『レッドクリフ Part I』 『レッドクリフ Part II 未来への最終決戦』 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

ジェシカ ウェドンタル イリノイ シカゴ クァソンベヌン キム・ジンモ クヌン ニ サチョン音譜・・・ピンポ~ンラブラブ

 

2021年1月8日 夜9時から

パラサイト 半地下の家族

テレビ地上波で放送!!

 

パラサイト 半地下の家族 - 金曜ロードシネマクラブ

 

いわば、お年玉ってヤツですか・・・嬉しいですねヾ(*´∀`*)ノ

 

テレビ放送では吹き替えを担当される声優さんがチェンジしてて、ギウ(チェ・ウシク)の声を担当するのは神木隆之介くん!!

パク・ソジュンはどなたが吹き替えるのかわかりませんが、イ・ソンギュンさんの声は東地宏樹さん!!

ソン・ガンホさんの声はやっぱり山路和弘さんですけどね~ビックリマーク

 

「本編ノーカット」ってことですが・・・ってことはあのシーンもこのシーンも全部、流すんですよね~、怖いわ~(;´∀`)

あんまり小さい人は観たら怖いって~あせる

 

皆さま

もう観てても

またテレビでも観て(吹き替えも違うし・・・)

視聴率応援

よろしくです~♪♪v(⌒o⌒)v♪♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で・・・映画の話ですが、ついに観ましたよ~・・・カチンコ

 

 

 

 

 

レッドクリフ Part I

 

 

いや~、ま~、正直、私、ジョン・ウー監督とは合いません(^_^;)

 

ハリウッドで監督した『ブロークン・アロー』(1996年)や、『フェイス/オフ』(1997年)は気に入ったんですが、代表作である『男たちの挽歌』(1986年)、『男たちの挽歌 II』(1987年)の良さがわからなかったんですねー。

その前に実質、ジョン・ウー監督の映画もそんなに観てませんし、特にキャリア前半については、何にも知りません。

数えると監督作を10作、観てただけでしたね。

 

劇場で観たのは『マンハント』(2017年)だけで・・・この映画、悪い意味で衝撃的で、いったいどうなってるんだろう!?って感じだったんですよねー。

 

で、非常に評判のいい『レッドクリフ』の前後編を2日連続で観たわけですが、これがホントに素晴らしい合格

あまりの面白さにいい意味でビックリだったんです。

観ながら、うわ~、こ・れ・は、スクリーンで観ておきたかったな~!!って思いましたよ。

 

 

あまりにも有名な作品ですし、トニー・レオンかっこいいとか金城武かっこいいとかチャン・チェンかっこいいとか、当然のことを書いても仕方がないので、読んでくれてる皆さまが観ておられる前提で書かしてもらいますが、まず、フー・ジュンさんがなんでこんなに人気なのか、よ~くわかりましたよね。

 

あ~、これは痺れさしてくれはるわ、と。

 

赤ちゃんを抱えてですね・・・その状況、ジョン・ウー監督の他の映画でもありましたよね。

言わば『レッドクリフ』、ジョン・ウー監督の全てが投入されている。

 

 

物語的には、中国の歴史も『三国志』もアレな私ごときがどうこう書けないのは当然のこととして、西暦208年、曹操率いる80万の魏軍に対抗するため、蜀の軍師・孔明は同じく魏に降伏を迫られている呉と同盟を結ぶ策に出る、って流れですよね。

 

まず最初にまるで授業のように日本語で説明してもらえるのがホントにありがたいです。

 

そして映画が始まってもジョン・ウー監督の手腕でしょう、私みたいに何も知らない人が観ててもぜんぜん大丈夫ですよね。

前後編通じて最後まで、非常にわかりやすかったです。

そりゃもちろん、わからないところもあるけど、そんなん小さい話。

 

そして、おそらく『三国志』が好きな人はさらに深く楽しめるって感じなんでしょうね。

 

 

主役はトニー・レオンと金城武だと思うけど、嘘じゃなくホントに全員、良かったですね。

どのキャラクターも魅力的で、出てくるとその場面を作っている。

 

