もう一度観たい映画 『マルコム 爆笑科学少年』 1986年 | Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

Asian Film Foundation 聖なる館で逢いましょう

アジア映画に詳しくなかった私がアジア映画を観てます♪
ネタバレはできるだけ避けております…(ㆆᴗㆆ)*✲゚*。⋆

 

 

 

アンニョンです(^-^)ノ

 

韓国映画はちょっとお休みして・・・

今日はある、オーストラリアの映画について書きます。

 

お暇な方は読んでみてください・・・。

 

 

マルコム 爆笑科学少年
 

 

マルコム/爆笑科学少年


原題:Malcolm


(1986年、オーストラリア映画、90分)


監督:ナディア・タス
製作:デヴィッド・パーカー、ナディア・タス
製作総指揮:ブライス・メンジス
脚本:デヴィッド・パーカー
撮影:デヴィッド・パーカー
音楽:ポール・コッペンズ、サイモン・ジェフェス(ペンギン・カフェ・オーケストラ)


出演:コリン・フリールズ、ジョン・ハーグリーヴス、リンディ・デイヴィス、クリス・ヘイウッド ほか


 

【あらすじ】

 

オーストラリアはメルボルンでの話。

 

路面電車大好き青年で発明が得意なマルコムは

電車好きが高じて、自分で作った電車を

線路で走らせてしまい、勤めていた会社をクビになる。

このマルコム、純粋とゆうか、おこちゃまとゆうか

おとなしくて優しいけど、常識に欠けている。

女の子にも興味がないみたいだし

とにかく電車、電車で夜も日も明けないって感じで

家では大がかりな鉄道のオモチャが走ってる。

ラジコンも大好き。

 

少しでもお金になればと、自分の家の空いている部屋を

貸すことにしたんだけど、借りたのが

ちょっと人相の悪い男、ジョンで実は銀行強盗。

が、ジョンの情婦リンディはマルコムに

ジョンの悲しい過去を話すのだった・・・。

 

なんとなく一緒にいるうちに奇妙な友情が芽生える3人。

ジョンたちはマルコムの隠された才能に目をつけ

自分たちの計画に利用しようとするが・・・

やっぱりマルコムは言われるがままに参加するのだった・・・!!

 

 

【予告編】

 

 

「爆笑」でも「少年」でもないですね。

「科学」はちょっとあるかもだけど。

 

思いっきりタイトルに誤りのある映画なんだけど

まあ、それは日本の会社のやりはったことで

原題は単に名前で「マルコム」ですね。

「マルコム」といえば「マクダウェル」で

近未来ディストピアでハラショーで雨に唄えばですが

それは置いといて、まあ聞いてください。

 

この映画、小五か小六くらいの頃に観たんですが

テレビの放送で観たのか、レンタルして観たのか

なんかハッキリ思い出せません。

レンタルして観たとしたらVHSのビデオテープの時代だと

思います。

必死で思い出すと、なんとなく

地元のUHF局で午後2時くらいから放送されたような

そんな気がしてきますが・・・やっぱりハッキリしません。

 

なんしか子どもの頃に観て・・・そして

25年くらいかなはてなマーク経った今も、なぜか記憶に残り続け

忘れられない映画です。

 

 

正直に言って、私は1980年代の映画には

どこか突き放したように、のめり込まずにきたように思います。

幼かったためにほとんどその時代にちゃんと体験していないからも

ありますけど、今、観返すと1970年代の映画はとても好きだけど

1980年代の映画はそこまで好きではないかもしれません。

それは音楽についても言えてて、1968~1979年頃の音楽は

結果的に私は異常に好きですが、1980年代の音楽は

やっぱり突き放したように、どこかで揶揄を感じつつ

面白がりながら好きでいるのかもしれないと自分でも思います。

私が同化したいのは1970年代の文化で

1980年代の文化は、見限りの後に好きになってる

そんな気がしてしまいます。

それは私が、1970年代の世界に満ちていた空気が好きで

1980年代に世界を覆っていた空気がきっと苦手なんだと

そう思います。

もちろん私の感覚のみの話だし

明日には変化してるかもしれない感覚なんだけど。

 

『マルコム』は実は犯罪の映画で、映画の後半

マルコムたち3人は遠隔操作のロボット

(備え付けのゴミ箱付き灰皿に化けてます)を使い

現金を強奪して追っ手から

バスター・キートン風とゆうのかなあはてなマーク

超・面白く逃げ回りDASH!

