韓国映画 ガール・コップス 2019年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

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そして、7月10日からこの作品が公開スタート・・・NEW

 

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私が観た『がんばれ!チョルス』と『悪の偶像』は

オススメです、是非、観てください~音譜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと前ですが、6月23日、この作品を観ました・・・カチンコ

 

 

 

 

 

凸凹コンビのガールズ・パワーが炸裂する、クライム・アクション!

 

 

 

 


ガール・コップス

 


ガール・コップス
原題:걸캅스
英語題:Miss & Mrs. Cops
中国語題:女警 / 霹靂嬌鋒


(2019年、韓国映画、107分)

 

監督・脚本:チョン・ダウォン
原案:イ・ジェユン、ナ・ジュノ
脚色:ミン・ソヨン、アン・ソンヒョン

PD:アン・ソンヒョン
助監督:ラ・ドンジン
撮影:イ・ソンジェ
照明:イ・ドンファ
編集:キム・ヒョンジュ
音楽:イ・ジェハク
美術:ソン・ミンジョン
武術:ホ・ミョンヘン、ノ・ナムソン(ソウルアクションスクール)

出演
ラ・ミラン → パク・ミヨン 民願奉仕室 ソンサン警察署
イ・ソンギョン → チョ・ジヘ 民願奉仕室
ユン・サンヒョン → チョ・ジチョル パク・ミヨンの夫 チョ・ジヘの兄
スヨン(少女時代) → ヤン・ジャンミ 民願奉仕室
ヨム・ヘラン → 民願室長 チュ・チャノク
ウィ・ハジュン → チョン・ウジュン デジタル性犯罪者
チュ・ウジェ → フィリップ デジタル性犯罪者
カン・ホンソク → カク・ヨンソク デジタル性犯罪者
キム・ドワン → ソン・チャニョン デジタル性犯罪者
ハン・スヒョン → カク刑事 強力3チーム
チョン・ソッコ → オ刑事 強力3チーム
チョ・ビョンギュ → 末っ子刑事 強力3チーム
アン・チャンファン → カン・サンドゥ 麻薬流通管理法 容疑者
チョ・ヘジュ → スビン ソジンの友だち
パク・ソウン → ソジン デジタル性犯罪事件の被害者
イ・ジョンミン → チェ・スッキ 民願奉仕室
キム・ジュン → チャヌン パク・ミヨンの息子
ソ・ヒジョン → ソジンの母
ハ・ジョンウ → モーテル 職員
アン・ジェホン → クラブの前 図体1
ペ・ユラム → ヘリウム風船 高校生1
イム・ヒョンソン → サイバー犯罪捜査隊 警察
キム・ミンギョン → 女性青少年課 刑事

友情出演
イ・レ → チョ・ジヘ 子役 チョ・ジチョルの妹
特別出演
ソン・ドンイル → 強力3チーム チーム長

 

※ 輝国山人の韓国映画様から転載させていただいてます。

 

 

『ガール・コップス』

この作品は日本では劇場未公開ってことになりましたけど

2005年の『親切なクムジャさん』以来

小さな役であっても48本の映画に出まくり続けて

「パッと見、陰険そうな目つきながらも実はあたたかい人」みたいな

そんな役柄で韓国映画ファンに慕われてきたラ・ミランさんの

ついに初主演作なので、私も絶対に観たかった作品です。

 

観たら・・・いわゆる、「サポーティング・アクター、アクトレス」が

ついに主演する映画として大成功だった、としか言えませんね。

 

けっこう内容について触れてます。

何も知りたくない方はご注意ください!!

 

 

ラ・ミランさん、あとあと考えると、あの役、この役

いろいろ演じたこられました。

初期では『グエムル 漢江の怪物』(2006年)では

グエムルの最初の襲撃中、ソン・ガンホさんに

「中に子どもがいるんです~あせる」って助けを求める役もありました。

キャリアの初期から「近所のおばちゃん」とか、「大家さん」とか

そんな役が多かったように思います。

 

ここ数年では、『ヒマラヤ 地上8,000メートルの絆』(2015年)の

「最後、登る」女性隊員の役もでしたし

『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』(2016年)の

侍女の役に泣かされましたし、『僕の中のあいつ』(2019年)の

パク・ソンウンさん最愛の女性の役も良かったなー。

 

今回は演じる主役、パク・ミヨンは刑事が天職だったはずなのに

結婚したら閑職に追いやられて、くすぶってるおばちゃんデカです。

 

