2021年1月1日 金曜日 公開スタートです
あれから4年 ―― 。
かつての祖国は、別世界となっていた。
いよいよって感じです(((o(*゚▽゚*)o)))
私も2度は絶対、観に行く予定で前売りチケットを押さえてあります
それから、もっと早くに告知しておけば良かったのですが、新年早々、シネマートさんではカン・ドンウォン特集上映が開催
韓国映画界の第一線で輝き続ける俳優カン・ドンウォン、彼の軌跡をたどる珠玉の7作品を一挙公開
カン・ドンウォン特集上映 開催!
嬉しいんですけど・・・私、DVD全部持ってるし
いや~、でも『群盗』(2014年)以前の映画は劇場で観てないし・・・『彼女を信じないでください』(2004年)とかシネマートさんで観れたら最高だし
なんしか、ファンの方々、是非、是非、観に行ってくださいね
アンニョン(^-^)ノ
いつも、ありがとうです
12月23日はこの映画を観ました・・・
私の愛、私のそばに
私の愛、私のそばに
原題:내 사랑 내 곁에
英語題:Closer to Heaven
(2009年、韓国映画)
上映時間:121分
ディレクターズ・カット愛蔵版:129分
監督・脚本:パク・チンピョ
脚色:ユ・スンウク、クク・トンソク、チェ・ウォンソプ、ソン・ジェヒョク、チ내 사랑 내 곁에ン・ギョン、パク・ミョンギュ、チェ・ジョンヨル
撮影:キム・テギョン
照明:ホン・スンチョル
音楽:パク・キホン
出演
ハ・ジウォン → イ・ジス 葬儀指導師
キム・ミョンミン → ペク・チョンウ ルー・ゲーリック病患者
ナム・ヌンミ → チュ・オギョン 〔6人病室〕
イム・ハリョン → パク・クンスク チュンジャの夫 〔6人病室〕
チェ・ジョンニュル → オギョンの夫 〔6人病室〕
シン・シネ → チニの母 〔6人病室〕
イム・ジョンユン → ペ・ソクチュン 〔6人病室〕
イム・ヒョンジュン → ペ・ソグォン ソクチュンの弟 〔6人病室〕
イム・ソンミン → イ・チュンジャ 〔6人病室〕
ガイン → ソ・ジニ 〔6人病室〕
チャン・ウォニョン → チェ氏 介護士 〔6人病室〕
ホン・ソギョン → ソン・ジェヒョク老人 〔6人病室〕
キム・ヨジン → ソン・ヨンチャン博士
キム・グァンギュ → クク・トンソク 相助チーム
チョン・ウイチョル → ユ・スンウク 相助チーム
ソン・ヨンスン → チョンウの母
ユ・スンモク → キム・ウノ 前夫
キム・ヨンピル → ウクチュン チョンウの友人
キム・ヨンフン → クァニョン チョンウの友人
チェ・ヨハン → チェホ チョンウの友人
チョン・スジ → キム・ジョンドの妻
特別出演
カン・シニル → イ・ハクチョン チスの父
ソン・ヨンチャン → 気功治療師
ソル・ギョング → キム・ジョンド 隣室の入院患者
キム・ギチョン → 老人1
ソ・ヒョリム → リポーター
※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。
解説: 「ユア・マイ・サンシャイン」のパク・チンピョ監督が脚本を兼ね、難病に冒された男性とその妻の愛を描くラブストーリー。体が徐々に麻痺していく難病を患うジョンウは、唯一の肉親である母を亡くした日、幼なじみのジスと運命の再会を果たす。2人は1年後に結婚し、病院で新婚生活をスタートさせるが、ジョンウの病状は悪化していくばかりだった。ドラマ「白い巨塔」のキム・ミョンミンが、20キロ以上の減量を行い主人公を熱演する。(映画.com)
難病である「ルー・ゲーリッグ病」(ALS=筋萎縮性側索硬化症)を患っているジョンウは、母が亡くなった日、幼なじみのジスと再会し、正式に交際を申し込む。
ジスはお父さんの仕事だった葬儀指導師として自分も働いている。