・・・言っていいですかねはてなマーク

ネタバレになるけど、逃げおおせて

最後はマルコムの夢もかなっちゃったりします(^_^;)

 

いわば

ハッピーエンドの『明日に向って撃て!』(1969年)とでもゆうか

ここまで犯罪者側を幸せに描いちゃっていいのはてなマークって映画。

 

私は、子どもでしたが・・・この映画を観てて

すごい幸福感を感じてたんですよ、ウキウキと。

あー、犯罪をやるんならこうやりたい、と(;´∀`)

こんな楽しいこと他にないぞ!?とまで・・・思ってましたねーあせる

憧れてました、犯罪に(コラコラあせるですね)キラキラ

 

もちろん、大人になった今、そんなことをしたら

絶対にアカンと知ってますよ。

でも映画の中で、特に銀行強盗とかが始まると・・・

やっぱり嬉しかったりするし、盗み手側を応援してたり

するんですよ・・・銀行の皆さん、すんませんm(._.)m

 

この映画を観ていた時期に観ていた多くの映画は

どこか普通とゆうか、常識を重んじて、ルールに従った

当たり障りのないような話の映画ばかりだったように思い出します。

でも、『マルコム』は違いましたね、あきらかに。

 

今、思い出しても、この映画を観た時の気分って

ちょっと他にはない感じで

この『マルコム』って、とても珍しいタイプの映画なんじゃないかと

そんなふうに思えます。

 

私はねぇ~

社会からズレちゃってる「はみ出し者たち」が

幸せになる映画が好きなんだよねぇ~・・・にひひにひひ音譜

 

 

で、この映画、VHSのビデオテープは日本でも

発売されてたんですが、DVD化はされてないようです。

日本で劇場公開されたかどうかはわかんねーけど

まあ、されたイメージはわきませんね。

 

それでも、けっこう世界ではいまだに人気が根強いようで

海外のサイトではこの映画のことが書いてあったりするんです。

そんだけ、観た人たちは気に入ったんじゃないかと

私はそう思うんですがね。

 

で、私もせめてもう一度、観てみたいんですが・・・

なかなかそれもかなわない感じです。

でも、ヤフオクを調べてみたら3点、VHSのビデオテープが

出品されてて、そのうちの一つは、ジャケットやケースのない

テープだけのもので、それは安値からスタートしてました。

じゃあ、入札するのか、って言われるとしないんですがね(^_^;)

また、大阪の日本橋のお店とか見て回ったら

あるかもしれません・・・。

 

どうなんやろーはてなマーク

また観れる日が、来るのかなーはてなマーク


 

キャストはともかく

(ジョン・ハーグリーヴスさんはこの映画の10年後

1996年に亡くなったそうです・・・)

ナディア・タス監督はけっこういろいろ映画を作ってはって

中でも『エイミー』(1997年)は観たいなと思ってた映画ですわ。

それもまあ、観たいとずーっと思ってて結局、観られてへん。

 

で、ナディア・タス監督と二人で製作してはる

デヴィッド・パーカーさんは脚本も撮影もやってはって

もしかすると、この映画、ほとんどナディアさんとデヴィッドさんで

作りはったんかもしれへん。

いや、そんな感じの映画なんですよ、手作り感を感じる・・・。

そんで、デヴィッドさんはやっぱり

『エイミー』でも製作、脚本、撮影をやってはるし

ナディア・タス監督の多くの映画でにかかわってはる・・・。

二人でずーっと映画を作ってきやはったんでしょうね。

もしや・・・と思って調べたら、お二人さん、結婚してはりましたわラブラブ

 

で、『マルコム』は音楽も本当に素晴らしくって

四半世紀が経った今も、その音がかすかに思い出せるんですけど

インターネットっちゅうのはそら便利なもんですね。

判明しましたよ、その音楽を誰が作ったのか。

 

ポール・コッペンズとサイモン・ジェフスとゆうお二人なんだけど

ポール・コッペンズ(Paul Coppens)さんの方は知らないけど

サイモン・ジェフス(Simon Jeffes)さんは

ペンギン・カフェ・オーケストラとゆうグループで

活躍してはったそうなんですねペンギンペンギンペンギン

 

ペンギン・カフェ・オーケストラペンギンペンギンペンギンペンギンペンギン

なんて素敵なグループ名でしょう・・・音譜

 

それを知ってから、聴いてみたいな、聴いてみたいな、と

思ってるんだけど・・・いまだ、ちゃんと聴けてないとゆう・・・。

 

私にとって「ちゃんと聴くこと」ってCDを買って聴くことなんだけど

そうなると、なかなか、ね。

庶民にはね・・・悲しーけど汗

 

同じかどうかはわからないけど

『マルコム』で現金を盗む場面で流れてた音楽

これじゃないかと思います。

いい曲ですよ、聴いてみて・・・ペンギン音譜ペンギン音譜ペンギン

 

The Penguin Cafe Orchestra-Telephone and Rubber Band

 

 



 

こうまで日本では忘れ去られた映画だと

是非、観てみてください、なんて絶対に言えないんだけど

私にとっては「もう一度観たい映画」なんです。

 

そして、なんでこの映画について書いたんかってゆうと

この映画について書いたあることが見当たらなかったので

こら、アカン、うちが書いとかにゃ・・・って使命感です。

そんな記録も残しときたいんやなー。

 

でも、10年前には

ペンギン・カフェ・オーケストラのベスト盤と

世界初のトリビュート・アルバムのリリースを記念して

『マルコム』が上映されたとのこと・・・。

知ってる人は知ってるし・・・好きな人は好きなんですね~クラッカー

 

でわ、でわ、でわ・・・

今日も読んでくださり、ありがとうですキスマークキスマークキスマークキスマーク

 

またです、アンニョン~(^.^/)))

 

 

※ 2024年5月6日 画像を追加しました。