 

もう一人の主役、チョ・ジヘを演じるのはイ・ソンギョン。

「イ・ソンギュン」さんじゃないですよ。

イ・ソンギョンはラ・ミランさんに比べたらまだまだ若手。

 

しかし映画初出演の『レッスル!』では

「ユ・ヘジンさんに惚れる女の子」とゆう楽しい役をいきなり演じ

「練習にまぎれておじさまに抱きつく時の笑顔があつかましい」など

強烈な印象を残しまくった伸び盛りの女優さんで

この作品でも見事に可愛い魅力が開花している。

 

彼女が演じるジヘは、子どもの頃にミヨンの活躍を目にし

自分も彼女みたいになると決心して刑事になったとゆう役。

 

ジヘの子ども時代はイ・レちゃんが演じてました。

 

で、こうゆうふうに「2人の刑事」の映画って少なくなさそうだけど

韓国映画としては、カン・ウソク監督

アン・ソンギさんとパク・チュンフンさんが共演した

刑事もの、バディものとして『ツー・コップス』(1993年)があり

当時、大ヒットしたそうです(私は観てないです)。

 

タイトルが『ガール・コップス』と重なる気がしませんか。

 

 

もう一人、ミヨンとジヘが配属される「民願奉仕室」の

めちゃくちゃパソコンとか遠隔操作とかに詳しい女の子

ヤン・ジャンミの役で少女時代スヨンも出演。

 

お陰で「バディ・ムービー」としてのムードは薄まりましたが

3人並んでる絵が最高に面白いので問題なし。

 

ジャンミ・・・実は国家情報院の出身だったりする。

 

 

「民願奉仕室」を仕切りつつ、3人に睨みをきかせる室長役で

ヨム・ヘランさんも登場・・・勝手は許しませんむかっ

ラ・ミランさんすら怖気づく鋭い眼光が素晴らしい。

 

最近、ホントにヨム・ヘランさんをよく見ます。

 

室長さんも最後の方でノリノリなんすよね~。

 

ジヘがいた強力三班の面々も魅力的です~。

マンネくんが可愛い~。

 

 

そして・・・言っていいでしょうかはてなマーク

いいんでしょうビックリマーク(`・∀・´)ビックリマーク

 

ミヨンの活躍を目にして、自分が検事になって

二人で頑張ろうじゃないかと思ってミヨンと結婚したが

国家試験に落ちまくってるダメ旦那の役が

なんとユン・サンヒョンさん(^_^;)

 

このジチョル役が踏んだり蹴ったりでかなり笑えます。

 

そして、そうビックリマーク

つまりミヨンとジヘは義理の姉妹の関係・・・。

しかし家では目が合えばぶつかる

険悪な関係になってるっちゅう・・・汗

 

そしてミヨンとジヘ(とジャンミ)は

「民願奉仕室」に相談に来た女子大生(パク・ソウン)が

ある重大事件の被害者だと確信し、真相に迫っていくことになる。

 


STORY
警察の女性刑事機動隊で活躍していたミヨンは、結婚出産後は市民の苦情を取り扱う課に異動させられる。息子と無職の夫を抱えながらも平穏な日々を過ごすミヨンだったが、義妹で熱血刑事のジヘがトラブルを起こした末に同じ課に配属され状況が一変する。性格の異なる二人は家でも職場でも常に衝突。そんなある日、一人の若い女性が署に駆け込んでくる。彼女はアダルト動画サイトに3日以内に自分の動画を拡散されると脅されていた。ミヨンとジヘは事件を解決するべく手を組む。

 

『ガール・コップス』 予告編

 

 

ここで是非、読んでいただきたいので

うちのブロともさんの記事をご紹介させていただきます~ひらめき電球

 

 

 

なまくら姐さんの記事

おばさんが主役のアクション映画

 

 

 

 

hitoさんの記事

ガール・コップス

 

 

 

 

マズル刑事さんの記事

たまさんのおすすめ韓国映画!「ガール・コップス」は、いぶし銀のおばさんが大活躍!

 

 

 

 

うちの書きよりも絶対に深いし、面白いですビックリマーク

是非、是非、こちらのレビューを読んでいただきたい!!

