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さて・・・7月7日、『チルソクの夏』(2003年)を観る前にでしたが、ブルース様のこの名作をついに観ましたよ~
燃えよドラゴン
燃えよドラゴン
原題:龙争虎斗
英語題:Enter the Dragon
韓国語題:용쟁호투
(1973年、香港・アメリカ合作)
監督:ロバート・クローズ
製作:フレッド・ワイントローブ、ポール・ヘラー、レイモンド・チョウ
脚本:マイケル・オーリン
撮影:ギルバート・ハッブス
編集:カート・ハーシュラー、ジョー・ウッターズ
音楽:ラロ・シフリン
ブルース・リー - リー
ジョン・サクソン - ローパー
アーナ・カプリ - タニア
シー・キエン - ハン
ジム・ケリー - ウイリアムス
ボブ・ウォール - オハラ
アンジェラ・マオ - スー・リン
ベティ・チュン - メイ・リン
ジェフリー・ウィークス - ブレイスウェイト
ヤン・スエ - ボロ
ピーター・アーチャー - パーソンズ
サモ・ハン・キンポー
ジャッキー・チェン
ユン・ピョウ
配給:ワーナー・ブラザース映画
香港の伝説的アクションスター、ブルース・リーのハリウッド進出作で、世界中にカンフーブームを巻き起こしリーの代表作となった傑作アクション。香港の裏社会を牛耳るハンは、自身の所有する島で3年ごとに武術トーナメントを開催していた。少林寺で修行する武術の達人リーは、その島で行われている麻薬製造密売の内情を探るためトーナメントに出場するよう秘密情報局に依頼される。かつて妹がハンの手下に殺されたことを家族から聞かされたリーは出場を決意し、島へ乗り込んでいく。
(映画.com)
私もカンフーなど、香港のアクション映画をちゃんと観始めたのが、一昨年の暮れにジャン・ルーシャー主演の『エンジェル・バトラー 戦闘無双』(2009年)からですので、ホント、まだまだ初心者です。
そして『燃えよドラゴン』は半世紀近く前、1973年の映画。
長く愛されてきたゆえに、大勢のファンの皆さまにとって思い入れの強い作品でしょう。
私ごときにちゃんと語れる映画ではないのですが、カンフー映画の初心者がこんなふうに観るんやみたいな感じで楽しんでいただければ幸いです。
ここ、間違えてるってことなどがあったら、遠慮なくコメント欄で教えてくださいね。
ご存知のように、『燃えよドラゴン』はブルース様とサモ・ハンさんの練習試合からスタートしますが、当然、ブルース様演じるリーが最も強いのでサモ・ハンさんはコテンパンにやられてしまう。
けど、サモ・ハンさんはその次に強いって感じですね。
で、私が借りてきたブルーレイは、セリフが英語版。
これまでに観たブルース様の3作品は全部、広東語だったので、私には違和感がありました。
けど、この英語版の声はブルース様の地声でいいんですよね
ま~、『ドラゴンへの道』(1972年)では英語が話せへん設定やったからね~、ブルース様(ˊᗜˋ)
リーは少林寺最強なんでしょうけど、やっぱりまだお師匠さまから教わることもある。
そして年若い後輩を教えてもいる。
この教え方が一見すると、「どう答えても間違い」みたいなわかりにくい教え方で、私は一瞬、ちょっとイヤでした(^_^;)
そうゆう感じで人に説教する人に会ったことがあるのでね。
まあ、そうゆう人、けっこう多いと思いますが、まさかブルース様の影響じゃないでしょうね。
ブルース様の教えには深い根拠があるんだと思いますが、時々、具体的でないわかりにくいことを言って部下や後輩を困らせ苦しめるだけの傲慢人間もいるようなので・・・裏付けなく上辺だけ難しそうなことをもっともらしく言うのはやめてもらいたいですね。
私が観たブルーレイには、おそらく「TBS版」の日本語吹き替え音声があったけど、お師匠さまと話す場面ではオリジナル音声でした。
ブルース様、スーツ姿もかっこいいです。
リーは国際情報局から少林寺を破門になったハン(シー・キエン)が3年に一度、開催する武術トーナメントの参加するよう依頼される。
実はハンが自分の島で悪いことをしてる可能性があるのでそれを調べてほしいって依頼です。
これ、リーが強いから抜擢されてるんでしょうか。
実は数年前、ハンの部下(ボブ・ウォール)とその仲間たちがリーの妹を辱めようとしたことで、妹さんが自害してしまったことが判明・・・リーに復讐すべき理由が生まれます。
ハンの部下は妹さんに顔を引っかかれて傷が残ってます。
妹さんを演じてるのはアンジェラ・マオ。
香港・女性アクションのパイオニアのような女優さんでしょうか。
しかし、アンジェラ・マオさん演じる女性がリーの妹なのか姉なのかは、ちょっとハッキリしない。
どうも姉らしいんですがね。