日本で言うところの納棺師にあたるのではないでしょうか。
もっと言えば「おくりびと」
映画、『おくりびと』(2008年)ですが、私はまだ観れていません。
作品的に私はなかなか観れないんじゃないかなあ・・・。
ちょっと内容に触れていきますので、観る予定の方はご注意ください。
ジスはバツ2で現在シングル。
なのでジョンウと付き合うことになります。
ジスは大勢の亡くなった方々を見送ってきたこともあるんでしょう、ジョンウが病に苦しめられていたとしても、そこまで深刻に接したりしない。
なかなかできないことだと思いましたが、その明るさが好きでした。
一年後、二人はひっそりと結婚する。
二人でいれるのが幸せだった。
ジョンウは女性と愛を営むことが困難だとセリフで示唆されていますが、ジスが彼を思いやり、優しくサポートすることで他のカップルと同じように幸せな時間を過ごせたように思えました。
その場面で病気に苦しむ人の性生活も描かれてたと思います。
ハ・ジウォンが出る映画としてはかなり、ありのままに表現されていたのでちょっと驚きましたが、いやらしいとかそんなイメージではなかったですね。
しかし、ジョンウの病いは進行していき、入院を余儀なくされる。
ジスは仕事を続けつつ、甲斐甲斐しくジョンウの世話をする。
彼女は幸せそうに見えるが、人が生きる浮世で付いて回るのがお金。
病院に入院し続けるにゃお金がかかる。
だから医師の指示に従いつつ、自宅で療養することになる。
ジョンウは病気を克服する気持ちを大事にしてます。
希望を決して捨てない。
だから一縷の望みで怪しげな気功療法士のところでハリを打ってもらいもするが、それがまずかった。
二人の願いは虚しく、病状は悪化していく。
ジョンウの入院している病室は患者さん6名の相部屋で、それぞれ、家族や身内の人たちが面倒を見に来てます。
意識のある患者さんもいるし、ない患者さんもおられる。
付き添う家族、身内も様々で、看病に疲れきっている人もいるし、もう一度、意識を取り戻してほしい一心の人もいる。
ジスも仕事が終わる夜からジョンウに付き添う。
しかし・・・治る、いや、病気の進行を遅くすることすら難しくなりつつあるジョンウは次第に苛立ち、ジスに辛く当たることも多くなる。
そしてこういった「難病もの」のお約束ではありますが、ワザと意地悪く振舞ってジスを自分から遠ざけようともする。
しかし、ジスは強情に離れない・・・。
ペク・ジョンウを演じるのはご存知、キム・ミョンミンさん。
『リターン』(2007年)や『ファム・ファタール』(2007年)では得られなかった興行的成功と、演技への賞賛をこの映画で獲得したそうですが、それも当然ですね。
私は『朝鮮名探偵』シリーズ(2011~18年)のコミカルな印象が強いんですが、『ムルゲ 王朝の怪物』なんかメチャクチャかっこよかったですからね。
あまり触れたくないんですが、キム・ミョンミンさんはこの映画の中で役を演じるため20kg以上、減量してガリガリになったんですよね。
それは映画を観たらわかりますが、ホント表現者としてすごいですね。
私は、この映画を観てて、ホント、凄い俳優さんだなあ、と思いました。
あと、この映画のキム・ミョンミンさん、やたらとかっこいいんですよ。
ホントにイケメン・・・。
髪型とか、映画の内容もあるんでしょうけど、美しかったです。
イ・ジスを演じるのはハ・ジウォンです。
観始めた時、年齢的にキム・ミョンミンさんと釣り合わないイメージ(ハ・ジウォンが若く見える)じゃないかと思ったんですが、観てるうちに気にならなくなりました。
可愛くて、明るくて、ハツラツ系ですが、やっぱり他の映画のハ・ジウォンとは違いましたね。
脚本も担当されたパク・チンピョ監督の、これまでの監督作品は以下の通り・・・。
死んでもいい (2002年、日本未公開)