 

 

映画としては特に前半、思いっきりコメディですが

事件の実像が浮かび上がる時、真剣に考えさせられるのです。

なぜなら、主人公たちが対するのは悪質な性犯罪事件だから。

 

同じタイプの事件が何度か韓国映画でも描かれていますが

偶然、映画の公開時期に重なって発生しつつあった

ネットを使った実際の性犯罪事件に特に酷似してるようです。

 

映画では、そこまで生々しく描かれてないけど

少し想像力を働かせれば、この種の事件が

どれほど卑劣で、恐ろしいものかわかっていただけるはず・・・

と思いたいが、どうなんだろうか。

少なくとも女の子の親御さんには

切実に感じていただけると信じたい。

 

それにかんしては映画の中だけで考えずに

もっともっと社会を構成する全ての人々が

憤るべきだと私には思えて仕方がないんですね。

 

日本もね、まだまだ性犯罪の被害者に対して

ぜんぜん寄り添えてない、遅れたお国柄だと思いますし

悪気はなくっても、何気ないつもりの下ネタが

どこかの誰かを傷つけている可能性にも配慮してほしいんです。

 

今のままでは、性犯罪にはまだ許される空気もあるし

被害者の苦しみに寄り添う社会が実現されるとも思えません。

 

ですが、韓国映画はいつも正義を真剣に願望してるし

映画ではガール・コップスたちの活躍で

少しは胸が晴れる展開になってます。

それを観る私たち日本の映画ファンにとっても・・・。

 

いやいや、言いたいことはヒロインたちが

キッチリ言ってくれるんです。

ホンマそれ、言ってくれてありがとうメラメラ・・・の一言です・゜・(ノД`)・゜・

 

私は映画がこうあってくれて、ホントに嬉しかったです。

ラ・ミランさんやイ・ソンギョンがこの作品に出ることを決めて

チョン・ダウォン監督がこう仕上げたことが感動ですよね。

 

 

笑いとしてはジヘがミスって干される原因になり

ジヘとミヨンの関係が明らかになるこの場面とか

私のめっちゃツボヾ(*´∀`*)ノ

 

 

コメディとしてのドタバタ感覚も大好きですが

女優さんたちのアクションも最高合格

 

特に最後の決戦には目頭が熱くなる~( ;∀;)

 

ミヨンは強いんですけどね、それでも男が相手だと苦しい。

けど、ガール・コップスの結束(とフラフラな旦那)で

絶対に諦めないのよ、屈しないのよ、犯罪者どもに対し。

泣けるで~。

〆には超・かっこいいジャーマン・スープレックスが炸裂するぞドンッ

 

韓国の「卑劣な犯罪に本気出した時の警察」映画って

ホントに傑作ばかりなんですけどね

特に『ベテラン』(2015年)や『ミッドナイト・ランナー』(2017年)が

好きな方には超・オススメ!!としか言いようがない。

 

そして、ああ、この映画はさらに女子シネ・・・キラキラ

 

 

チョン・ダウォン監督は俳優さんでもあるんですよね。

『ヘウォンの恋愛日記』(2012年)や

『タチャ 神の手』(2014年)に出演されてます。

 

そして監督しては

『Garak Market Revolution 장기왕: 가락시장 레볼』(2017年)

って作品が第1作だそうですね。

 

それは観れてないけど、『ガール・コップス』がもう

私の大好きな作風でしたので

今後の監督作に大期待させていただきたいのですね。

 

予定されている最新作は

ソン・ジュンギ、チン・ソンギュ、そしてキム・ヘジュンが主演する

『Season of You and Me 너와 나의 계절』(2021年)だそうですNEW

追記:ソン・ジュンギさん、この映画への出演を降板されたそうです。

 

ドンドン出てきますね、韓国の優れた映画監督・・・!!

 

 

カメオ出演で・・・言っていいんでしょう!!

ハ・ジョンウとソン・ドンイルさん、出てきます。

 

特にハ・ジョンウは、けっこう脈絡なく素で出てくるので

逆に笑いました(´∀`*)

ソン・ドンイルさんは『ミッドナイト・ランナー』と同じで

いいとこ持っていきますよね~( ゚ー゚)ひらめき電球

 

あと、犯人役のヤツらもですね、別の映画の違う役だったら

十分に好きになる可能性がある感じでしたよ(´▽`*)アハハ

 

『ガール・コップス』、期待以上の傑作でした。

好きやわ~、ほんま好きやわ~、これ系の韓国映画~(≧∇≦)

 

まだ観てない方は是非ビックリマーク

 

でわ、今夜もありがとうでしたキスマーク

アンニョン~(^.^/)))