そういった物語なのですが、アクション映画といえばこの方、私の先生、明石家いわしさんのレビューです。
詳しくは、いわしさんのブログでお願いします
いわしさん、いつもありがとうございます☆⌒(*^-゜)v
ハンが開催する武術トーナメントに参加するため、各地から集まってくる腕に自信のある人たち・・・なんですが、当時の香港の景色が素晴らしいなあー。
実は私の母は父と結婚する前、フィリピンの友達に会いに行く途中で香港へも寄ったんだそうで、その時代の香港についてよく話してくれます。
なんか、外国人たちがお金を海に投げて、それを香港の子どもたちが海に潜って拾ってたそうですが・・・(気分が悪いなあ)あげるなら普通に渡せよって感じ。
映画の中では、船にわんこが乗ってるのが可愛いです。
香港から島へ行くまでの間に、イヤな感じのヤツがブルース様に懲らしめられる顛末もあり・・・。
向かって左の方はローパーを演じるジョン・サクソンさん、そして右の方はウィリアムスを演じるジム・ケリーさんですね。
ローパーとウィリアムスも武術トーナメントに参加しに来たんだけど、この映画の中では特にローパーは大きな役です。
『燃えよドラゴン』はハリウッド映画でもあるので、当時のワーナー・ブラザースの側が、アジア人のブルース様だけでは心配・・・ハリウッドの俳優も主役級で出しておこう・・・って感じだったのかなあ、って思いました。
それはそれでいいんですが、今、観ると、ローパーたちの場面のせいでブルース様の場面が減ったような気がして、なぜか残念に思ってしまう・・・(^_^;)
ローパーは、けっこう武術家らしからぬギャンブル依存症で女たらしな人。
でも、なんか憎めないんですね。
けど、禁欲的なリーと比較して、アホに見えてしまう・・・が、そんなローパーとリーの間に生まれる男の絆もいいんです。
ウィリアムスは音楽が好きな人でレア・グルーヴを聴いてる。
なんか親近感を感じる~♪
問題の人、ハン・・・演じるはシー・キエンさん。
シー・キエンさんは幼少の頃、病弱だったので武術を始められたそうですが、それもあってか、96歳まで生きはった。
シー・キエンさん、ビックリするほどたくさんの映画に出てられます。
ハンは自分の島で贅沢三昧ですが、鳥かごをいっぱいぶら下げて、女の子たちを集め、「前夜祭」でゆるいお相撲がやってたり、ブタの丸焼きが彼の考える「贅沢三昧」なら、ちょっと可愛い(^_^;)
また来てる女の子がけっこう「昔の真面目系女子高生」みたいな女の子で、半回転して変態かもしれません。
彼女たちが教祖様のようにハンを崇めてる印象もあり、ちょっと怖い絵です。
ネタバレですが、国際情報局の方から送り込まれた女性メイ・リンもいまして、ブルース様とコンタクトするのですが、ありそうで恋とかはなし。
演じるはベティ・チュンさん、16歳の時、歌唱コンテストで優勝。
ハンの秘書、タニア。
ローパーさんが「何れ菖蒲か杜若」とお気に入りです
ローパーさんとタニアの話に焦点を当てると、この映画、やっぱり悲しいですね。
もうちょっと温情が欲しかったなあ。
タニアを演じたアーナ・カプリさんはハンガリー出身、2010年の8月、交通事故に巻き込まれて66歳で亡くなられました。
今、こうしてアーナさんのことを知り、この世から交通事故がなくなることを願ってやみません。
ハンの、特に強くて怖い部下を演じるのはヤン・スエさん、英語圏ではボロ・ヤンさん。
私、この方、初めて見たんですが、お名前だけは存じ上げておりましました。
男なのに「スエ」だから(;´∀`)
いや、これは私が韓国の女優、スエを先に知ってたからで、中国では普通に男の名前なのかもしれませんけどね。
そんな(私にとっては)女みたいな名前なのにごっつい体です。
ボディービルダーでもあるから。
でもね~、なんかね~、そんなに悪人に思えないんですよ~。
「実はいい人なんじゃないか~」って感じで・・・。
ごっつい人って性格はおとなしかったりしませんか。
このほか、ジャッキー・チェンとユン・ピョウも出てるんですが、私には気づけなかったです(>_<)
武術トーナメントが開かれ、リーはもちろんのこと、ウィリアムズもかなり強いし、ニヤケ男のローパーも弱くないことがわかった。
音楽ですが、もちろん私もあの有名な曲は知ってました。
テレビでよく流れるのでね。
なぜか私、あの「Theme from Enter the Dragon」を聴くと、「関根勤さん」が頭に浮かぶのですが・・・。
音楽を担当したのはラロ・シフリンで、今回、『燃えよドラゴン』を初めて観てて、『ダーティハリー』(1971年)がすごい重なりましたね~。
かなり、似てますね。
誰
って感じですが、ブルース様の感情表現、好きですわー。