もし、あなたなら 六つの視線 「神秘的な英語の国」 (2003年)
ユア・マイ・サンシャイン (2005年)
あいつの声 (2007年)
私の愛、私のそばに 〈2009年)
今日の恋愛 (2014年)
『ユア・マイ・サンシャイン』、『あいつの声』の監督さんでしたか~。
『私の愛、私のそばに』は『ユア・マイ・サンシャイン』の男女を逆転した趣きもありますね。
ジスのお父さんを演じるのはカン・シニルさん。
ジョンウと同じ病室で寝ている意識のない奥様(イム・ソンミン)が目を覚ますことだけを願ってるおじさん。
演じてはるのはイム・ハリョンさんですね。
ちょっとわからなかったんですが、なんで二重にしてるんでしたっけ
体を動かすことができなくなって、苛立ちを周囲にぶっつける、フィギュアスケートの選手だったジニ・・・どこかで見たこともあるなあ、と思ったんですが、Brown Eyed Girlsのガインだったんですね
後半で彼女が言うセリフ、とても良かったです。
ガインもホント、いいですね。
この映画、ただの恋愛映画でもなく、ただの難病モノでもなく、ただのお涙ちょーだいではない、と私、言いきれるんですね。
『潜水服は蝶の夢を見る』(2007年)がそうであったように哲学的でもありますし、けど、もっと韓国っぽいんですよね。
あの、意識のない人が別の世界にいるって考え方とか、韓国だなあ、と思いますね。
と、同時に、ご病気の方のご家族の苦労や疲労とゆうリアルな現実も描かれてるんですよね。
ただ、そこで答えは出さないんですけどね。
こうしたらいいんです、みたいなハッキリした結論はないんです。
それもいかにも韓国映画らしいですよね。
あとは観た人それぞれで、どうぞ、みたいな。
ジスが勤める葬儀社の社長さん
キム・グァンギュさんです。
よく見ると後ろにジスの等身大パネルがありますね。
芸が細かいな~。
ジョングがかかってしまう、いい加減そうな気功療法師のおじさんはソン・ヨンチャンさん。
そしてなぜか急に出てきてビックリする間もなく去っていくソル・ギョング。
『あいつの声』のつながりですね・・・義理堅いギョング兄さん
作りとしてはそんなに泣かせたろうって映画じゃないと思えたんですが・・・あきませんね、もう、後半は・・・号泣でした。
何といっても、ラストですかね。
何てゆうのかな、心にスパンと入る感じの感動でした。
あ・・・これか・・・と。
そこはもう、ありがとうって感じで泣きましたけどね。
내 사랑 내곁에
キム・ヒョンシク - 私の愛 私のそばに
ダメ押しじゃないけど、エンドロールにこの歌が流れるんですね。
いや~、もう~、、反則やわ~(>_<)と思ってしまいましたが、どうも映画のタイトルをこの歌の題名から付けはったようなんですね。
ならば、この映画、この歌、『私の愛 私のそばに』ありきなんでしょうね。
最初、ハ・ジウォンでしたっけ、そしてキム・ミョンミンさんが歌うバージョンが流れましたね。
キム・ヒョンシクさんは1980年にデビュー、「春夏秋冬」、「愛していました」、「雨のように 音楽のように」、「私の愛、私のそばに」などのヒット曲を発表したが、1990年11月1日に肝硬変でこの世を去った。「私の愛、私のそばに」は没後に発売された遺作アルバムに収録されている、とのことです。
『私の愛、私のそばに』・・・感動的な、素晴らしい映画でした。
言い方が見つからないんだけど・・・脚本、物語がすごく良かったです。
そして主演2人の演技も。
まだ観てなかったら是非、観てくださいね
でわ、今日も最後までありがとうございました
来年は私、少し観る映画の量が減るかもしれませんが、その分、一作、一策を丁寧に観ようと思います。
まだ年内、ブログ更新すると思いますので、よろしく
アンニョン~(^.^/)))