をもうちょっと何とかしてもらわんと。

う~ん、ブライアン・シンガー監督の『ジャックと天空の巨人』(2013年)には負けてますよね~。

 

そのあたりが中国映画とハリウッド映画の残念な差ですけど、大掛かりなファンタジー映画である分、やっぱりCGで観客を唸らせないとダメだと思うんですね。

私なんかも優れたCGを使う映画を観たら、やっぱり評価も格段に上がるし、観てて得した気分になりますからね。

そのへんピーター・ジャクソンの『ロード・オブ・ザ・リング』三部作(2001~2003年)や『キング・コング』(2005年)を観た時の感動や興奮を今でも求めているところがありますし、映画にはそういう極まりを期待しますね。

でも、あまりにもゴチャゴチャしてくると今度はついていけなくなるんですけどね~あせる

身勝手ですよねあせる

 

ところで今、「世界歴代映画興行収入」を見てたんですが、上位ランキングはこういう作品ですか~。

面白いですよね。

上位に入る作品にはやっぱり傾向がありますよね。

 

『ドラゴン・アーク 天空の巨人』ですが、私はそうですね~、まず、観て良かったですよ。

観て損ではなかったです。

ホントはモンスターの怖みを期待してたんですが、そっちはほぼほぼ期待はずれだったけど、主人公たちのコメディやドラマは気に入りました。

 

何と言っても80分と短い。

なんかここ数年、中国はこういう短めのファンタジー映画をよく作ってるんですかねはてなマーク

軽く観られるようなはてなマーク

 

ま、でもね、やっぱり頑張って重厚な大作を作ってほしいですよね。

今の中国ならそれが作れる地力があるでしょ。

『アバター』シリーズ(2009年~)とかを超えてほしいですよね。

ともかくアジア圏でガーッて大ヒットするような超大作を中国はやってほしいですよ。

中国映画を観ない層までもが「もう絶対に観なけりゃ!!」って思うようなね。

 

『ドラゴン・アーク 天空の巨人』…私は中国のこういった今のファンタジー映画が好きですし、また別の作品も観たいと思います。

もうちょっとカンフーとかあった方が嬉しいかな。

 

(もちろんジャンルが違いますが)『極道統一』と『ドラゴン・アーク』なら私は『ドラゴン・アーク』。

また観てなかったら観てみてください。

 

今日もありがとうございました(^.^/)))

 

 

 

 

 

 

1月8日 『極道統一』 『Disney's クリスマス・キャロル』(2009年)