ブルース様の映画といえばにゃんこちゃんですが、この映画の中で最もヒヤヒヤしてビビったシーン
そして地下にはゾンビがいた
どうする、ブルース様
それはいいんですが、あの~、ハンがですね、夜中にブルース様がこっそりいろいろ調べたのを、ウィリアムスがやったと思い込むのはどうなんよ
情報網、甘すぎ
そして後半は、激しくも大荒れなアクションになだれ込む
私の正直な感想を書きましょう。
映画として、そこまでキッチリと完成度が高いとは思えなかったです。
前半の香港へ登場人物たちが集まってくる場面がやたら長かったり、途中の島の描写とかも、退屈しそうになる場面もありました。
しかし、ブルース様のアクションは素晴らしく、それが最大の観どころでしょう。
他の方々は・・・今、見るとやっぱりそれほどではないと思いました。
特に、これはいわしさんも触れられてますが、悪の大ボスのハンはホント、年配の普通のおじさんに見えてしまい、確かに危険な武器も持ってて、リーを惑わせる場所に誘い込んだりしてるんですが、はたしてリーを圧倒するほど強いのかなあと説得力がない。
それはガッカリでしたね。
ボロ以外にも、何としてでも強いような部下がいて、先にリーがそいつらによって傷つけられてダメージ入ってるって流れにしといたら良かったのに・・・と思いました。
ハンさん、時々、なんかいい人に思えてしまうし
もっと卑怯で容赦ない、怖い人物であったべき
リー作品ではなかなかリー自体が強すぎる個性があるためか、敵としてなかなか恵まれた相手がいないのが惜しいところ・・・ホントにいわし先生のおっしゃる通りです( ゚ー゚)( 。_。)
それもあって、作品そのものはやっぱり「昔の映画」なんですね。
ツメが甘いとゆうか。
今ならこうなのに・・・と思ってしまうんですが、つまり逆に、『燃えよドラゴン』があったからこそ、その後、様々なアクション映画が誕生していき、そのうちのいくつかは『燃えよドラゴン』を超える映画作品となっていったのではないだろうか。
だって、1973年、本当にこの作品がスタートなんだし。
ブルース様の純粋な主演の4作品をこうして観てきましたが(米国に帰る前の香港時代には主演映画ってないんですよね)、まだわからないけど、そうですね~、最も衝撃的だったのは初めて観た『危機一発』(1971年)、最も怖かったのが『ドラゴン怒りの鉄拳』(1972年)、面白く感じたのは『ドラゴンへの道』、そして映画としての圧力、エナジーを感じたのが『燃えよドラゴン』・・・そんな感じです。
ブルース様は半世紀前の映画界で活躍されて、撮影したフィルムが残されましたが、私はブルース様が残したもの、それは「可能性」だと思います。
ブルース様は未完・・・人生の半ばで死んでしまったゆえに、『燃えよドラゴン』以後、実質的に主演作品がなく、ご本人にとってもファンにとっても無念だと思います。
それゆえ、ブルース様が生きていたら世界のアクション映画はどうなっていたのか
と思うと同時に、ブルース様の存在の大きさ、偉大さを思わずにはいられません。
ブルース様は全てのアクション映画にとっての可能性を残していったんでしょう。
フッと、ジミ・ヘンドリックスと重なりました。
ジミ・ヘンドリックスもホントに短い音楽活動の途中、1970年に死んでしまうわけですが、ロックの世界のみならず、その影響力は巨大すぎる。
そして彼が存命だったらと人々はいつも噂する。
同じです。
『燃えよドラゴン』も実質的にブルース様が演出してられたようなので、ブルース様は死なずに自分の主演作品を監督していくべきだった。
そうすれば、1990年頃までに『燃えよドラゴン』を超える作品がいくつも誕生したことでしょうし、ご自分が出演しない作品も監督されたかもしれないし、信頼のおける監督の作品に主演もしたでしょう。
ごく最近、ブルース様の作品を観始めた私ですら、『燃えよドラゴン』以降、ブルース様の映画が存在しないことが残念に思えてなりません。
だってシルヴェスター・スタローンも今、74歳で主演して監督してるんですものね。
そして現在、復活祭が開催中です
ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020 (株式会社twin)
「ブルース・リー 4Kリマスター復活祭2020」 公式ホームページ
ブルース様をスクリーンで目にしたい人は是非、アチョー
私もまだまだ、ブルース・リーの存在の一部に触れた程度だと自覚してます。
だから、そうですね、これからまたブルース様に関係のある作品も観ていこうと思います。
そして、世界最高のアクション俳優を讃えましょう。
また、どれを観たらいいのか教えてください
でわ、今日も最後まで謝謝です
・・・拜拜(^.^/)))