私が中国&香港の女優さんに詳しくないため、女性キャラはちょっと見分けがつきにくかったんですが、この映画は男の映画。

基本、男たちだけで成り立ってますよね。

 

が、その中でもヴィッキー・チャオは光ってますよね。

 

 

日本から中村獅童さんが参加してますが、中国映画で見る中村獅童さんはなんか違いますね。

 

そして特筆すべきは岩代太郎さんの音楽ですよね。

すごく「語る」音楽でしたね。

映画音楽としてホントに興奮したし、歴史の大きさを感じました。

 

この映画は、中国、日本、台湾・韓国、そして米国の合作なんですよね。

米国はともかく、韓国の要素は少なくとも画面からは感じられなかったけど、キャストとして可能性があった俳優さんにはペ・ヨンジュン、チョン・ウソンの名前もあったそうですし、ショーボックスも資金を投入したとのこと・・・が、映画としては完全に中国映画の風貌でした。

 

ほか、チョウ・ユンファや豊川悦司も初期にはキャストとして名前が挙がっていたとのこと。

 

 

そして、次の日、早速、後編である『Part II 未来への最終決戦』を観たんですが、今から思えば前後篇を続けてイッキ観した方が良かったかなあ、と思いました。

 

まだ観てない人は289分、挑戦してみてくださいな。

 

 

 

 

 

レッドクリフ Part II

未来への最終決戦

 

 

後編は、2000隻の軍船を率いて侵攻してきた曹操軍は、疫病で死んだ自軍の兵士たちの遺体を対岸の連合軍側に流す。それを見た周瑜たちは憤るが、劉備は戦意を喪失し、自国の兵の撤退を決意。呉蜀の間に亀裂が生じてしまう……ですよね。

 

いろいろあるんですが、映画が始まるといきなり敵のエリアに男装して潜入しているヴィッキー・チャオ、彼女演じるデブ助のエピソードがホントに素晴らしかったんです。

 

そういえばヴィッキー・チャオはこのあと、2009年版の『ムーラン』でも男装してました。

 

で、男装的な彼女、スパイがバレそうになるとなぜか(とっても偶然に)助けてくれる男性がいまして、孫叔財って人なんですがね、ほとんどアホに思えたんですね。

サッカーが得意なので抜擢されてたんですけどね、曹操に。

 

この孫くんをトン・ダーウェイが演じてます。

 

以後、何かあると(無意識に)助ける形になって、デブ助と孫くんの間に友情が芽生えていくんですよね。

 

でも、実は女なのでね。

ま、ホントにアホなので気づかないんですけどね。

 

で、デブ助は敵陣を去ることになるんですけど、また会おうね、ってゆう。

 

 

のち、戦闘が激化した時、二人は再会します。

孫くんは気づかなかったんですけどね、デブ助が「僕だよビックリマーク」と。

 

その瞬間、私の目から涙がブワ~と溢れて・・・大泣きでした。

 

この1分くらいの場面の感動量、凄かったです。

 

今、書きながら思い出してまた泣いてるほどなんですがね~、このデブ助と孫くんの話を観るためにもう、『レッドクリフ』を観たんや!!って思ってます、うん。

 

この二人のエピソードには反戦の思いが込められてましたね。

 

デブ助こと、孫尚香、戦争大好きですぐに馬や人を気絶させるどうしようもない暴れオテンバ娘で、尚且つ、人前で脱ぎたがる‍人だったのですが、その戦争の最中、おそらく人を好きになるってことを知ったのでしょう・・・。

 

ところが調べるとデブ助、のちになんと、劉備と結婚したとか汗

あの、なんか、まあ、普通に社長とかそんなムードの劉備~はてなマーク

ま、映画ではそこまでいかないのでいいんですけどね。

けど、孫くんとは種類が違う、種類が(>_<)

 

これから観るって方は是非、デブ助と孫くんに注目して観てください。

 

 

デブ助とトン・ダー・ウェイ。

 

けっこう前後編のほとんど、約4分の3くらいは戦争映画としての面白さに没頭してたんですけど、「赤壁の戦い」そのものは、熾烈、且つ、戦争の怖さ、残酷さも強かったですね。

 

捨て身の突撃を見た時には悲しかったです。

やっぱりそんなかっこいい攻撃で敵をやっつける興奮だけではない。

人が死んでます。

死ぬってことは、そこで終わりってことですし、そこにそれ以上の意味を見出すのは、生きてる者たちの身勝手な甘えでもある。

 

戦争ってものが何なのか、それはラスト近く、戦場を見渡した周瑜のセリフをよく考えてみる必要がありそうです。

 

 

餅がつけたよ~、ってことで、みんなが周瑜に一個づつあげるのはいいんですけどね~、飲むんかい~、餅を~あせる

 

いや~、ホント・・・もうすぐお正月ですが餅をのどに詰まらせたりしないでもらいたい。

 

 

チャン・チェンさん演じる王様・孫権は、「うちわパタパタ」の場面が可愛いのでホント好き。

 

 

曹操はホントに敵役として冷酷に徹してて、すごくかっこいいし、実際、負けそうもないほど強い人だと思ったんですけどね~、肝心の戦闘が始まると、なんか、ちょっとおかしくなりはって「あそこも占領した、あそこも占領した」って現実逃避に走りはって、そこは非常に残念でした。

 

最後まで気を張って強いままでいてほしかったなあ~。

 

でも、最後、正気に戻ってからがまた映画は面白かったんですけどね。

最後の決戦、メチャクチャかっこよかったですよクラッカー

 

 

最後、周瑜と諸葛孔明の対話で映画が終わることからも、二人が主人公ってことなんですけど、これは「赤壁の戦い」って状況そのものが主役であり、その時、そこにいた人全員が本来は主人公でしょう。

名もなき兵士たちにもドラマがあったってことです。

また別の視点から映画化してもいいかもですね。

 

なんでこんな超・骨太でダイナミック、且つ、細部まで面白すぎる戦争映画、歴史映画の傑作を作ったジョン・ウー監督がその後、『マンハント』のような逆向けに傑作な映画を作ったのかは謎ですが、結論としてグウの音も出ないほどに見事なる『レッドクリフ』二部作ドンッ・・・観て良かったです合格

 

そんなんで、今日も最後までありがとうございました・・・キスマーク

 

今年も残り少なくなってきましたけど、ブログは更新致します。

皆さま、良い年末をお過ごしくださいまし☆⌒(*^-゜)v

 

 

レッドクリフ Part I
 

原題:赤壁
英語題:Red Cliff
韓国語題:적벽대전 : 거대한 전쟁의 시작


2008年製作/145分/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国合作


レッドクリフ Part II 未来への最終決戦

 

原題:赤壁2:決戰天下
英語題:Red Cliff: The Decisive Battle
韓国語題:적벽대전 2 : 최후의 결전


2009年製作/144分/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国合作

監督:ジョン・ウー
脚本:ジョン・ウー、カン・チャン、コー・ジェン、シン・ハーユ
製作総指揮:ハン・サンピン、松浦勝人、ウー・ケボ、千葉龍平、チン・ウェン・ハン、デニス・ウー、キム・ウデク、ユ・ジョンフン、ジョン・ウー
製作:テレンス・チャン、ジョン・ウー
撮影:リュイ・ユエ、チェン・リー
アクション撮影:コリー・ユン
編集:デビット・ウー、アンジー・ラム、ヤン・ホンユー
美術・衣装:ティム・イップ
音楽:岩代太郎

トニー・レオン - 周瑜
金城武 - 孔明
チャン・フォンイー - 曹操
チャン・チェン - 孫権
ビッキー・チャオ - 尚香
フー・ジュン - 趙雲
中村獅童 - 甘興
リン・チーリン - 小喬
ユウ・ヨン - 劉備
ホウ・ヨン - 魯粛
トン・ダーウェイ - 孫叔材
ソン・ジア - 驪姫
バーサンジャブ - 関羽
ザン・ジンシェン - 張飛
チャン・サン - 黄蓋

配給:東宝東和、エイベックス・エンタテインメント

(映画.com)